ポケモンセンター
ポケモンセンターとは、主に町にある、手持ちポケモンの回復、およびポケモン通信を行う施設。手持ちポケモンや道具の交換を行えるパソコンもある。
概要
フレンドリィショップとともに町の施設の定番となっている。主人公がストーリーの最初に旅立つ以外の町には必ずといってよいほど存在する。ただし、カナワタウンやメイスイタウンなど設置されていない町もある。その他にもダンジョンの入口など、道路に設置されていることもある。
第一世代は1階建て。全ての機能が1フロアに存在する。パソコンは入って右奥にあり、回復を行うカウンターからは見えない。また、設備ではないが入って左側のソファーに座っている少年はマップの一部であるため、セキエイこうげんを除く全てのポケモンセンターに必ずいる。
第二世代、第三世代は2階建てで、通信に関する要素は2階で行う。第二世代からパソコンが回復を行うカウンターから見える場所に設置されるようになった。
第四世代では地上2階、地下1階建てで、基本的には前世代を踏襲しつつ、Wi-Fi通信は地下で行う。ハートゴールド・ソウルシルバーでは2階部分が吹き抜け構造となり1階部分と統合されて消滅し、地上1階、地下1階建て。
第五世代ではハートゴールド・ソウルシルバーと同じく、2階部分が吹き抜け構造だが、地下1階が消滅し2階部分に移動、さらにフレンドリィショップとGTSが統合されている。
第六世代では、通信要素はポケモンセンターではなくメニュー画面から行うようになったので、シンプルな1階建て構造になった。X・Yでは前作に引き続きフレンドリィショップが統合されているほか、新機能として衣装を着替えられるフィッティングルームがある。リメイク作であるオメガルビー・アルファサファイアはリメイク元同様にフレンドリィショップが別に設置されており、ポケモンセンター自体の機能は回復とパソコン程度のものとなっている。
第七世代ではX・Y同様にフレンドリィショップが併設されており、飲み物を注文したりポケマメなどをもらえるカフェスペースが併設された。フィッティングルームはなく、着替えはブティックで可能となっている。
第八世代では引き続きフレンドリィショップが併設されているほか、カフェスペースでは姓名判断、ポケモンの思い出、わざわすれ、わざおもいだしなどのサービスを行ってくれる。また、パソコンはロトミというロトムが付いたものとなっており、従来のボックス操作のほかにIDくじやポケジョブなどのサービスが利用できる。
第九世代では、フレンドリィショップの併設はそのままで、屋外型のスタンドのような施設になっている。冒険のアドバイスをもらうこともできる。また、設置されているわざマシンマシンを使ってわざマシンを作成できる。キタカミの里のスイリョクタウンでは仮設テントで運営されており、フレンドリィショップは併設されていない。ブルーベリー学園のテラリウムドーム内にはポケモンセンターが設けられておらず、代わりに各地に設置されているセルフ回復マシンという装置でポケモンの回復を行う。
回復施設
ポケモンの回復はカウンターで職員(PCおねえさん)が応対する。職員は赤・緑・青が黒い服でロングヘアーの女性、ピカチュウバージョンではアニメ版のジョーイを思わせる白衣の女性とラッキー、第二世代以降はピカチュウバージョンからの継承で看護師風の制服を着た女性となっている(スカーレット・バイオレットの職員のみカジュアルな服装となっている)。回復は無償で行ってもらえる。HPとPPが満タンになり、かつポケルスを除いた状態異常もなくなる。ポケルスが導入された第二世代以降、ポケルスがついた状態で初めて預けると、ポケモン回復後にポケルスについて説明してくれる。
通信施設
初代から第五世代まで設置されていたサービス。ポケモン通信では通信ケーブルを使った対戦、交換をすることができる。
ルビー・サファイア以降は4人での交換、さらには海外版との通信[1]ができるようになり、ファイアレッド・リーフグリーン以降ではワイヤレスを使った通信ができるようになった。また、ダイヤモンド・パール以降は通信ケーブルに代わりDSワイヤレス通信を使用する。
第四世代では地下1階でニンテンドーWi-Fiコネクションを使った通信もできるようになった。
配達員
ふしぎなおくりものを受け取れるサービスで、受け取った贈り物があると配達員が現れる。第六世代ではふしぎなおくりものとポケモンリンクの配達員が別になっていたが、第七世代ではポケモンリンクの機能自体がふしぎなおくりものに統合され、全て同じ配達員から受け取るようになった。第八世代では贈り物を即座に受け取れるようになったため、ポケモンセンターでの受け取りサービスはなくなった。
アニメ版の設定
アニメ版においてはジョーイと、ラッキー(カントー地方・ジョウト地方・ホウエン地方・シンオウ地方)/タブンネ(イッシュ地方)/プクリン(カロス地方)/ハピナス・キュワワー(アローラ地方)/イエッサン(ガラル地方)が応対する。ポケモンの体力回復やポケモンの交換以外にも、モンスターボールの整備、トレーナーの宿泊、レストランもある設定になっている。各地に数多く点在し、書籍によっては「どの町にもかならずある」とされていることもあるが、劇中ではポケモンセンターが存在しない町もある。
基本的に施設の利用は無料とされているが、無印編第5話のニビシティのポケモンセンター内のレストランで食事をしていた際にサトシはカスミの提案を断ったために怒ったカスミがレストランの金額代を押し付ける描写もある。
センターの管理は、基本的に女医のジョーイと専門学校を卒業したナースポケモン・ラッキー/タブンネ/プクリンが行っている。 センター周辺の自然環境やそこに住む野生のポケモン達を保護するのも、ポケモンセンターの重要な役割である。
センターによっては、前述の基本的な設備だけでなく、ポケモンバトルやポケモンコンテストの会場を完備し、立地によっては温泉を備えた施設もある。またポケモンリーグなど大規模な大会が行われる際には、臨時のセンターが設けられることもある。
転送マシンでポケモンを送ることができるがゲームではマシンを作った人のところへ送られるのに対し、アニメでは図鑑をくれた人のところへ送られる。
ポケモンカードゲーム
ポケモンカードゲームでは、以下のトレーナーカードがポケモンセンターに関連するカードとして登場している。
マンガにおけるポケモンセンター
ポケットモンスターSPECIALにおけるポケモンセンター
第4話で初登場した。
各言語版での名前
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脚注
- ↑ 説明書などでは触れられていないが、開発者がブログなどで紹介していた公式の隠し要素である。
外部リンク
関連項目
- フレンドリィショップ
- ポケモンコミュニケーションセンター - ポケットモンスター クリスタルバージョン日本語版のコガネシティにある施設
- ポケモンセンターで戦えるトレーナー - プラチナにおける各地のポケモンセンターに登場するトレーナー一覧
- PCおねえさん