ガマゲロゲ/対戦
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ガマゲロゲの歴史
第五世代
みずの物理技やこおりの特殊技に恵まれなかったものの、特性すいすいと優秀な複合タイプによってあめふらしニョロトノとのコンビ「トノゲロゲ」として活躍した。そこにぼうふうで削りを入れながらとんぼがえりであめふらしの再発動をサポートするファイヤーを入れた「トノゲロゲファイヤー」、ぼうふうととんぼがえりによる戦略をファイヤーから隠れ特性さいせいりょくを持ったトルネロスに置き換えた「トノゲロゲファントム」("ファントム"はこれを発案した海外のプレイヤーがトルネロスに付けていたニックネームから)など派生形もいくつか登場した。「トノゲロゲファントム」においてはハイドロポンプ、めざめるパワー(こおり)、くさむすび、ヘドロウェーブという技構成が主流で、持ち物はいのちのたまが、性格はひかえめがメインであった。
ちょすい型はこの世代に流行したウォッシュロトムに強かった。ただし、主要技の内みず半減、じめん無効、くさむすびが威力20止まりと打点にはとことん恵まれず、特殊型の場合命中不安のきあいだまを除けば有効打はせいぜいがヘドロウェーブ程度なものであった。
第六世代
あめふらしの弱体化によってガマゲロゲは環境から姿を消した。さらに、ORASでは素早さ以外の種族値が全てガマゲロゲに勝るメガラグラージが登場。メガラグラージの覚えないくさむすびと素早さの種族値で差別化する必要に追われた。通常環境でも使用率べスト30入りには恵まれなかった。
PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルでは、ねっとう、どくどく、みがわり、まもる、たべのこしによる耐久型が主体であったとうかがえる。性格は非すいすい型を利用する上で最速を意識したおくびょうが、特性は素早さで勝るキングドラの劣化にならないようにしたちょすいがメインで、くさむすびによるメガラグラージとの差別化は盛んには行われていなかった模様。
第七世代
ペリッパーが通常特性にあめふらしを追加されたことで雨パが再燃するも、やはりすいすいアタッカーとしてはメガラグラージが優先された。クサZによるソーラービームもそこそこ流行っており、耐久型としては高速回復手段を持たないこともあって、ガマゲロゲの立場は一層悪くなった。素早さの種族値110を超えるポケモンにこだわりスカーフを持たせる超高速環境においてすいすい発動時の素早さも安心できるほどの水準ではなくなり、すいすいアタッカーとしては素早さ程度でしかメガラグラージとの差別化を図ることが実質できないガマゲロゲには相当きついものがある。 ベノムトラップをタマゴ技で習得した。
JCS2019(GSダブル)ライブ大会ジュニアカテゴリベスト8にガマゲロゲ入りのパーティが1つ残った。そのガマゲロゲはだいちのちから、ねっとう、まもる、くさむすびという技構成で、性格はひかえめ、特性はすいすいであった。
第八世代
ダイマックスを獲得したこと、また目の上のたん瘤であるメガラグラージがソード・シールドに不在であることによってすいすいエースとして需要が生まれた。また、念願の物理みずウエポンであるアクアブレイクを獲得し、物理一刀型としての道も開けた。物理型でも特殊型でも戦える技、種族値をしているため、初見で型が読みづらいという利点が生まれた。
カマスジョーよりは素早さは低いが複合タイプ故の一致技範囲が優秀であり、この辺が需要の生まれた要因といえる。
この世代ですいすいエース型を育てるなら、技構成はハイドロポンプ、だいちのちから、くさむすび、ヘドロウェーブが主流。性格はひかえめが主流で、持ち物はいのちのたまがメイン。ヘドロウェーブはくさ対策であり、くさむすびはミラーマッチやヌオーへの対策となる。
単体でも強くなったがトゲキッスの相性補完としても優秀。
ランクバトルシリーズ2シーズン2シングルバトル最終14位の構築に投入された個体としてドレインパンチ型が確認された。
その後、ミミッキュ、トゲキッス、ギャラドスが露骨にくさウエポンで包囲し出したため、シリーズ3シーズン4あたりで環境から姿を消した。因みに、りゅうのまいダイジェット各1回込みの最速ギャラドスの実数値292というのは、すいすい最速ガマゲロゲの実数値276を上回る。このように、すいすい発動時のガマゲロゲがそこまで安心できる素早さ実数値を持たないという点が数を減らした要因といえる。
シリーズ4シーズン7でグラスメイカーゴリランダーが解禁されてそちらが激増すると4倍弱点を狙われることがとても目立ち、非常に苦しい立場になった。
鎧の孤島期にはオボンのみやたべのこしを持ってどくどくやねっとうをダメージソースとしたずぶといちょすいサイクル型が流行。
シリーズ6環境にはゴリランダーがレギュレーション上存在しないため、使用率が回復。シーズン10には使用率24位を記録。この環境にはゲンガーが非常に多く新たな役割対象となったため、すいすい状態で最速こだわりスカーフゲンガーを抜けるように最速になるよう素早さに努力値を振り切った型まで使われるようになった。れんげきウーラオス、パッチラゴンに強いのも利点。シーズン11最終12位構築には、特性ちょすいのずぶとい物理耐久特化でねっとう、だいちのちから、どくどく、まもるを覚えたたべのこし耐久型がエントリーされていた。所謂「広範囲に対する誤魔化し」の枠であり、積極的にダイマックスを切って運用された[1]。
冠の雪原にてラグラージが復活。メガシンカが廃止されているのが救いか。ただ、冠の雪原期になると使用率ベスト30に役割対象がほとんどいなくなったため、大幅弱体化したと言える。
シリーズ8の竜王戦ルールではカイオーガのあめふらしにただ乗りすることができるすいすい持ちとして再評価された。トップメタのレジエレキ、バンギラス(こちらが物理型の場合)、ヌオー(パワーウィップ搭載時)に有利なのも大きい。上位層にとってガマゲロゲはヒードランを使うなら対策必須であるようであり、実際のところシーズン15最終1位構築のヒードランも準速ガマゲロゲ抜きに調整されて、ふうせんまで持っていた[2]。シーズン16には使用率29位を記録。
一般的な育成論
特性すいすいを持つポケモンの中で唯一のじめんタイプであるため、雨パでの対でんきタイプの役割を持てる。
HPが高い以外、種族値は平均的。物理型でも特殊型でもそれなりにこなせると言えるが、水タイプであるがたきのぼりを始めとした水物理技を1つも覚えないと言う穴があるため、物理のみの型には基本的にされない。タマゴわざかブラック2・ホワイト2の教え技でだいちのちからを覚えるため、二刀にせず特殊のみの型でもタイプ一致技は2つとも揃えられる。ただしれいとうビームやふぶきを覚えないので、くさタイプ対策はヘドロウェーブやヘドロばくだんに頼ることになる。
ブラック2・ホワイト2の教え技ではこおりタイプの技であるれいとうパンチやこごえるかぜを覚えられるようになり、こおりタイプでくさタイプへの対策も出来るようになった。
素早さも中途半端ではあるものの、すいすい下でならば十分と言える程度にはある。最高で、素早さ115族のこだわりスカーフ持ちまで抜く事が可能。
他にも高いHPを活かした耐久型もある。ドレインパンチとアクアリングをレベルアップで覚えられるので、たべのこしやまもるを合わせて時間を稼ぎつつ回復して行く型になる。この場合特性はどくしゅにして、どくづきを組み合わせてもいい。
同タイプのヌオー、ラグラージ、ナマズン、トリトドンと比較すると、能力は全体的にヌオーより上回っている。素早さはラグラージより上回る。ナマズンとは種族値はほぼ同じ。わざなどを駆使して上手く差別化したい。