ノーマル
ノーマルは、タイプの一種。
目次
概要
他のタイプに比べて特徴がない、他のタイプへ強く属さないような性質を持つのがノーマルタイプの特徴と言える。可愛い容姿をした、いわゆるファンシーポケモンが多く属するタイプだが、一部は第六世代からフェアリータイプに変更となった。他には陸上動物の獣類、さらに鳥類(後述のノーマル・ひこうの類)をモチーフとしたポケモンにノーマルタイプが多い。またそのような性質からか、ノーマルとの複合タイプは、ひこうを除いて少ない。ひこうポケモンの内ノーマルタイプを有するものは3割以上にもなる。
ゴーストタイプからの攻撃を無効化、こちらからのノーマルタイプの攻撃はゴーストタイプには無効となる。 またノーマルタイプのポケモンは様々なタイプの技を覚えやすいという特徴がある。
ポケモンカードゲームでは無色タイプに分類される。
ポケモンとしてのノーマルタイプ
このタイプを持つポケモンについてはCategory:ノーマルポケモンを参照。
ノーマルのみ
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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○ | × |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本編 / ノブナガ | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 | ||||
ダンジョン(救助隊) | ×2.25 | ×1.50 | ×1.35 | ×1.00 | ×0.90 | ×0.81 | ×0.75 | ×0.50 | ×0.45 | ×0.25 |
ダンジョン(探検隊) | ×1.96 | ×1.40 | ×0.99 | ×1.00 | ×0.71 | ×0.49 | ×0.70 | ×0.50 | ×0.35 | ×0.25 |
初出:第一世代
一覧
- コラッタ
- ラッタ
- ピッピ (第五世代まで)
- ピクシー (第五世代まで)
- プリン (第五世代まで)
- プクリン (第五世代まで)
- ニャース
- ペルシアン
- ベロリンガ
- ラッキー
- ガルーラ
- メガガルーラ
- ケンタロス
- メタモン
- イーブイ
- ポリゴン
- カビゴン
- オタチ
- オオタチ
- ピィ (第五世代まで)
- ププリン (第五世代まで)
- トゲピー (第五世代まで)
- エイパム
- ノコッチ
- ブルー (第五世代まで)
- グランブル (第五世代まで)
- ヒメグマ
- リングマ
- ポリゴン2
- オドシシ
- ドーブル
- ミルタンク
- ハピナス
- ジグザグマ
- マッスグマ
- ナマケロ
- ヤルキモノ
- ケッキング
- ゴニョニョ
- ドゴーム
- バクオング
- ルリリ (第五世代まで)
- エネコ
- エネコロロ
- パッチール
- ザングース
- ポワルン(ポワルンのすがた)
- カクレオン
- ビッパ
- エテボース
- ミミロル
- ミミロップ
- ニャルマー
- ブニャット
- ピンプク
- ゴンベ
- ベロベルト
- ポリゴンZ
- レジギガス
- アルセウス
- ミネズミ
- ミルホッグ
- ヨーテリー
- ハーデリア
- ムーランド
- タブンネ
- チラーミィ
- チラチーノ
- バッフロン
- ホルビー
- トリミアン
- ヤングース
- デカグース
- タイプ:ヌル
- シルヴァディ
- ネッコアラ
- ホシガリス
- ヨクバリス
- ウールー
- バイウールー
+ほのお
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | × | △ | △ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本編 | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第六世代
一覧
+みず
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | × | △ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本編 / ノブナガ | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 | ||||
ダンジョン(探検隊) | ×1.96 | ×1.40 | ×0.99 | ×1.00 | ×0.71 | ×0.49 | ×0.70 | ×0.50 | ×0.35 | ×0.25 |
初出:第四世代
一覧
+でんき
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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△ | ○ | ○ | △ | × | △ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本編 | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第六世代
一覧
+くさ
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | × |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本編 / ノブナガ | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第五世代
一覧
+かくとう
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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○ | ○ | ○ | △ | △ | × | △ | ○ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本編 / ノブナガ | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第五世代
一覧
+じめん
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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○ | × | ○ | ○ | ○ | △ | △ | × |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
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本編 | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第六世代
一覧
+ひこう
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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○ | △ | ○ | □ | × | △ | ○ | × |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
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本編 / ノブナガ | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 | ||||
ダンジョン(救助隊) | ×2.25 | ×1.50 | ×1.35 | ×1.00 | ×0.90 | ×0.81 | ×0.75 | ×0.50 | ×0.45 | ×0.25 |
ダンジョン(探検隊) | ×1.96 | ×1.40 | ×0.99 | ×1.00 | ×0.71 | ×0.49 | ×0.70 | ×0.50 | ×0.35 | ×0.25 |
初出:第一世代
一覧
- ポッポ
- ピジョン
- ピジョット
- メガピジョット
- オニスズメ
- オニドリル
- カモネギ
- ドードー
- ドードリオ
- ホーホー
- ヨルノズク
- トゲチック (第五世代まで)
- スバメ
- オオスバメ
- チルット
- ムックル
- ムクバード
- ムクホーク
- ペラップ
- トゲキッス (第五世代まで)
- マメパト
- ハトーボー
- ケンホロウ
- ワシボン
- ウォーグル
- ヤヤコマ
- ツツケラ
- ケララッパ
- ドデカバシ
+エスパー
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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□ | △ | ○ | ×○ | ○ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
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本編 / ノブナガ | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 | ||||
ダンジョン(救助隊) | ×2.25 | ×1.50 | ×1.35 | ×1.00 | ×0.90 | ×0.81 | ×0.75 | ×0.50 | ×0.45 | ×0.25 |
ダンジョン(探検隊) | ×1.96 | ×1.40 | ×0.99 | ×1.00 | ×0.71 | ×0.49 | ×0.70 | ×0.50 | ×0.35 | ×0.25 |
初出:第二世代
一覧
+ドラゴン
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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△ | △ | △ | △ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
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本編 | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第七世代
一覧
+あく
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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◎ | × | ○ | ×△ | △ | ○ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
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本編 | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第七世代
一覧
+フェアリー
相性
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 飛 | エ | 虫 | 岩 | ゴ | ド | 悪 | 鋼 | フ |
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○ | △ | × | × | △ | ○ |
凡例 | ◎ | ○ | □ | △ | ▲ | ×○ | × | ×△ | ×× | |
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本編 | ×4.00 | ×2.00 | ×1.00 | ×0.50 | ×0.25 | ×0.00 |
初出:第六世代
一覧
ノーマルタイプの歴史
能力はその名の通りバランス型のものが多いが、HPが突出して高いポケモンも多く見られる。弱点となるタイプがかくとうだけであるため、耐久の高いノーマルタイプは崩すのがとても難しい。なまけるやタマゴうみといった回復手段があるものも多く、持久戦を強みとするタイプと言えるだろう。
ノーマル攻撃技は威力や命中率が高くノーマルタイプ以外のポケモンも覚えることが多いが、弱点を突けないため技の優先順位としては下がる。フェアリースキンやスカイスキンの特性とセットで使われる程度だろう。 そしてノーマルタイプのポケモンはタイプ一致技で敵の弱点を突くことができないという大きな欠点を持つ。その他にも物理技がメインになること、攻撃技のレパートリーなどからいわやはがねのような「硬い」イメージのタイプには苦戦しやすい。ゴーストタイプとはお互いに技を無効にし合う珍しい関係にあり、泥試合になることも覚悟しなければならない。
第一世代
元々弱点はかくとうタイプのみだったが、当時はエスパータイプが実質的に弱点無し(弱点技の威力が貧弱だった)で最強だったため、この偏りを受け苦手というだけでどく・かくとうタイプは徹底的に敬遠された。そしてかくとうタイプがマイナー化でほとんど使われなくなった結果、ノーマルタイプも事実上弱点無しになった。よってこの世代ではエスパーとノーマルで固めたパーティが主流となり、「タイプを偏らせるな」というセオリーは最早完全に無視されていたのである。
しかも、ノーマルタイプを半減するいわタイプすらマイナーで唯一メジャーなのはノーマルを無効にするゴーストタイプのゲンガーだけ、おまけに最強技のはかいこうせんは当時相手に当てても倒せば反動を受けない仕様で、それをタイプ一致で撃ててこうげきもすばやさも高いケンタロスは当時最強クラスのポケモンとして君臨していた。また、尖り過ぎなほど高いHPと分割前で優秀なとくしゅのラッキー、そしてガルーラも確認されていた。特にケンタロスの人気が絶大であったことから、エスパータイプに次ぐ座を占めていた。ちなみにこれらのポケモンが出場禁止とされた99カップでも、素早ければ絶対急所のきりさくをタイプ一致で使えるペルシアンをメインに、ピクシー、まれにラッタと、こちらも人気では偏っていたがやはりノーマルは有用なタイプだった。
第二世代
かくとうタイプが大幅強化で弱点を突かれ始めたことが気になるくらいで特に目立った弱体化は無し。はかいこうせんの弱体化はあったが、すてみタックル、じばく、だいばくはつが強化された。一線級もカビゴンを筆頭に、ケンタロス、ガルーラ、ミルタンク、ハピナス、ポリゴン2など種類が多いことも手伝い、この世代でも相変わらずの強さを発揮できていた。
第三世代
こだわりハチマキ+はかいこうせんの組み合わせの成立、ケッキングの登場によって、ノーマル帝国は維持された。ダブルバトルはノーマル帝国を地で行くカビゴンに好き勝手させないように実装されたバトル形式という説があるが、カビゴンがXDの教え技としてじばくを獲得してからはその説は実質覆り、「ダブルバトル=カビゴンによるじばくゲー」が第四世代まで続くことになった。
第四世代
ゴウカザルの登場、インファイトの実装を始めとしたかくとうの強化などから、シングルバトルではノーマルの勢いが収束。しかしダブルバトルでは上述の通りカビゴンの勢いは収まらなかった。
第五世代
ローブシン、テラキオン、ズルズキンを始めとしたかくとうアタッカーの強化によって、カビゴンを始めとしたノーマルはシングルバトルから姿を消した。じばくの弱体化によってカビゴンはダブルバトルでも立場を弱めた。
第六世代
ガルーラがメガシンカを獲得し、シングルバトルはカビゴンが活躍した第二世代よりもいびつな環境となり、ガルーラを選出されたらサイクル戦が困難となるほどであった。メガガルーラが環境を支配したからこそ、メガバシャーモを始めとするかくとうの速攻型の地位が上がり、メガガルーラ対策の当てはまる他のノーマルポケモンが使い物にならないと見做される環境であったと言える。
第七世代
メガガルーラはおやこあい弱体化によってそこそこ使われる程度のポケモンに落ち着いた。一方、ダブルバトルではフィラのみを獲得したカビゴンが環境に復帰。とはいえ、サイクル戦全盛で複合タイプ持ちによるタイプ受けが好まれるこの世代のシングルバトル環境において、ノーマル(特に単タイプ)は、攻めも守りも中途半端な面が目立つようになった。
一方、2019年1月下旬に開催された単タイプ限定戦のインターネット大会『シンプルシンフォニー』では使用率ベスト30入賞が最多の5体を記録しており、単タイプ同士ではノーマルが一番強いことが証明された。
第八世代
ダウンロードコンテンツ解禁前の環境ではカビゴンとタイプ:ヌルが積極的に使われている。前者は特殊耐久型として使われており、キョダイマックス個体も強力。後者はとんぼがえりなどを始めとする技で場作りをする役割を与えられており、環境にしんかのきせき枠として競合するポケモンがガラルサニーゴ程度しか存在しないのも追い風。メタモンはダイマックスエースのランク補正上昇にかわりものによりただ乗りする手段として重宝されたが、世代初期に使われただけで廃れた。ソード・シールド発売からしばらく経過するとホルードも環境に進出した。
しかしポリゴン2やガルーラのデータが存在しないことは如何ともし難く、第七世代と比べるとかなり肩身が狭い。またおんがえし、やつあたりがデータ自体削除されたことによって、多くのポケモンはメインウエポンをのしかかりで妥協せざるを得なくなった。
それでも、新規勢としてはヨクバリスが無駄のない種族値の耐久後手アタッカーとして活躍している。
鎧の孤島の追加組としてはポリゴン2の活躍が目覚ましく、シーズン8には使用率5位を記録。ハピナスも同シーズン使用率29位を記録。代わりに、ポリゴン2のようにリベロエースバーンのとびひざげりを耐える物理耐久を持たず、ハピナスに特殊耐久で劣り、受けとしてどっちつかずな性能であるカビゴンが使用率ベスト30陥落を喫した。
上位禁止縛りのレギュレーションとなったシリーズ6環境では、ポリゴン2が使用禁止ポケモンに指定された。この環境のシングルバトルにおいてはポリゴン2という目の上のたん瘤が取り払われたカビゴンの需要が回復してメジャー格に戻り、ホルードもドリュウズに代わるアタッカーじめん枠として猛威を振るった。
冠の雪原期にはポリゴン2が環境で唯一のノーマル枠として孤軍奮闘することとなった。
わざとしてのノーマルタイプ
このタイプを持つわざについてはCategory:ノーマルわざを参照。
たいあたりやなきごえと言った基本動作やスピードスターなどのように「無属性」と言えるもの、さらにめざめるパワーやしぜんのちからのように技の内容やタイプが様々変わるものが多くノーマル技に属しており、技タイプのベースのような位置づけにもある。それゆえにノーマル技はかなり広範で、その数は各タイプ技の中でも最も多い。
こういった経緯からほぼ全てのポケモンは習得法問わずノーマル技を数多く覚えられる。特にたいあたりやひっかく、なきごえなどを低レベルで覚えるポケモンは多い。またマシンわざであるおんがえしやまもる、ひみつのちから等はごく一部の例外を除き全てのポケモンが習得する他、はかいこうせん・ギガインパクトは無進化系や最終進化系(旧作で無進化系・最終進化系だった場合も含む)のやはりごく一部を除く全てのポケモンが覚えられる。
攻撃技としては2タイプに半減、1タイプに無効にされ、さらに一切の弱点を付けないという理由から、タイプ一致や特別な効果を望めなければまず使われることはない。よってほとんどの場合ノーマルタイプのポケモンが使用していることになる。さらにノーマルポケモンの多くがとくこうよりこうげきに秀でてることから自然と対戦で使われやすいノーマル技も物理技に偏っている。
対戦における代表的なノーマルわざ
物理技では、最高威力が102と高くデメリットもないおんがえしが大変よく使われる。ノーマル物理技の種類は豊富であるが、おんがえしをほぼ全てのポケモンが覚えられる以上、威力がおんがえしを超えるか、低威力ながら優秀な効果を持つわざ以外は使われないというのが現状である。だいばくはつの使用率も高い。
特殊技は少なく、有用な攻撃技としてはばくおんぱ、トライアタック、ハイパーボイス、はかいこうせんぐらいだが、能力に見合うポケモンは限られている。ダブルバトル・トリプルバトルなら味方と組んでエコーボイス・りんしょうを用いる選択肢はある。また実質的にはノーマルタイプとは限らないが、使用する個体次第でタイプを自在に変えられるめざめるパワーもよく使われるノーマル特殊技である。
先制攻撃技は豊富ででんこうせっか、しんそく、ねこだまし、フェイントが該当。タイプ一致で使えるポケモンはあまりいないが、ねこだましは優秀な追加効果があり、しんそくは先制技としては威力が高い。加えてしんそく・ねこだましは優先度が第五世代で上昇しており、有効に使えるポケモンもいることからこの二つはとりわけ使用される機会が多い。でんこうせっかとフェイントは一致で使えるポケモンがあまりいないのと元々のタイプの悪さ、威力の低さが祟ってきあいのタスキ・がんじょう潰し以上の働きはしにくく、使用率は高くない。
変化技もかなり有用な技が多いが、その中でもとりわけ使われる機会の多いマシンわざを挙げるなら、強力な積み技のつるぎのまい、様子見や行動回数の確保など応用範囲の広いみがわり等がある。シングルバトルを除くとコンボ・相手のコンボ崩しや様子見に使われやすいまもるも使用される率は高い(同じくマシンわざ)。
ノーマルタイプを好むポケモントレーナー
備考
- ノーマル以外にかくとうタイプを弱点とする、いわ、こおり、はがね、あくとの複合タイプを持つポケモンは第六世代まで存在しなかったため、第六世代まででノーマルタイプを持つポケモンの中で4倍弱点を持つポケモンはいなかったが、第七世代でノーマル・あくの組み合わせ[1]が登場したため、ノーマルタイプを持つポケモンに4倍弱点を持つポケモンが登場した。
各言語版での名称
言語 | 名前 | |
---|---|---|
日本語 | ノーマル | |
ドイツ語 | Normal | |
英語 | Normal | |
スペイン語 | Normal | |
フランス語 | Normal | |
イタリア語 | Normale | |
韓国語 | 노말 (Normal) | |
中国語(ゲーム) | 簡体字 | 一般 (Yībān) |
繁体字 | 一般 (Yībān) | |
中国語(その他) | 大陸 | 一般 (Yībān) |
香港 | 一般 (Yātbūn) 普通 (Póutūng) 無 (Mòuh) | |
台湾 | 一般 (Yībān) | |
チェコ語 | Normální | |
デンマーク語 | Normal | |
ギリシャ語 | Φυσιολογικός (Fysiologikós) | |
フィンランド語 | Normaali Perus | |
ヘブライ語 | רגיל (Ragil) נורמאלי (Normali) | |
ハンガリー語 | Normál | |
インドネシア語 | Normal | |
マレーシア語 | Biasa | |
オランダ語 | Normaal | |
ノルウェー語 | Normal | |
ポーランド語 | Normalny | |
ポルトガル語 | Normal | |
ルーマニア語 | Normal | |
ロシア語 | Обычный (Obychnyy) Нормальный (Normal'nyy) | |
スウェーデン語 | Normal | |
タイ語 | ปกติ (Pakati) ธรรมดา (Thammada) | |
トルコ語 | Normal | |
ベトナム語 | Thường |
脚注
- ↑ コラッタ、およびラッタのアローラのすがた。
タイプ |
---|
ノーマル - ほのお - みず - でんき - くさ - こおり - かくとう - どく - じめん ひこう - エスパー - むし - いわ - ゴースト - ドラゴン - あく - はがね - フェアリー - ??? |