レベル
レベル (記号 Lv, LV) とは、ポケモンの強さの段階を表す値である。
概要
他の様々なロールプレイングゲームと同様に、バトルで得ることのできる経験値が一定値に到達するとレベルが1上がる。レベルが上がると各ステータスが上昇し、新しいわざを覚えることがある。また、ポケモンによっては進化することもある。
ポケットモンスターシリーズにおいては、レベルの範囲は最小値が1で、最大値が100となる。第七世代までは、レベルアップが進化の条件のポケモンがレベル100になると、それ以上進化することができなかった。第八世代以降ではレベル100のポケモンでもふしぎなアメを使うことで進化させることができる。
第三世代以前はレベル1のポケモンを正規の手段で入手することはできなかった。これはタマゴが孵った時点でのレベルが5であり、野生ポケモンでもレベル2までのポケモンしか出現しなかったためである[1][2]。第四世代以降はタマゴから孵ったポケモンのレベルは1になった。
そのポケモンの現在のレベルはメニューから「ポケモン」を選ぶことで確認することができる。また対戦中にはニックネームの横に自分のレベルと相手のレベルが表示される。
レベルの上昇
レベルは前述のとおり、経験値と連動している。一部の手段では、現在のレベルを直接上げることが可能であるが、この場合はそのレベルに達するのに必要な経験値を取得したことになる。レベルが上がったが経験値は上がらない、といった事例は発生しない。レベルを上げるのに必要な経験値はレベルが上がるほど多くなるため、レベルを直接上げる手段は高レベルほど効率が良いといえる。
- レベルを直接上げる
- ふしぎなアメを使う
- ジョインアベニューの道場でサービスを受ける
- しるやでミラクルソーダ・ワンダフルソーダを飲む
- スーパーひみつきちでしゅぎょうバンバンを行う
- フェスサークル内のふしぎキッチンでサービスを受ける
- 経験値を得ることでレベルが上がる
- バトルで経験値を得る
- けいけんアメを使う
- ポケモンキャンプで遊んだりカレーライスを食べる
- ポケジョブに送る
- ピクニックでポケモンウォッシュをする
- 育て屋に預ける(第六世代まで)
レベルの下降
ポケットモンスターシリーズにおいては、正規の手段を用いてレベルを下げる方法は存在しない。
ただし、フラットルールのようにバトル中のみポケモンのレベルが規定レベルに補正されることはある。戦闘が終了すれば元のレベルに戻る。詳細は当該記事を参照。
テラレイドバトルの★6で登場する敵ポケモンは戦闘中のみレベル90として扱われるが、捕獲後はレベル75になる。
特性イリュージョンで他のポケモンに化けたポケモンは、第九世代では化けた先のレベルもコピーする。そのためイリュージョンが解除されることで表記上のレベルが下がることがある。
NPCが使うポケモンのレベルが低下することはある。明確に時系列が繋がっている2作品の両方に共通して登場する人物が同じポケモンを用いるとき、未来側の作品でのレベルの方が過去のものより低くなっている例がある。例えばゲーチスのサザンドラのレベルはブラック・ホワイトでは54だが、ブラック2・ホワイト2では52になっている。マックスレイドバトル・テラレイドバトルでNPCが使うポケモンのレベルはホストのポケモンのレベルに依存するため、ホストが前回よりレベルが低いポケモンを出せばNPCが使うポケモンのレベルも下がる。
第二世代ではそだてやから引き出されたポケモンの経験値は、そのレベルの最小値まで低下するが、レベル自体は下がらない。
一部のバージョンでは、レベルを下げることができるバグがある(裏技・バグ一覧 (第一世代)#レベルを下げるなど)。
ポケットモンスターシリーズ以外では、ポケモン不思議のダンジョンシリーズのふこうのタネのようにレベルを下げる方法があるものも存在する。
ポケモンカードゲームにおけるレベル
ポケットモンスターカードゲームからポケモンカードゲームDPtまでのカードはフレーバーテキストの1つとしてレベルが記載された。ポケモンカードゲームLEGENDで廃止された。
このほか、ポケモンカードゲームDPからポケモンカードゲームDPtまではポケモンLV.Xが登場し、バトルポケモンに対応するポケモンLV.Xのカードを重ねるとレベルアップできる。
ポケモンでパネポンにおけるレベル
ポケモンでパネポンではプレイヤーが使用できるポケモンにレベルの記録があり、「きろくをみる」で閲覧できる。初期値は0で、そのポケモンを使用するとレベルが上がっていくが、記録のようなものであり、レベルが上がってもイベントはない。本編と違い、100を超えても上がり続ける。
ポケモンクエストにおけるレベル
ポケモンクエストでは経験値が一定量溜まるとポケモンのレベルが上がり、HPとATKが上がる。進化できるポケモンは本編においてしんかのいしや通信交換で進化するポケモンを含め、すべて一定レベルになると(かわらずのいしを装備させていない場合)進化する。
レベルの上限は本編と同じく100。
Pokémon Sleepにおけるレベル
Pokémon Sleepではおてつだいポケモンにレベルと経験値の概念があり、経験値が一定量溜まるとポケモンのレベルが上がる。レベルが上がると下記のステータス変動がある。
本編においてレベルアップで進化するポケモンの場合、レベルが一定以上であることが進化の条件に設定されている。
レベルアップに必要な経験値は本編と同様、経験値タイプによって決まる。詳しくは経験値タイプ#Pokémon Sleepにおける経験値タイプを参照。
レベルの上限はリサーチランクによって決まり、リサーチランク1時点ではレベルの上限が15になっている。Ver.1.8.0現在、リサーチランクが最大(55)の場合、レベルの上限も55となる。ポケモンのレベルが上限に達した場合、経験値が得れれるときは代わりに睡眠EXPボーナスゲージが溜まる。睡眠EXPボーナスゲージに経験値が500溜まるとばんのうアメSが1つ入手できる。
備考
- 第一世代では一度にレベルが2以上上がる経験値を得た場合スキップしたレベルで覚えるわざを習得できない。
- 第一世代及び第二世代に限り、内部データ上はLV255まで設定されている。が、バグ技を用いてLV101以上に上げたとしても1でも経験値を得るとレベル100に戻されてしまうため、ふしぎなアメを用いた育成しか出来ない。LV255の時にふしぎなアメを使うとオーバーフローを起こしてLV0に戻る。
- 第四世代では戦闘シーンでもうすぐレベルアップしそうなときにモンスターボールが揺れる。左側が先頭。
各言語版での名称
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