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イリュージョン
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イリュージョンは、ポケモンのとくせいの一種。
効果
化ける対象
イリュージョンを持つポケモンが場に出る直前の時点で、手持ちの一番後ろにいるひんしでないポケモンに化ける。
- イリュージョンを持つポケモンを先発で出した場合、メンバー選出時に一番最後に選んだポケモンが対象になる。
- バトルの途中で、イリュージョンを持つポケモンを交代で場に出した場合、最後尾にいるポケモンが対象になる。
- イリュージョンを持つポケモンしか残っていない場合を含めて、そのポケモン自身が最後尾にいた場合、死に出しでも交代出しでもそのポケモンのまま化けずに出てくる。
- イリュージョンを持つポケモンが場にいる間に一番後ろのポケモンが変わっても、交代しない限り化ける対象が変わることはない。
- 手持ちが2匹しかいない状態でサイドチェンジを使うと最後尾のポケモンが変わるが、イリュージョンに影響はない。
コピーするもの
- 名前
- ポケモンを繰り出す際や、技を使用する際などに流れるメッセージの名前は、味方視点でも敵視点でも化けた先のポケモンの名前になる。ニックネームが表示されるバトルではニックネームも同様にコピーする。
- HPバーの上に記載されている名前は、第八世代までは味方視点でも敵視点でも化けた先のポケモンの名前になる。第九世代では味方視点でのみゾロア/ゾロアークの名前になる。
- トレーナーが行動選択をするときのメッセージは「<イリュージョンのポケモン>は どうする?」となる。
- B2W2のポケウッドスターエフェクト、ORASのコンテストスターリボンエフェクト、第八世代以降のリボンやあかしによる二つ名もコピーする。
- レベルアップによって技を覚える場合、先頭にいる・いないに関わらずコピーされた名前が技を覚える際のウィンドウに表示される。
- 性別の表示
- 外見
- 色違いであるかないか
- ゾロア/ゾロアーク自身が色違いであるかどうかは関係しない。化けた先が色違いのポケモンであったなら、化けたゾロア/ゾロアークも色違いになる。
- 入っているボールの種類
- ボールから登場する際のおもさのエフェクト、効果音
- たかさ
- 鳴き声
- UI上のタイプ (第七世代以降)
- 技選択画面におけるタイプの相性の判定は、第七世代では、味方視点でも敵視点でも化けた先のポケモンのタイプの相性で有効かどうかが表示される。第八世代以降では味方視点ではゾロア/ゾロアークのタイプに対する相性が表示されるが、敵視点では化けた先のポケモンに対する相性で表示される。
- 第七世代の下画面、第八世代の「じょうきょう」、第九世代の「様子を見る」で化けているポケモンのアイコンを押したときに表記されるタイプは、味方視点ではゾロア/ゾロアークのタイプを表示するが、敵視点では化けた先のポケモンのタイプが表示される。
- みずびたしなどによりゾロア/ゾロアークのタイプが変更されても敵から見たタイプは変わらない。
- 化けた先のポケモンのタイプが変わると、第七世代ではゾロア/ゾロアークのタイプ表示は変わらないが、第八世代以降ではゾロア/ゾロアークのタイプ表示まで変わる。へんしんでタイプが変わったときも含む。
- ゾロア/ゾロアークがテラスタルした場合、Ver.1.1.0の敵視点では化けた先のポケモンへの相性が表示されるが、Ver.1.2.0以降ではテラスタイプに対する相性が表示される。敵視点の「様子を見る」画面では、Ver.1.2.0までは化けた先のポケモンのタイプが表示されるが、Ver.1.3.0以降ではテラスタイプが表示される。
- 化けた先のポケモンがテラスタルした場合、またはテラスタルしたポケモンに化けた場合、Ver.1.2.0まではゾロア/ゾロアークのタイプ表示もイリュージョン先のテラスタイプに変化する。Ver.1.3.0以降ではイリュージョン先本来のタイプが表示される。イリュージョン先のポケモンのタイプが変わった後にテラスタルした場合でも、イリュージョン先本来のタイプの表記に戻る。ゾロア/ゾロアークに対する技の相性予測はテラスタイプに対するものに変化する。
- レベルの表示 (第九世代)
- 味方視点ではゾロア/ゾロアークのレベルが表示されるが、敵視点では化けた先のポケモンのレベルが表示される。
コピーできないもの
- 実際のステータス、タイプ、性別、レベル
- HP
- レベルの表示 (第八世代まで)
- 状態異常
- 特性
- おもさを参照する技に対してのおもさ
- 上記の通り登場時のエフェクトにおいてはおもさはコピーするが、くさむすびなどを受ける際はゾロア/ゾロアーク自身のおもさが参照される。
- 持ち物の情報
- 覚えている技の情報
- 通信対戦における選出画面での姿
- 第七世代ではYボタン、第八世代以降では+ボタンの相手の手持ち情報により、戦闘中に状態異常になったポケモンがイリュージョンで化けているポケモンかどうかを判別できる。イリュージョンのポケモンが、イリュージョンが解除されずにひんしになった場合、第七世代ではひんし状態のマークが付かないためイリュージョンの判別はできないが、第八世代以降ではひんし状態のマークが付くためひんしになったポケモンがイリュージョンのポケモンだったかを判別できる。
- 同じく第七世代以降における手持ち情報では選出が判明したポケモンが明るく表示されるが、イリュージョンで化けている間は化けた先のポケモンのみしか判明したことにならないため、イリュージョンを判別することはできない。第八世代における自分の手持ち情報についても同様。本物も同時に場に出てきてイリュージョンの選出が確定したとしても、イリュージョンが解除されない間はイリュージョンのポケモンは明るく表示されない。
- テラスタイプ・テラスタル状態
- 化けた状態でテラスタルしたときは、ゾロア/ゾロアークのテラスタイプの結晶が付く。
- テラスタル状態で場に出たときは、ゾロア/ゾロアークのテラスタイプでテラスタルした味方の姿で出てくる。
- テラスタル状態の味方に化けるときでも、テラスタルしてない姿で出てくる。
説明文
- 第五世代・第六世代
- うしろの ポケモンに なりきって でてくる。
- 後ろの ポケモンに なりきって でてくる。
- ブラック2・ホワイト2(チェレン)
- この とくせいの ポケモンは てもちで いちばん さいごの ポケモンの すがたに ばけて せんとうに でて くるんだ こうげきを うけると もとの すがたに もどるので ちゅうい すること
- この特性の ポケモンは 手持ちで 一番 最後の ポケモンの 姿に 化けて 戦闘に でてくるんだ 攻撃を 受けると 元の姿に もどるので 注意すること
- 第七世代・第八世代・第九世代
- てもちの いちばん うしろに いる ポケモンに なりきって とうじょうして あいてを ばかす。
- 手持ちの いちばん うしろに いる ポケモンに なりきって 登場して 相手を 化かす。
所有ポケモン:そのポケモンの別のとくせい
特性1 | 特性2 | 隠れ特性 | |
---|---|---|---|
ゾロア | イリュージョン | - | - |
ゾロア (ヒスイのすがた) |
イリュージョン | - | - |
ゾロアーク | イリュージョン | - | - |
ゾロアーク (ヒスイのすがた) |
イリュージョン | - | - |
こんなときに使おう
化ける対象として以下のようなポケモンが挙げられる。
- ゾロアークとタイプ上の弱点が異なるポケモンに化ける
- ゴーストタイプはあく・ゴーストが弱点だが、ゾロアークはこれらを半減できる。逆にゾロアークはかくとうやむしが弱点だが、ゴーストタイプはこれらを無効または半減にできる。
- かくとうタイプのポケモンに化けてエスパー技を誘えば無効化できるし、かくとう技読みでゴーストタイプを呼べばこちらのメインウェポンのあく技が刺さる。
- 「ゾロアークでなかった場合」のリスクが致命的なポケモンに化ける
- りゅうのまいを覚えるポケモンやちょうのまいを覚えるポケモンなど、1ターン対処が遅れた時点で手遅れになりやすいポケモンに対しての行動を相手に強いる。
- カウンターを覚えないポケモンに化ける
- タスキカウンターを警戒させないようにする。
ゾロアークを選出する場合、以下の理由から先発で出されることが多い。
- イリュージョンがバレると化けた先のポケモンが控えにいることが相手に知られるが、3vs3の対戦の2匹目でこれをやるとその時点で手持ちが全て相手にバレる。
- 耐久や火力面で、ゾロアークは後出しするには不安がある。
ゾロアークを2匹目に選出している場合、「先発を引っ込めて3匹目のポケモンを出す→3匹目のポケモンを引っ込めてゾロアークを出す」と言う流れを踏めば、一度本物を見せた後で偽者を登場させることができる。ただし、引っ込んだポケモンがダメージを受けていた場合、無傷になって帰ってきたことでゾロアークだとバレる。
ポケモン不思議のダンジョンにおけるイリュージョン
- マグナゲートと∞迷宮
- 野生ポケモンとして出現する場合、同フロアに出現する別の野生ポケモンに姿を変えて出現する。
- 変わるのは本編ポケットモンスターと同等に外見や名前のみで、わざ等は姿を変える前と変わらない。ダメージを与えるとイリュージョンは解ける。
- 味方として編成した場合は、ダンジョンに入っても姿を変えることはなく、何の効果もない。
- 超不思議のダンジョン
- 野生ポケモンとして出現する場合はマグナゲートと同様。
- しかし今回はわざを繰り出す際に正面の野生ポケモンのタイプととくせいが表示されるようになり、とくせい「イリュージョン」なら姿を変える前のポケモンが表示されるようになった。
- またわざを繰り出す際は、各わざの相性が姿を変える前で表示される。化けているポケモンのタイプを知っているならここで違和感が生じるはずなので、正面のポケモンに限るが前回よりも見抜きやすくなっている。
- 味方として編成した場合、強そうなポケモン(カクレオン)になりきる。
- しかし本編ポケットモンスターとは異なり外見だけでなく、少しだけ本当に強くなる。カクレオンになりきっても「つよさ」の画面のステータスは表記上一切変わっていないが、与えるダメージが増しているのは確認できる。
- 野生ポケモンと同様にダメージを受けるとイリュージョンは解け、次のフロアに移動すると再度カクレオンになりきる。
ポケモン+ノブナガにおけるイリュージョン
ポケモン+ノブナガの野望では本編と同様の効果のとくせいとして登場する。
- 効果
- 自軍の他のポケモンの姿で登場する。わざを使われた場合や、自分でわざを使った場合は本来の姿に戻る。
- 説明文
- 味方のポケモンに なりきって出てくる
- 所持ポケモン
特性の仕様
- この特性はコピーできない。
- この特性をスキルスワップ/さまようたましいで入れ替えることはできない。
- イリュージョン発動中のポケモンに対するへんしんは失敗する。同様に特性かわりものは発動しない。
- イリュージョンが解けたポケモンに対してならへんしん/かわりもので変身することはできる。この場合、変身したポケモンのイリュージョンは発動しない。
解除条件
- この特性は上書きできる。化けている状態で特性を失うとその時点でイリュージョンが解除される。
- 相手の攻撃技によってダメージを受けたときにイリュージョンは解除される。
- 連続攻撃技を受けた場合、1発目のダメージの際に解除される。
- 化けているときにZワザを発動するとイリュージョンは解除される。
- オーガポン、またはテラパゴス (ノーマルフォルム/テラスタルフォルム) に化けているときにテラスタルを発動すると、テラスタル直前にイリュージョンが解除される。
- 手持ちの最後のポケモンがテラスタル済みのオーガポン/テラパゴスである場合、イリュージョンは発動せずにゾロア/ゾロアークの姿のまま場に出てくる。
その他
- 第五世代では、最後尾のポケモンがひんしである場合や、同じ種族のポケモンである場合、発動しない。化ける対象がタマゴの場合、そのタマゴから生まれてくるポケモンに化ける。
- 第六世代以降では、ひんしのポケモン・タマゴを除いた最後尾のポケモンに化ける。同じ種族でも別個体であれば化ける。
- ダブルバトルで自分が先頭にいるときにひんしになり、交代できる味方がいなかった場合、げんきのかけらやさいきのいのりで復活すると即座に場に出てくるが、手持ちの後ろにいる場の味方には化けずにそのまま出てくる。
- メガシンカしたポケモンにも化けることができる。そのためには「先発をメガシンカさせた後に引っ込めて最後尾のポケモンを出す→最後尾のポケモンを引っ込めてゾロアークを出す」という流れを踏めばよい。同様の手順でゲンシカイキ・ウルトラバーストしたポケモンにも化けることができる。
- イリュージョン発動中のポケモンがダイマックスしても化けた状態は解除されない。
- キョダイマックスが可能な個体に化けたとしても通常の姿でダイマックスする。
- 通信対戦において、化けている状態でダイマックスしても、+ボタンの情報では化けた先のポケモンがダイマックス状態になって表示されるので、これによりイリュージョンのポケモンかどうかを判別することはできない。
- ダイマックスが不可能なザシアン/ザマゼンタ/ムゲンダイナに化けている間はダイマックスできない。
- ダイマックス可能なポケモンに化けているときにダイマックスを選択したがだっしゅつパックの効果で交代した後、そのターンの内にザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナに化けて再び場に出てきたときでもダイマックスは発動しない。
- オーガポン/テラパゴスに化けているときを除けば、イリュージョン発動中のポケモンがテラスタルしても化けた状態は解除されない。
- 通信対戦において、化けた状態でテラスタルしたときに+ボタンの情報を見ると、Ver.1.2.0以降では手持ちの最後のポケモン (イリュージョン対象となるポケモン) にテラスタイプのマークが付く。そのためイリュージョンが解除されないまま場から去った後は、特性イリュージョンのポケモンや、テラスタルしていないポケモンにマークが付くことがあるため、テラスタルしたポケモンがイリュージョンのポケモンだったことを判別できることがある。
- Ver.1.1.0ではイリュージョンのポケモンが化けている状態で場にいる間もイリュージョンのポケモンにテラスタイプのマークが付く。
- 通信対戦において、化けた状態でテラスタルしたときに+ボタンの情報を見ると、Ver.1.2.0以降では手持ちの最後のポケモン (イリュージョン対象となるポケモン) にテラスタイプのマークが付く。そのためイリュージョンが解除されないまま場から去った後は、特性イリュージョンのポケモンや、テラスタルしていないポケモンにマークが付くことがあるため、テラスタルしたポケモンがイリュージョンのポケモンだったことを判別できることがある。
- ブラック・ホワイトのまよいのもりのイベントで出現するゾロアークは、こちらの手持ちのうち先頭に最も近いライコウ/エンテイ/スイクンに対応し、それぞれエンテイ/スイクン/ライコウの姿に化ける。
- 乱入バトルによって同じ種族の後続を呼んだ場合、後続を「最後尾のポケモン」としてイリュージョンが発動する。
- スカーレット・バイオレットではゾロア/ゾロアークをレッツゴーで連れ歩いた状態で野生ポケモンやトレーナーとの戦闘に入ったときは、手持ちの最後に化けない。
- ソード・シールドでは連れ歩いた状態で戦闘に入ったときもイリュージョンが発動する。
備考
- ゾロア系統の専用特性。
- 第六世代までのゲーム中の説明文だと「後ろ」としか書かれていないので「1つ後ろ」と誤解を招く書き方だったが、第七世代からの説明では明記されるようになった。
- 第八世代でポケモンの種族により専用の戦闘アニメーションがある専用技は、イリュージョンによりその種族の姿に化けて使用しても専用のアニメーションにはならない。まねっこでその専用技をコピーして使用したときなどに確認できる。
- 第七世代では、サトシゲッコウガにイリュージョンで化けたポケモンがみずしゅりけんを使用したときのアニメーションは変化する。これに関しポケモンのグラフィックが表示されなくなることがある(みずしゅりけん#技の仕様を参照とする)。
- スカーレット・バイオレットでは、化けている間は専用アニメーションになる。まねっこでデカハンマー・きょけんとつげきなどを使用したときが該当する。
- スカーレット・バイオレットでは野生のゾロア/ゾロアークは他のポケモンに化けた状態でフィールドを歩いている。バトルが開始すると正体を現す。レッツゴーのおまかせバトルで化けた状態のまま倒したときもゾロアのけを落とす。
判別方法
イリュージョンを解除する以外でも、相手のポケモンがイリュージョンで化けたポケモンかを判別できる状況がいくつかある。
- トレースできる特性しか持たないポケモンに化けると、トレースのポケモンを出してきた相手側は特性が発動しないことからイリュージョンであることを見破れる。
- メガフーディンを除きトレースを持つポケモンには他の特性もあるため、イリュージョン側からは「相手の特性がトレースでイリュージョンがバレた」のか「トレースではなくまだバレていない」のか区別が付かない。
- イリュージョン発動中にかわりものメタモンと対面すると、かわりものが発動しないためイリュージョンであることを見破れる。
- 場に出たときにメッセージが表示される特性しか持っていないポケモンに化けた場合、メッセージが表示されないのでイリュージョンであることを見破れる。
- 第七世代以降では、通常はみずびたしなどでポケモンのタイプが変わると技の相性予測や、状況画面に表記されるタイプもそれに合わせて変わる。タイプが変わっても相性予測やタイプの表記が両方とも変わらなければイリュージョンで化けているポケモンと分かる。
- スカーレット・バイオレットでゾロア/ゾロアークがテラスタルしたときは、 Ver.1.1.0では相性予測やタイプ表記両方、Ver.1.2.0ではタイプ表記のみ変化しないためイリュージョンで化けているポケモンだと分かった。Ver.1.3.0ではタイプ表記もテラスタイプのものに変化するため、イリュージョンだと判別することはできない。
- 性別は表記しかコピーできないため、メロメロの成功判定には元の性別が参照される。そのため、元のポケモンと違う性別のポケモンに化けた状態でメロメロを使用したときや受けたときは、同性にメロメロが効いているように見える。
各言語版での名称
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