ゲーチス
人物
プラズマ団の一員で、先頭に立って演説をしているところから、地位は相当上だと思われる。
注意:以降の記述には、作品の内容やあらすじ、登場人物などのネタバレが含まれます。ご理解の上ご利用ください。
プラズマ団の七賢人の一人。世界各国から賢い人間を集め、彼を含む七人で七賢人と名乗っている。彼を除いた六人のうち、彼に「命を救われた」などの経緯のもと、恩を感じている者もおり、全員が彼に忠誠を誓っている。ヤーコンはゲーチスと邂逅した際に「言葉は綺麗だがどうもきな臭い」と慇懃無礼なものを感じた。ブラック・ホワイトのシナリオ中のイベントでゆめのあとちに登場するムンナがプラズマだんのしたっぱ達に見せた夢によると、作戦に失敗した部下を容赦なく処罰する冷徹な一面がある模様。
プラズマ団のトップ(王)はNとされているが、先述したこれらは全て表向きの事情であり、実際に組織を動かしていたのはゲーチスであり、Nも自らは英雄になれないゲーチスが伝説のポケモンを手にするために利用されていた操り人形に過ぎなかった。Nとは親子関係にあるが、プラズマ団員によれば、実際に二人の血がつながっているのかは少々怪しいと言われており、2年後のポケットモンスター ブラック2・ホワイト2で、血の繋がりはないことが明かされた。
ブラック・ホワイトの主人公に敗れて野望は一度潰えたが、ダークトリニティの元で潜伏したのち、ブラック2・ホワイト2では、力によるイッシュ地方の征服を目論み、知人のアクロマをボスに据え、プラズマ団を再編成した。2年後では黒いコートを着ており、ポケモンを操る機能と捕獲を妨害する機能を備えた杖をついている。前作での一件から身体・精神共に衰えているようで、戦闘アニメーションでは息を切らしている様子を見せている。「いでんしのくさび」でキュレムをNのゼクロム/レシラムと合体させブラック2・ホワイト2の主人公にけしかけるが退けられ、今度は自ら襲い掛かるも敗北。またしても無名のトレーナーに野望を潰されたことを受け入れられず取り乱してしまい、ダークトリニティによっていずこかへワープされ姿を消した。
ウルトラサン・ウルトラムーンではレインボーロケット団の一員としてブラック・ホワイトの服装で登場。「純粋な悪の思想を持つものは利用しやすい」と考え、レインボーロケット団を自身の野望を達成するための手駒にしようとしており、主人公を自身の野望の達成に邪魔になる者と見て勝負を挑んだ。主人公との勝負に敗北した後も負けを認めず、リーリエを人質に取って主人公にモンスターボールを捨てることを強要したが、アクロマにリーリエを救出され、アクロママシーンの力で次元のチャンネルを合わせられて元の世界に転送された。サカキには、レインボーロケット団をゲーチス自身の野望の手駒にしようとしていたことを見透かされていた。
ゲームにおけるゲーチス
所持ポケモン
ブラック・ホワイト
プラズマだん | ゲーチス | 9720円 | |||||
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デスカーン | ミイラ | Lv.52 | ♂ | まもる | シャドーボール | サイコキネシス | どくどく |
バッフロン | そうしょく | Lv.52 | ♂ | アフロブレイク | ワイルドボルト | じしん | どくづき |
ガマゲロゲ | すいすい | Lv.52 | ♂ | だくりゅう | ヘドロウェーブ | じしん | あまごい |
キリキザン | まけんき | Lv.52 | ♂ | つじぎり | シザークロス | ストーンエッジ | メタルバースト |
シビルドン | ふゆう | Lv.52 | ♂ | かみくだく | ワイルドボルト | かえんほうしゃ | アクロバット |
サザンドラ | ふゆう | Lv.54 | ♂ | りゅうのはどう | なみのり | だいもんじ | きあいだま |
ブラック2・ホワイト2
※チャレンジモードではポケモンのレベルが4上がる。手持ちや技構成の変更はなし。
プラズマだん | ゲーチス | 9360円 | |||||
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デスカーン(たべのこし) | ミイラ | Lv.50 | ♂ | シャドーボール | サイコキネシス | どくどく | まもる |
ドクロッグ | きけんよち | Lv.50 | ♂ | どくづき | かわらわり | シャドーボール | ふいうち |
ガマゲロゲ | どくしゅ | Lv.50 | ♂ | だくりゅう | じしん | ヘドロウェーブ | ドレインパンチ |
ドラピオン | スナイパー | Lv.50 | ♂ | どくどくのキバ | つじぎり | シザークロス | じしん |
シビルドン | ふゆう | Lv.50 | ♂ | 10まんボルト | かえんほうしゃ | アクロバット | かみくだく |
サザンドラ(いのちのたま) | ふゆう | Lv.52 | ♂ | ドラゴンダイブ | かみくだく | いわなだれ | やつあたり |
ウルトラサン・ウルトラムーン
- Sはウルトラサン、Mはウルトラムーン限定。
プラズマだん | ゲーチス | 19040円 | ロケットだんのしろ、かいふくのくすり使用 | ||||
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デスカーン | ミイラ | Lv.66 | ♂ | シャドーボール | あくのはどう | パワーシェア | おにび |
バッフロン | そうしょく | Lv.66 | ♂ | アフロブレイク | メガホーン | どくづき | じしん |
キリキザン | まけんき | Lv.66 | ♂ | つじぎり | アイアンヘッド | シザークロス | ストーンエッジ |
サザンドラ | ふゆう | Lv.66 | ♂ | りゅうのはどう | あくのはどう | なみのり | ハイパーボイス |
ゼクロムS | テラボルテージ | Lv.68 | 不 | らいげき | ドラゴンクロー | しねんのずつき | ハイパーボイス |
レシラムM | ターボブレイズ | Lv.68 | 不 | あおいほのお | りゅうのはどう | しねんのずつき | ハイパーボイス |
対策
直前のN戦同様、全体的にかくとうタイプの技に弱い。伝説のポケモンがいると多少楽になる。
とくこう、すばやさが高めでエースであるサザンドラが強力。元々の種族値に加えて技構成にも隙がない。強いて言えばあくタイプの技を覚えていないことか。対策としてはやはりかくとうタイプの技を用意することが挙げられる。エンブオーのアームハンマー(思い出し)、ダゲキのインファイト等。エンブオーの場合はなみのりで弱点を突かれるが、レベルが低くなければ1発なら耐えられる他、せんせいのツメを持たせてワンチャンス狙うことで勝機はある。かくとう技が無い場合、オノノクスのドラゴン技や、みずタイプ等にふぶきを覚えさせる(ただし命中不安)等。
力押しで勝つには、通常通りストーリーを進めてここに辿り着く平均レベルよりも高いレベルが必要になる。しっかり対策を立てないと苦戦は必至。
一例として、一番手のデスカーンはあまり火力が高くなく、どくどくとまもるをよく使う。ここで粘って積み技やプラスパワーなどの強化アイテムを使うという手がある。
なお、サザンドラは「解析の結果NPCのポケモンであるにも関わらず努力値がしっかり振られている」という説が流れたことがあるが、これはデマである(サザンドラの素早さ努力値が0でない限り、先手を取れない素早さのポケモンで先手が取れたり、特攻に振られていた場合のダメージ最低値よりも低いダメージが出たなどが確認され否定された)。また、RTA走者曰く、このサザンドラのすばやさ実数値は139とのことである。
ブラック2・ホワイト2では、サザンドラ同様にかくとうが弱点だったバッフロンとキリキザンに代わってどくタイプを持つドクロッグとドラピオンの2匹が加わり、かくとう弱点はサザンドラのみとなった。ドクロッグには4倍のダメージを与えられるエスパータイプの技、ドラピオンには唯一の弱点であるじめんタイプの技をぶつければよい。デスカーンはたべのこしを所持しており、どくどくを受けるとまもるでもうどくのダメージとたべのこしの回復の両方を稼がれるので前作以上に厄介である。サザンドラは前作と異なり物理型で、いのちのたまを所持しており技の威力が通常より高い。一方で、回復アイテムなどで粘っていればいのちのたまの反動で勝手に自滅する上、じしんは覚えておらず、はがねタイプで止まりやすい。なつき度の低いほど威力が上昇するやつあたりを習得させ、最大威力で放ってくることといい、持たせる道具といい、彼が手持ちポケモンを日頃どういう存在と考えているかが窺える。
アニメにおけるゲーチス
本編
ゲーチス | |
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英語名 | Ghetsis |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | プラズマ団総帥 |
声優 | 相沢まさき |
BW編第112話で初登場。2年前、Nのポケモンと会話できる能力を利用してレシラムを手中に収めようとしたが失敗。その後は2年の間にアクロマを担ぎあげてポケモンコントロールマシンを開発した。部下からの信頼は厚いものの、自身は部下をただの手駒としか思っておらず、レシラムのクロスフレイムの衝撃に巻き込まれたときも動揺を見せなかった。
初登場時は立体映像で登場し、アクロマと会話をしていた。
BW編第117話で登場したときは、各地で活動している部下の報告を聞き、Nの捜索を命令した。
BW編第121話では白の遺跡に現れ、レシラムを復活させる儀式を行った。同時にポケモンコントロールマシンがあるため、Nのことは用済みだと発言した。最終的には計画は失敗に終わり、国際警察に逮捕された。
ポケモンジェネレーションズ
ゲーチス | |
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英語名 | Ghetsis |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | プラズマ団総帥 |
声優 | 速水奨 |
PG第15話に登場。
Pokémon Evolutions
ゲーチス | |
---|---|
英語名 | Ghetsis |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | プラズマ団総帥 |
声優 | 子安武人 |
第4話に登場。
マンガにおけるゲーチス
ポケットモンスターSPECIAL 第10章の466話に初登場した。
51巻の裏表紙に描かれた。また51巻と52巻巻末のトビラ絵コレクションにゲーチスが描かれたものが収録されている。
ポケモンマスターズにおけるゲーチス
伝説ポケモンイベント「黒白の親子が求めた解」で初登場した。キュレムを使用するほか、サザンドラを連れた対戦相手として戦える。服装はブラック2・ホワイト2のものとなっている。
専用のアレンジBGM「戦闘!ゲーチス(ポケマスアレンジ)」が公開された。
詳細はゲーチス (ポケモンマスターズ)を参照。
ポケモンカードゲームにおけるゲーチス
トレーナーのカード「ゲーチス」「ボスの指令 ゲーチス」が登場している。
ボスごっこピカチュウ プラズマ団 (SM-P)にはゲーチスのコスプレをしたピカチュウが描かれている。
引用
ゲーチス/引用を参照。
備考
- 名前はドイツ語の音名、G(ゲー)とCis(ツィス)から採られた[1]。企画段階では「ゲーツィス(G-Cis)」という名前であったが、発音しにくいため「ゲーチス」になったとされている[2]。
- 企画段階の設定資料には以下の記載がある。
- サザンドラが最高威力のやつあたりを覚えているなど、ポケモンに対する愛情が皆無であることが見て取れる。
- 彼の所持するサザンドラは、ブラック・ホワイトではレベル54、ブラック2・ホワイト2ではレベル52であり、どちらの作品でも入手不可能のレベルである。
各言語版での名称と由来
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脚注
- ↑ 増田部長のめざめるパワー、2011年9月26日投稿、2021年8月2日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 Nやゲーチスの開発段階のビジュアルが公開! 増田さん&海野さんが駆け付けた『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』のイベントをレポ - 電撃オンライン、2012年8月5日公開、2021年8月2日閲覧。
- ↑ 2010年10月30日-11月1日に明治大学の明大祭に展示された資料。