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チルタリス/対戦

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このページは、チルタリスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。メガチルタリスについても記述する。

チルタリスの歴史

第三世代

シリーズ初にしてこの世代唯一の非600族のドラゴン・ひこう複合のポケモンである。高い攻撃と低くない耐久性能を持つ上にいかくにより相手の勢いを削いで物理技を安定して受けることができたボーマンダにはアタッカーとして見劣りしたため、うたうしんぴのまもりほろびのうたで差別化する必要があった。

ただ、ルビー・サファイア期ではほろびのうたが解禁されていたポケモンがアブソルとチルタリス系統しかおらず、アブソルがほろびのうたのターン数を稼ぐための耐久力を持たない都合上、ほろびのうた使いとしては当時は替えの効かない存在であった。また、レベル40でりゅうのまいを覚えるため、タツベイりゅうのまい遺伝させるための候補にもなった。

第四世代

ガブリアスの登場によりアタッカーとしては益々立場が悪くなったが、タマゴ技として獲得したフェザーダンスマシン技のはねやすめで耐久型としては強化された。すばやさの種族値80と然して俊足でないので、マニューラユキメノコといった新規に登場した速攻型のこおりタイプに返り討ちにされる危険性が上昇し、その点でも第三世代より弱体化。

第五世代

コットンガードレベルアップにより覚えるようになったため相手によっては受けループが比較的楽に成立するようになった。しかしコットンガードを使用するならいたずらごころで行動保証が得られるエルフーンが登場したのが痛く、耐久型としてエルフーンの壁は越えられなかった感がある。

第六世代

ORASメガシンカを獲得。PGLレーティングバトル統計データを鑑みるにメガシンカ型が主流であり、ORASリーグのシングルバトルではだいもんじじしんハイパーボイスなどで攻めつつ、決め手に欠いたらどくどくを打ち、後ははねやすめを利用して回復する運用が主体であったとうかがえる。性格ひかえめずぶといが割合を伸ばし、耐久寄りの種族値と優秀なタイプである都合上相性補完に優れるナットレイギルガルドが同時に手持ちに入る場合が多かった。メガボーマンダのようなごり押しには向いていないので、相性補完を図ってサイクルを回すプレイングが一般的であった。2015年1月に行われたホウエン図鑑限定戦「Battle of Hoenn」ではジュニアカテゴリで使用率が23位、マスターカテゴリで18位と、採用実績を見れば少なくとも登場当初のようなボーマンダの劣化という印象は払拭されたと言える。

単体では一線級に及ばなかったが、ナットレイヒードランでサイクルを回してどくどくのダメージを稼ぐ「チルナットドラン」がチルタリス入りの構築としてはメインであった。ナットレイとヒードランにとって重いバシャーモドラゴンに強く出られるのがメガチルタリスを補完に据えるメリットである。

第七世代

Zワザの登場によってメガシンカ込みで考えても受けとしての信頼性が低下。そのZワザはZクリスタルを持たせる必要があってメガシンカと両立できないため自身で振るうには不向きであり、この点では弱体化。フェアリースキンの仕様が下方修正され、火力面でも低下の憂き目にあった。一応トップメタであるリザードンのメガシンカ形態両方に強いという利点があるが、同じく流行しているフェアリーはがねに弱いのは難点。

JCS2019(GSダブル)ライブ大会ベスト32進出者中1人がエントリーしていた。

第八世代

冠の雪原で追加。

ぼうふうほのおのうずを習得した代わりにメガシンカを没収された。ぼうふうダイマックス前提だがひこう高火力として使うことができ、ほのおのうずはほろびのうたと組み合わせることができる。

パッチラゴンのようなタイプ相性の差をコットンガードで埋められない物理アタッカーもいるため、依然苦境にある。こおりウエポン採用型フェローチェブリザポスなども明確に不利であり、特にフェローチェはコットンガードを積む前に倒しにかかるので無理対面である。

シングルバトルシーズン23最終84位の構築には、技構成がほのおのうず/ほろびのうた/うたう/はねやすめ・ほぼ特防特化・こうかくレンズ持ち・特性しぜんかいふくの型が採用されていた[1]。受けパーティーを担当する役割を担っており、それらのみがわり採用率が高かったためにコットンガードではなくうたうが採用されていた。

一般的な育成論

耐久面に重きがあるドラゴンタイプ。しかしドラゴン族の中では能力は低い部類に入る。ガブリアスボーマンダなど高性能モンスターに頼る戦術を嫌うトレーナーに採用されることも多い。特性しぜんかいふくねむりまひも怖くない。

まずりゅうのまい攻撃素早さを上げて攻撃する物理アタッカーが候補。ダイヤモンド・パールではげきりんを習得できないため、ドラゴンクローで攻めることとなりダメージはそこまで見込めなかったが、プラチナでは教え技で習得可能になって火力が上昇した。パワフルハーブゴッドバードのコンボも可能。ほかにはじしんつばめがえしなど。特殊技ではりゅうせいぐんだいもんじムーンフォースなどが習得できる。

フェザーダンスはねやすめを用いた耐久型も強力。ほかにほろびのうたも使える。第五世代コットンガードも覚え、1回積むだけでもかなり硬くなる。コットンガードを採用する場合はしぜんかいふくと相性がやや悪いので隠れ特性ノーてんきの方が見られることが多い。ただし、とくにもうどくになった場合は特性にかかわらず、居座り切れないことが少なくないので、積みを捨てる覚悟で交代を考える場合はしぜんかいふくも候補になる。

素早さの調整に関してはV個体に素早さの努力値を20振れば準速マリルリを抜けるようになり、52振れば4振りクレセリアを抜けるようになる。りゅうのまいを2回以上積んだ状態を想定するなら、20振れば最速135族を抜けるようになり、60振れば素早さのランク補正が+1の準速ランドロスを抜けるようになる。

他のノーてんき持ちとの差別化点はほろびのうたを覚える点である。このことから、トリプルバトルでは天候対策とフィニッシャーを兼ねる存在として一部で使われていた。

メガチルタリス

ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイアで新たなメガシンカポケモンとして登場。こうげきとくこうが飛躍的に上昇してアタッカー型としても戦うことができるようになった。2つ目のタイプがひこうタイプからフェアリータイプに変わったため、弱点である同じドラゴンタイプの技を無効化できるようになり、4倍弱点がなくなった。ただしじめんタイプの技が当たってしまう点には注意したい。また、アタッカーとしての単純な性能は、物理も特殊も関係無くタイプこそ違えどメガボーマンダと比べられがちで、特に物理面は劣っている点がやや多いのが難点。フェアリータイプでは珍しくぼうぎょが高いので、コットンガードと併せた物理耐久型としても十分戦える。一方とくぼうはメガシンカ前と変化が無くそれを上昇させる技も存在しないので、対特殊は薄めになってしまう点に注意。

特性はフェアリースキンになり、ノーマル技がフェアリータイプに変わり威力が1.2倍(第六世代では1.3倍)になる(実際はタイプ一致ボーナス1.5倍と合わせて1.8倍(第六世代では1.95倍)の火力が得られる)。特殊技なら遺伝技およびORASの教え技として取得可能であるハイパーボイス、物理技ならおんがえしがフェアリースキンに当てはまるノーマル技として筆頭。これ以外の技は従来のチルタリスと同じ構成にしてもよい。

ドラゴン技が2倍、フェアリー技が等倍以下で通るポケモンはドラミドロメガリザードンXレシラム(レシラムはランダムフリーor通信対戦でのノーマルバトルのみ出場可)の3体のみ。もしそれらを意識しないのであれば、ドラゴン技をあえて捨てるのも一考。

相性補完としては、物理ではじしんを、特殊ではだいもんじなどのほのお技を採用すると良い。