ポケウォーカー
ポケウォーカーとはポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバーに連動したモンスターボールの形をした歩数計の一種である。
概要
ソフトからポケモンを一匹預け、ポケモンを育てたりなつき度を上げたりすることができる。さらに20歩歩くことごとに1W(ワット)が貯まり、このワットを消費することで野生ポケモン(ポケトレ)やアイテム(ダウジング、ポケモンを入れなくても可能)を入手できるミニゲームを行える。ポケモンを預けていない場合、コースに出てくる野生ポケモンが勝手についてくることがある。
ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバーに同梱という形で販売される。
NDS用ソフト「歩いてわかる 生活リズムDS」に同梱されていた生活リズム計のデバイスを使用して作られている[1]。
本体の動作にボタン電池が利用されている。電池寿命は約4ヶ月。電池の残量が少なくなると、警告マークが液晶内に表示される。残量切れの際は、直近60分のデータが失われるが、それ以前の過去のデータは保存されている。交換には、裏ふたを開くプラスドライバーとボタン電池 CR2032 が1個必要。
おでかけできる場所の一覧
ポケトレ
ワットを10消費してできる、野生ポケモンを捕まえることのできるミニゲーム。
4つの草むらが表示され、その中の1つから「!」などの記号が表示される。その草むらにカーソルを合わせ、ボタンを押すことで、野生ポケモンと出会える(これが2回以上必要な場合もある。最大4回まで押せる)。間違った草むらを選んだ場合でも選び直せるが、正しい草むらを選べず一定時間を経過すると逃げられてしまい、失敗となる。
野生ポケモンとの戦闘では、たたかう、かわす、つかまえるの3つのコマンドが用意されている。この3つを使って相手のHPを削り、捕まえることができれば、手持ちとなる。お互いのHPは戦闘開始時点では常に4。「たたかう」は、相手にダメージを与えるコマンドで、1ダメージを与えることができる。相手が「にげる」を選んでいた場合、急所に当たり、2ダメージ与えることができる。相手が「かわす」を選んでいた場合、ダメージは与えられない。「かわす」は、相手の攻撃をかわすコマンドで、相手が「たたかう」を選んでいた場合、相手の攻撃によるダメージはなく、自分の攻撃のみを当てることができる。相手が「かわす」を選んでいた場合、「にらみあった」となり、お互いにダメージはない。相手が「にげる」を選んでいた場合、逃げられてしまう。つかまえるは、相手のポケモンを捕まえるコマンドで、相手のHPが低いほど捕まえやすい。捕獲に成功すると、手持ちポケモンとなり、戦闘は終了する。前述の相手の「にげる」コマンドが成功する、相手を倒す、自分のポケモンが倒れる、ボールを投げたが、ボールから相手が出た場合は相手を捕まえることなく戦闘終了となる。自分のポケモンが倒れた場合強制的に10ワット(10ワットに満たない場合、手持ちのワットを全て失う)落とすことになるので結果的に20ワット消費してしまう。
出現するポケモンは、現在溜まっている歩数や、草むらから出るアイコンによって珍しさが異なり、特定の条件でないと出現しないポケモンもいる。
ハートゴールド・ソウルシルバーでは入手できないがポケウォーカーでのみ入手できるポケモン
配布限定
ダウジング
ワットを3消費してできる、草むらの中のどうぐを見つけることの出来るミニゲーム。ポケモンを入れていなくても挑戦できる。
6つの草むらの中にひとつだけ隠れているどうぐを見つけたら、ゲット出来る。チャンスは2回。1回目で失敗したらヒントが出る。
- 「ちかくにはんのう!」 選んだ草むらの両隣のどちらかにある。1回目で両端のどちらかを選んでいた場合、これが出ると2回目に確実に見つけることができる。
- 「とおくにはんのう!」 選んだ草むらの両隣以外にある。
出るアイテムの種類は現在の歩数による。0の場合は特定のアイテムが出るので、特定のアイテムを大量に手に入れる際に役立つ。
備考
- かつては、ポケモンセンター各店に「ポケウォーカースポット」というものが設置されており、ポケウォーカーと通信することで、冒険に役立つアイテムを手に入れることが可能だった。また、店内のスタッフが持ち歩いているポケウォーカーと通信することも可能だった。
脚注
外部リンク
- 『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』公式サイト ポケウォーカーの機能を大公開! (アーカイブ)
- ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー:『ポケウォーカー™』に関するよくあるご質問
関連項目
- ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー
- ポケットプリンタ - ハートゴールド・ソウルシルバー側でのポケウォーカー接続のBGMは、ポケットプリンタとの通信中BGM(未接続時などでの通信エラー時も流れる)のリメイクである。