ポケモンチャンネル
ポケモンチャンネル | |
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ジャンル | コミュニケーション |
プレイ可能人数 | 1人 |
開発元 | アンブレラ |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2003年7月18日 |
アメリカ | 2003年12月1日 |
オーストラリア | 2004年 |
ヨーロッパ | 2004年4月1日 |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケモンチャンネル(Pokémon Channel)は、2003年7月18日に発売されたコミュニケーションゲーム。ゲームキューブにのみ対応しているソフトである。価格は5,800円+税。
概要
ピカチュウげんきでちゅうを開発したアンブレラ社によるもの。モエギそうげん・スオウかいがんなど、ピカチュウげんきでちゅうにも登場する場所が存在しており、世界観は共通している。ただし、今回はマイク性能も存在せず、主人公も自由に動き回ることはできない。
登場するポケモンの鳴き声には声優が起用されているが、オーキド博士にはボイスが存在しない。
目的
ハツカタウンに住んでいるプレイヤー(主人公)と野生のピカチュウは、オーキド博士が製作している、ポケモンとトレーナーが共に楽しめる「ポケモンチャンネル」の視聴者モニターとなる。
内容
このソフトは、テレビを見ること以外に、庭に出たり、家の周りに広がるモエギそうげんに行くことができる。また、「ゼニゼニ ショッピング」でフリーパスを注文すれば、その他の場所にも行くことができるようになる。
各地の野生ポケモンに話しかけるとコミュニケーションの一環としてクイズを出され、それに正解すると「ナイスカード」をもらえる。同じ場所でも時間帯や天候によって出現ポケモンは変わるので、全101種類のカードを集めるというのも楽しみの一つ。
テレビに映った画面で塗り絵を楽しむ「ドーブルペイント」でも遊べる。ゲームキューブ用のSDカードアダプタがあれば画像データとして保存可能。ホームページやブログで共有すればみんなで楽しめる。
さらに、ゲーム内にはポケモンミニが登場。オリジナルのポケモンミニゲーム「カビゴンのランチタイム」や、ポケモンミニで発売されたゲームの体験版をゲーム内で購入して遊ぶこともできる。
番組一覧
- レポートチャンネル
- レポートを書くためのチャンネル。
- ぼくたちピチューブラザーズ ~パーティはおおさわぎ!のまき~
- ピチュー兄弟が登場するオリジナルアニメ。5枚のディスクに分かれており、ゲームを進めるごとに続きが見れる。
- PNNN
- コダックがアナウンサーを務めるニュース番組。レポーターとしてニャースが登場する。
- ゼニゼニ ショッピング
- ゼニガメが司会を務める通販番組。フリーパスやもようがえグッズなどが販売され、手持ちのポケで購入できる。
- クイズ ソーナンス
- ソーナンスが司会を務めるクイズ番組。回答者のポケモンが3体登場し、シルエットや鳴き声などからポケモンを当てるクイズに答える。番組の最後にプレゼントクイズがあり、正解するとポケが入手できる。
- ムチュール★エクササイズ
- ムチュールが登場する体操番組。観賞しているとピカチュウがこの番組の体操を真似する。
- ヤドン天気予報
- ヤドンが登場する天気予報。放映されたエリアの天気がランダムで変わる。
- タマゴなにかな? Hatch Up! Pokéegg!
- タマゴからどんなポケモンが生まれるかを推測する番組。正解するとポケが入手できる。
- メリープぼくじょう
- 柵越えを繰り返すメリープをひたすら数えていく番組。50匹まで見ればクリア扱いになるが、その後もエンドレスで続く。
- ドーブルびじゅつかん
- プレイヤーがドーブルペイントで作成した絵をドーブルが紹介する番組。
- ラッキーのフォーチュンクッキー
- ラッキーの占い番組。プレイヤーは画面上に表示される複数のフォーチュンクッキーのうち1つを選び、選んだクッキーに応じてラッキーがプレイヤーを占ってくれる。
- ムチュムチュランキング
- ムチュールが司会を務める番組。「にんきポケモンランキング」といったランキング、「ポケモン100ぴきにききました」と題したアンケート、「チャンネルをなんかいかえたか?」といったプレイヤーの記録を紹介するコーナーがある。
- ポケモンあまるかな?
- 複数現れるナゾノクサやソーナノが2匹ずつペアになれるかどうかを「ぴったり」か「あまる」かで答えるクイズ番組。正解するとポケが入手できる。「ぴったり」か「あまる」かを答える早さによって入手できるポケが変わるほか、1度正解すると連続して挑戦でき、ポケを上乗せできる。
番組拡張パック
ソフトとは別に付いてくる。本編のソフトのメモリーカードのセーブデータがあれば、その進行状況によってテレビ等が変わる。
内容
- ピカチュウ・ザ・ムービーヒストリー
- 劇場版ポケットモンスター(ミュウツーの逆襲から水の都の護神 ラティアスとラティオスまで)の簡単なストーリーを見ることが可能。
- 劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ予告編
- 予告編を見ることができる。
- ポルカ・オ・ドルカミュージッククリップ
- ポケモン花火 七夜の願い星 実写映像
- ポケモン花火の実写映像を見ることができる。
付録
本編のドーブルペイントシステムをパワーアップできるカードe+入り
- ラインアートカード×2枚
- ペイントパターンカード×1枚
シナリオ
オーキド博士から、ポケモンたちによるテレビ番組「ポケモンチャンネル」のモニターに選ばれた主人公。番組を見てレポートを送ると、なんと野生のピカチュウが部屋に飛び込んできた。テレビに興味津々のピカチュウにはオーキド博士も関心を抱き、ピカチュウと一緒に番組を見たレポートを送って欲しいと頼まれる。
ピカチュウのいたずらでテレビが壊れたり、番組のディスクがなくなってしまうというトラブルを乗り越えて、ついにアニメが完成する。すると幻のポケモンのジラーチがやってきた。オーキド博士からプレゼントされた「星空映写機」を使って、トキワの森のみんなで試写会を開こう!
ディスク情報
- 型番:DOL-GPAJ-JPN/DOL-D56J-JPN
- メモリーカード必要ブロック数:22(176KB)
- ディスクサイズ:1.12GB/1.11GB
- 備考:前者がメインディスク、後者が拡張ディスク
スタッフ
備考
- ゲーム内の時間はゲームキューブの内蔵時計を利用し、現実の時間とリンクするようになっていて、日数が進むことなどで、視聴できる番組が増加していく。
- ゲームが進んでいくと、ピカチュウは懐いて、プレイヤーが愛称を付けることができるようになる。
- ゲームキューブ用のSDカードアダプタに対応した数少ないソフトである。他は『どうぶつの森e+』のみ。
- ピカチュウげんきでちゅうと同様、攻略本は発行されていない。
- 欧州版でのみ、ある条件を満たすことでジラーチを『ルビー・サファイア』に送ることができる。詳細はジラーチ (CHANNEL)を参照。
- ポケモンミニはエミュレータとROMイメージが組み込まれているため、ハックに利用されることもある。
- ポケモンミニのROMイメージのサイズはすべて512KBである。