劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ
劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ(げきじょうばん - ななよのねがいぼし - POCKET MONSTER ADVANCED GENERATION: WISHING STAR OF THE SEVEN NIGHTS)は、テレビアニメ「ポケットモンスター」の映画版第6作目である。日本公開は2003年7月19日。北米版でのタイトルは「Jirachi: Wish Maker」。
概要
宣伝コピーは「千年に一度の彗星の夜、願いはかなう。」
あらすじ
旅を続けるサトシ達は、1000年に1度、7日間だけ現れる千年彗星の見えるところで行われる遊園地に遊びに来た。何もないと思っていたらトラックが大量に現れ、みるみるうちに移動遊園地は完成した。そんな遊園地を見ていると、サトシ達は「グレートバトラーのマジックショー」というチラシを手に入れる。
サトシ達はバトラーのショーを見に行った。ところが、マサトは、バトラーの持つ紫色の繭から声が聞こえ、舞台に上がっていってしまう。そしてそれを止めに行ったサトシ共々、ショーの手伝いをすることに。
ショーが終了した後、マサトは繭から声が聞こえたとバトラーに話す。するとバトラーは「君のような少年を捜していた」と言う。そしてマサトは繭を預かることになった。すると、繭からジラーチが目覚めた!
ジラーチは願いを叶えてくれるポケモン。マサトが「お菓子が食べたい!」とジラーチに言うと、遊園地のお菓子屋の屋台のお菓子がサトシ達の元へ瞬間移動された。ジラーチはものを瞬間移動させる能力も持つのだ。
しかし、バトラーの真の目的は、ジラーチが目覚めた後、その力を利用してグラードンを蘇らせ、自分を除名したマグマ団を見返してやることであった。夜中にジラーチがいないことに気づいたサトシ達は、そんなバトラーの野望をアブソルとともに食い止める。そして、ダイアンの勧めにより、ジラーチを生まれ故郷のファウンスに還してやることにした。ファウンスまでは4日の所要日数。ダイアンは車にサトシ達を乗せて出発した。しかし、出発時にグラエナによって車の発信機が起動したため、バトラーにはサトシ達がどこへ向かっているのか、分かってしまっているのであった…!
ファウンスに到着した一行はアブソルの案内でジラーチを眠らせるべき場所へ向かう。ところが先回りしていたバトラーがジラーチをとらえ、実験装置にセットしてグラードンをよみがえらせようとする。ところが、生まれたのは全く違う「メタ・グラードン」であった。バトラーもそれを見て肩を落とし、「こんなものを望んでいない」と言った。しかし、それどころではない。メタ・グラードンはファウンスを数歩歩くと、どんどん植物が枯れていった。そしてアブソルやファウンスのポケモンをどんどん吸収していった。生物のエネルギーを吸収して自分の力にしているのだ。そして今度はロケット団やダイアン、ハルカ、タケシも吸収されてしまう。サトシとマサトも吸収されそうになったが、ジラーチの瞬間移動で何とか難を逃れた。
バトラーは自分のボーマンダに、サトシとマサトはファウンスのフライゴンに乗って、メタ・グラードンの攻撃をかわしているうちに、バトラーはジラーチの力を借りて実験装置を逆稼働させればメタ・グラードンを倒せるのではないかと考えた。サトシはまただまそうとしていると信用しなかったが、ダイアンを救いたいと願っているバトラー。それによりサトシとマサトも同意。実験装置の逆稼働を開始する。ところが、ジラーチを守ろうとしてフライゴンとボーマンダ、バトラーがメタ・グラードンに吸収されてしまう。だが、サトシとマサトは装置の逆稼働に成功し、再び千年彗星のエネルギーを得たジラーチのはめつのねがいによってメタ・グラードンを倒すことができた。
吸収された人やファウンスのポケモンは全員助かった。バトラーとダイアンはファウンスに残り、生態系を研究することにした。2人はサトシ達を近くの街まで送り、サトシ達と別れたのであった。
主な登場キャラクター
ゲストキャラ
レギュラーキャラ
ポケモン
- ピカチュウ(サトシ)
- ニャース(ロケット団)
- ソーナンス(ムサシ)
- ジラーチ(映画)
- アチャモ(ハルカ)
- アブソル
- フライゴン
- ボーマンダ
- キルリア
- グラエナ
- サマヨール
- メタ・グラードン
- ファウンスのポケモンたち
備考
- ポケモンチャンネルの拡張パックで、予告編を見ることができる。
- 前売り券での配信ポケモンはジラーチ (ネガイボシ・ID:30719)。
- テレビ放送の際は、AG編第157話と一緒に放送されたことがあった。