種族値
種族値(しゅぞくち)とは、各ポケモンの種類ごとに決まっている固有の強さなどの数値の俗称。第二世代のインターネット上で発祥した単語で、三値 (種族値・個体値・努力値) と呼ばれる隠しステータスの1つ。
概要
ポケモンのステータスを計算する上で最も基本的な数値であり、同じ種類・姿のポケモンであれば必ず同じ種族値を持つ。例えば、マルマインはどの個体を捕まえても同じレベルの他のポケモンと比べすばやさが高い。これは、マルマインのすばやさの種族値が高く設定されているためである。種族値は三値の中で、プレイヤーが育成や厳選などで変更することができない唯一の数値であり、進化やフォルムチェンジが起きない限り決して変化することはない。基本的にポケモンが進化するとステータスが上昇するのは、この種族値が上昇するためである。中には進化すると種族値が下がるポケモンもいるが、その場合はステータスも低下しうる。
第五世代までは、第一世代→第二世代で「とくしゅ」が「とくこう」と「とくぼう」に分離された時を除くと、世代が変わっても種族値が変更される例はなかったが、第六世代以降は変更されることがある。具体的な変更内容は設定が変更されたポケモン一覧を参照。第九世代では同一世代・ソフトでもバージョン更新により種族値が変更される事例がある。
種族値が直接関わるもの
- ステータス計算
- 計算で2倍されるので、種族値が1違うとLv100時でステータスは2違う。
- 急所に当たる確率の計算(第一世代のみ)
- 戦闘で得られる努力値(第二世代まで)
- ふくろだたきのダメージ計算(第四世代まで)/威力計算(第五世代以降)
- スピードボールの適用条件(ハートゴールド・ソウルシルバー以降)
○○族
高い合計種族値をもつポケモンを680族、600族のように○○族と呼ぶことがある。
詳細は600族を参照のこと。
また、素早さの種族値を取り出し、130族のように〇〇族と呼ぶこともある。
詳細は130族を参照のこと。
種族値の最大・最小
Pokémon GOにおける種族値
Pokémon GOではポケモンの種族ごとにHP種族値、こうげき種族値、ぼうぎょ種族値の3種類の種族値が設定されている。ポケモンのHP・こうげき・ぼうぎょのステータスは種族値のほか、ポケモンごとの個体値および強化レベルで決定される。
HP種族値は本編におけるHP種族値、こうげき種族値は本編におけるこうげき・とくこう・すばやさ種族値、ぼうぎょ種族値は本編におけるぼうぎょ・とくぼう・すばやさ種族値で決まる。
→詳細はCombat Powerおよび種族値一覧 (GO)の記事を参照。
備考
- 種族値は公式には非公開であるが、第一世代のころに出版された攻略本[1]に150匹のポケモンの種族値が掲載されていたことがある。
- 一方他の攻略本であっても、棒グラフ等を用いて、具体的な値自体は公開しないが大まかにポケモンの種族値の高さを表現することは行われている。
脚注
- ↑ ポケットモンスター : 任天堂公式ガイドブック(ISBN 4091025366)・赤・緑・青全対応(ISBN 4091025684)
関連項目
- 種族値一覧 (第一世代)
- 種族値一覧 (第三世代)
- 種族値一覧 (第四世代)
- 種族値一覧 (第五世代)
- 種族値一覧 (第六世代)
- 種族値一覧 (第七世代)
- 種族値一覧 (第八世代)
- 種族値一覧 (第九世代)