ポケモンボックス ルビー&サファイア
ポケモンボックス ルビー&サファイア | |
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ジャンル | ユーティリティ |
プレイ可能人数 | 1人 |
開発元 | 任天堂 ゲームフリーク |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2003年5月30日 |
アメリカ | 2004年7月11日[1] |
オーストラリア | 2004年7月16日 |
ヨーロッパ | 2004年5月14日[2] |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケモンボックス ルビー&サファイア(英語:Pokémon Box Ruby & Sapphire)は、2003年5月30日に発売されたゲームキューブ用ユーティリティ。
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』向けのポケモン整理ツールで、最大1500匹のポケモンを保管することができる。『ルビー・サファイア』と同じ第三世代の作品として位置づけられる『ファイアレッド・リーフグリーン』・『エメラルド』も、一部機能の利用はできないがポケモンの保管を行うことができる。本作を利用する際には、ゲームカートリッジを挿したゲームボーイアドバンス本体とゲームキューブをGBAケーブルで接続する必要がある[注釈 1]。ゲームキューブメモリーカードは、日本語版の場合はメモリーカード59のみ対応しており、メモリーカード251は非対応である。
案内役は、『ルビー・サファイア』に登場するポケモン預かりシステムの管理者・マユミの姉であるアズサが務める。ポケモンボックス自体は、アズサがマユミの開発したポケモン預かりシステムを改良したものという設定である。
2003年5月30日に日本で発売されたのち、翌2004年7月11日にアメリカ合衆国で発売された。アメリカ合衆国では、ニューヨークにあるポケモンセンターでのみ購入することができた。ヨーロッパでは2004年5月14日に発売された「Pokémon Colosseum Mega Pak」とよばれるゲームキューブバンドルに本作が入っていた[3][4]。「Pokémon Colosseum Mega Pak」には本作のほかに、ゲームキューブ(ブラック)、ポケモンコロシアム、GBAケーブル、ゲームキューブメモリーカード251が入っていた[3][4]。累計で約23万本販売された。
機能
ポケモンボックス
スタートメニューの「ポケモンボックスへいく」を選択することで利用できる機能で、ゲームとの間でポケモンの整理を行うことができる。
60匹が入れられる「ポケモンボックス」が25個用意されており、最大で1500匹のポケモンを保管することができる。また、ポケモンの能力値を確認したり検索や並び替えを行ったりすることもできる。
なお、ポケモンの移動を行ったり本作を利用したりするには、各ゲームで特定の条件を満たす必要がある。ボックスを見たり自分が親であるポケモンを操作したりすること自体は、特定の条件を満たしていなくても可能である。また、本作を利用する際には、ポケモンセンター内でレポートを書いている必要がある。
- ルビー・サファイア
- ファイアレッド・リーフグリーン
ディスプレイする
預けたポケモンをコマにして飾ることができる。
用意された3Dステージからひとつを選択し、そのステージ上に預けたポケモンの姿が写されたコマを配置して鑑賞することができる。
ぼうけんにでる
スタートメニューの「ぼうけんにでる」を選択することで利用できる機能で、GBAケーブルで接続した『ルビー・サファイア』をテレビ画面で遊ぶことができる。
本作にはGBAのBIOS・エミュレータと『ルビー・サファイア』のROMイメージが組み込まれており、カートリッジからはセーブデータのみ読み込まれている。『ファイアレッド・リーフグリーン』・『エメラルド』はROMイメージが組み込まれていないため、この機能を使うことができない。『ポケモンスタジアム金銀』でもGBビルで携帯機向け作品を遊ぶことができたが、GBビルとは異なり倍速機能はない。なお、この機能で遊んでいる間は通信機能を使うことができない。ゲーム中はプレイ画面を1枚撮影することができ、撮影した画像はボックスの背景に設定することができる。
ゲームボーイプレーヤーが接続できないWiiで、第三世代の携帯機向け作品を遊ぶことができる唯一の方法である。
タマゴ
ゲームから一定数のポケモンを預けることで、通常は覚えない技を覚えたポケモンのタマゴをアズサからもらうことができる。ひとつのセーブデータに計4個のタマゴをもらうことができ、もらったタマゴはボックスに追加される。預けるポケモンは同一のIDである必要はないが、すべて同じゲームカートリッジから転送されている必要がある。
もらったタマゴから生まれるポケモンは、以下の通りである。
データ
- 型番:DOL-GPXJ-JPN
- メモリーカード必要ブロック数:59(472KB)
- ディスクサイズ:37MB
- 価格:メモリーカード59とのセット商品は税別2000円 / メモリーカード59にGBAケーブルも付属したセット商品は税別2800円
- 備考:メモリーカード59のすべてのブロックを使用するため、ほかのゲームとの併用はできない。同梱されているメモリーカード59はオリジナルカラーのものである。
スタッフ
ポケモンボックス ルビー&サファイアのスタッフクレジットを参照。
備考
- 一部のルビー・サファイアのBGMがMIDIファイルとして収録されている。
- 日本国内版では海外版ROMを読み込むことはできない。
- ボックスの検索機能のひとつ「とくせいであつめる」に、没特性であるそうおんがある。
- バグポケモンがボックスや手持ちにいる場合、「正体不明なポケモン」として認識され、警告文が出て接続できない(タマゴとして所持している場合も同様)。
脚注
注釈
- ↑ 起動時とセーブ時以外は、ゲームボーイアドバンスの電源をオフにしていて構わない。
出典
- ↑ Pokémon Box | Video Games & Apps、Pokemon.com
- ↑ Pokémon Box | Video Games & Apps、Pokemon.co.uk
- ↑ 3.0 3.1 Pokemon Colosseum and Box Pak - IGN、2004年4月15日公開。
- ↑ 4.0 4.1 Nintendo announces GameCube and Pokemon Colosseum Mega Pak | Eurogamer.net、2004年4月14日公開。