ポケモンバンク
ポケモンバンク | |
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ジャンル | ユーティリティ |
プレイ可能人数 | 1人 |
開発元 | ゲームフリーク |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2013年12月25日 |
アメリカ | 2013年12月25日 |
オーストラリア | 2013年12月25日 |
ヨーロッパ | 2013年12月25日 |
韓国 | 2013年12月25日 |
香港 | 2013年12月25日 |
台湾 | 2013年12月25日 |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケモンバンク (Pokémon Bank) は、2013年12月25日に配信されたユーティリティソフト(ダウンロード専用)。対応ハードはニンテンドー3DS。
2023年3月下旬に新規ダウンロード終了、およびサービス無償化 (詳細は後述)。
概要
ポケモンボックス ルビー&サファイア、みんなのポケモン牧場などと同じポケモン保管ソフトであるが、サーバー上にポケモンのデータを保存し、インターネットを通じてポケモンの預け入れ、引き取りを行うソフトである。全部でポケモンを3000匹保存することができる(30匹×100ボックス)。
案内役はポケモンボックス ルビー&サファイアにも登場したアズサが務めている。
第六世代(X・Y・オメガルビー・アルファサファイア)同士、第七世代(サン・ムーン(Ver.1.3以降)、ウルトラサン・ウルトラムーン(Ver.1.4以降))同士の出し入れをそれぞれ自由に行うことができる。
第五世代(ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2)からは、別のユーティリティであるポケムーバーを使用し、ポケモンバンクにポケモンを転送できる(送ってしまうと元に戻せないので注意)。
Ver.1.3以降バーチャルコンソール版の第一世代 (赤・緑・青・ピカチュウ) もポケムーバー対応となったが、第六世代へは引き出しできない。引き出し先はサン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンとなる。
預けたポケモンの数に応じて時間経過でポケマイルポイントが貯まり、ポケマイルもしくはバトルポイントでもらえる機能がある。ポケマイルで受け取る場合は額面通りのポイントを貰える。バトルポイントで貰う場合、貯まったポケマイルポイントが10分の1のバトルポイントに交換される。10未満の端数は切り捨てられ、ポケモンバンク側に未消費のポイントとして残される。
第七世代対応後
2017年1月25日のVer.1.3以降、上記の要素に加え以下の要素が追加される。
- サン・ムーン同士での出し入れ
- X・Y・オメガルビー・アルファサファイアからサン・ムーンへの転送
- バーチャルコンソール版の赤・緑・青・ピカチュウからポケモンバンクへの転送
- 第六世代以降の全バージョンのポケモンずかん閲覧機能の追加
さらに2017年11月20日のVer.1.4にて、以下の要素が追加された。
- バーチャルコンソール版ポケットモンスター 金・銀からポケモンバンクへの転送
- バーチャルコンソール版ポケットモンスター クリスタルには発売当初より対応している。
- バーチャルコンソール版第一世代同様に、第七世代のみ引き出しが可能となる。
- ウルトラサン・ウルトラムーンへの対応
第八世代への引継ぎ
2020年2月12日のVer.1.5以降、以下の要素が追加。
- Pokémon HOMEへの引継ぎ機能
- 引き継いだポケモンはポケモンバンクからは消滅し、戻すことはできない。
- この追加に伴い、2020年2月12日〜同年3月12日の間、『ポケモンバンク』『ポケムーバー』を無料で利用できるキャンペーンが実施された。
配信終了・サービス無償化
ニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」のサービスが、2023年3月28日午前9時に終了した。『ポケモンバンク』『ポケムーバー』はeショップで入手するソフトであるため、これに伴い、新規ダウンロードが終了となった。同時に、『ポケモンバンク』の利用券の販売も終了し、サービス無償化となった[1]。
配信イベント
不定期的にポケモンシリーズ本編と連動した配信イベントが開催されることがある。配信ポケモンは他の配信ポケモン同様にGTSへ預けることができず、さらにパソコンのボックスに送られる時点で自動セーブされるため個体値や性別などの厳選もできないが、親は受け取ったソフトに依存するため、ニックネームなどは自由に付けられる。なお、ポケモンバンクのソフトを対象とするイベントなので、1台の3DSで一度しか受け取ることはできない。
- 配信開始〜2014年9月30日の期間にポケモンバンクのボックスにアクセスすると、特別なわざ「てかげん」を覚えたセレビィを受け取ることができる。
- セレビィを受け取るには、ポケモンバンク初回起動時に貰えるポケマイルポイントを一度X・Yロム内の起動メニューからポケモンリンクという機能を使って送ったのち、再度アクセスする必要がある。
- 2015年2月27日〜同年11月30日の期間内にアクセスすると、かくれとくせいのメガニウム・バクフーン・オーダイルが3匹同時に手に入る。この配信イベントはX・Y・オメガルビー・アルファサファイアのいずれでも受け取れる。
- 2016年3月4日〜同年10月30日の期間内にアクセスすると、かくれとくせいのレジロック・レジアイス・レジスチルが3匹同時に手に入る。この配信イベントはX・Y・オメガルビー・アルファサファイアのいずれでも受け取れる。
- 2017年1月25日〜同年10月2日の期間内にサン・ムーンでアクセスするとミュウZが手に入る。この配信イベントはサン・ムーンでのみ受け取れる。
- 2018年3月8日〜同年10月31日の期間内にアクセスすると、かくれとくせいのジュナイパー・ガオガエン・アシレーヌがふしぎなおくりものに送られる。この配信イベントはサン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンのいずれでも受け取れる。
- 2019年3月29日〜同年10月31日の期間内にアクセスすると、かくれとくせいのヤレユータン・ナゲツケサルがふしぎなおくりものに送られる。この配信イベントはサン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンのいずれでも受け取れる。
重要なアップデート
- Ver.1.1 - サーバーとの通信方法の変更
- Ver.1.2 - オメガルビー・アルファサファイア対応
- Ver.1.3 - サン・ムーン対応
- Ver.1.4 - ウルトラサン・ウルトラムーン対応
- Ver.1.5 - Pokémon HOMEへの引継ぎ対応
注意点
- 最初の設定時に言語選択をするが、言語はあとから変更できないので注意。
- アイテムを持たせての保存はできない(持たせているどうぐはバッグに戻される)。
- ひでんわざは覚えていても預けることが可能。
- 通信交換ではないため、預けたり引き出したりしても通信交換で進化するポケモンは進化しない。
- ポケモンバンクを通じて他のソフトへポケモンを移動させた場合でも通信進化は起こらない。
- ショップ機能を使用するため、ペアレンタルコントロール制限をかけているものは使えない。
- 第四世代以前のものはパルパーク、ポケシフターを使用していったん第五世代に送らないといけない。
- この時、第四世代以前のポケモンの出会った日付はポケシフターで受け取った日付に設定される。ポケモンHOMEまで送ってもその日付設定のままになる。
- 第六世代以前出身のポケモンをポケモンバンクに預けた後に、一度でもサン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンで引き出した状態でレポートすると、それ以降第六世代から引き出すことはできなくなる。また、サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンから預けたポケモンは、第六世代側では引き出すことができない。
- ぬしポケモンのうち、ウルトラサン・ウルトラムーン初出である(=サン・ムーンに登場していない)オニシズクモ、Aガラガラ、トゲデマル、アブリボンは、ポケモンバンクに預けることができない。
- X・Y以降での多くの公式大会、Wi-Fi大会、レーティングバトルでは、ポケムーバーを使用してX・Y以降に送られたポケモンが使用できない。
- バトルボックスに登録中のポケモンは預けることができない。
- 過去に公式から「ポケモンを預けたまま課金が停止された状態で一定期間が経過すると、預けてあるポケモンは消滅する」と案内されていた(一定期間についての詳細は非公開)。しかし、2023年3月28日時点では、過去にそのような対応を行った例はないと公表されている。[2]
備考
- ポケムーバーを使用して送られたポケモンは、トレーナーメモに「○○地方から時間と空間をこえてはるばるやってきたようだ」(X・Yの場合「○○地方から時間と空間をこえてカロス地方にはるばるやってきたようだ」)と表示され、出会った日付は表示されず転送した日付のみ表示される。
- 利用料については、サーバメンテナンスやウイルス対策などが主な名目とされている。
- 2013年12月25日の配信開始直後、アクセス集中によりWii Uおよびニンテンドー3DSのネットワークサービス接続エラーが発生した[3]。これに対し、任天堂はニンテンドーeショップへのアクセス集中を緩和するため、2013年12月26日21時30分以降ポケモンバンクの配信を一時停止している[4]。同年12月27日に、試験的に国ごとにアクセス制限を設けた(日本ではニンテンドーeショップの利用時間を6時〜18時の間に制限)結果、混雑が緩和されたことが確認できたものの、ポケモンバンクに関しては利用客の増大を考慮したシステムに与える負荷の検証中に伴い、配信再開には至っていなかった。2014年1月22日に配信が再開されたが、再びアクセスが殺到するのを防止するためか、事前告知なしで配信が再開されていた。なお、告知自体は同日中に行われた[5]。
- 公式は、改造ポケモンのチェックをしているが、その基準については明確にしていない。[6]
- 日本版の3DSで北米版ポケットモンスターシリーズ、欧州版ポケットモンスターシリーズは動作せず遊ぶことはできないが、日本版3DSのポケモンバンクで北米版、欧州版のソフトからポケモンを引き出し、預け入れは可能。
この時表示される言語や、「ポケットモンスター ○○」のタイトルロゴ画像は日本語設定であれば日本語仕様になる。
関連項目
外部リンク
脚注
- ↑ ニンテンドー3DSシリーズの「ニンテンドーeショップ」サービス終了に伴う『ポケモンバンク』サービス無償化のお知らせ - ポケットモンスターオフィシャルサイト
- ↑ 過去に『ポケモンバンク』に預けていたポケモンについて – Pokémon Support Top
- ↑ Wii Uおよびニンテンドー3DSのネットワークサービスの接続エラーについて 任天堂ホームページ
- ↑ ニンテンドーeショップの接続障害に伴う『ポケモンバンク』の一時配信停止のお知らせ 任天堂ホームページ
- ↑ ニンテンドー3DSダウンロードソフト『ポケモンバンク』の配信再開のお知らせ
- ↑ よくある質問「ポケモンバンク」公式サイト - Q『ポケモンバンク』には、不正な方法で作られたポケモンを預けられないよう、不正チェック機能は搭載されていますか?