バルジーナ/対戦
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バルジーナの歴史
第五世代
ユクシー並みの耐久指数、高速再生技のはねやすめ、耐久戦法を妨害する手段に対するちょうはつ、これらをすべて両立できるポケモンという強みがあった。ただ、当時はドラゴンタイプ全盛でありそのメタとなるこおりタイプがそれなりに多かったため、こおり弱点がネックになる場合もあった。そのこおりといわは遠隔技が主体なのでゴツゴツメットでダメージを重ねるというバルジーナの勝ち筋がこおりといわには通用しづらく、それらのタイプが比較的多かったこの世代では若干苦労した。当時はねやすめがタマゴ技限定であり遺伝の手間が若干かかった。
B2W2の教え技でてっぺき、イカサマを獲得。ただ、環境で最強を誇っていたキノガッサに対しては、どくどく、はねやすめ、ちょうはつ、イカサマという技構成にすると打点が無くて苦労し、特にポイズンヒール型だとお手上げであった。
それでも、ぼうじんのおかげでHPに厚く振れば砂が降っていようともラッキーのちきゅうなげ4発耐えを実現することができた。バルジーナにとって当時の仕様であってもぼうじんはきちんとした意味を持っていたのである。
第六世代
フェアリータイプの登場によってそれまでドラゴンメタとなっていたこおりタイプが相対的に減少したが、今度はフェアリータイプがバルジーナの弱点として追加された。一方、タマゴ技としてでないと覚えられなかったはねやすめがマシン技化され、イカサマはタマゴ技に追加された。ぼうじんは第五世代では消去法で選択されたが、仕様変更によって粉・胞子の技を無効化するようになったため率先して選択する特性となった。ただ、TOD対策なのか、この世代では教え技からてっぺきが削除されている(てっぺき自体はORASの教え技にあるのにバルジーナは覚えられない)。
PGLレーティングバトル統計データを見ると、ORASリーグシングルバトルではどくどく、はねやすめ、イカサマ、ちょうはつが主流技構成であることが分かる。これらの技は8割台から9割台の確率で採用されるため、言い換えればバルジーナから先手を取ってちょうはつを打てばバルジーナはイカサマ程度でしか応戦できなくなるということであった。性格は物理偏重環境似合わせることとこんらんの自傷ダメージを抑えることを目的としたずぶといと単純に物理耐久を上げるためのものとしてはオーソドックスなわんぱくが好まれた。特性はぼうじん一択という状況で、持ち物はゴツゴツメットがメインであった。
第七世代
あくタイプがいたずらごころを無効化するように仕様変更され、ちょうはつを打たれるとほぼ仕事にならないバルジーナにとってこれは無視できない強化。また、くだけるよろいの素早さランク補正上昇幅が上方修正された。だが、カプに対しては非常に脆く、ステルスロック起点型が第六世代よりも蔓延する中で受け出しが不自由になり、じめんとエスパーの一貫を切れるという旨味も機能しづらくなった。それでも、この世代で人気を集めているポリゴン2のイカサマを半減で受けられる上にちょうはつでじこさいせいを封じることができる点からメタとしては需要がある。SMリーグのWCS2017ルール(アローラ図鑑限定のダブルバトル)では度々使用率ベスト30入りしている。SMリーグシーズン1のWCS2017ルールでは最終3位(最終レート2027)を記録した構築に、バークアウトとおいかぜで起点を作り、イカサマとはねやすめで粘り勝つ型が投入されていた[1]。
単体でも最低限は立場を保っているが、この世代ではバルジーナとジバコイルの相性補完を活かした「バルジバコ」が注目を浴びた。ジバコイルのラスターカノンでフェアリータイプ群を処理し、みずとフェアリーの複合タイプに対しては10まんボルトで対処。この「バルジバコ」はアローラ図鑑のポケモン同士で成り立つので、WCS2017ルールなどアローラダブルでも使用可能。
WCS2017ルールでは、ウインディ、ガブリアス、カプ、カミツルギとバルジーナを共に投入し、高種族値による汎用性を活かしたいわゆる「グッドスタッフ」が主流パーティの1つとなった。アローラダブルではカプ・コケコが重いため、カプ・コケコと同時に出すとフィールドを書き換えられるカプ・テテフかカプ・レヒレと組み、サイコシードかミストシードを消費してフィールドなしのカプ・コケコの10まんボルトを2発耐えられるように特防を底上げする構築が一般化した。
第六世代でバルジーナの教え技から削除されていたてっぺきも、USUMの教え技として復活。
第八世代
ソード・シールドではキノガッサが不在のため、ぼうじんの有用性が相対的に低下。それでも、独特の耐性やはねやすめによる回復は変わらない魅力であり、わざマシンからどくどくが削除された中、数少ないどくどく持ちの耐久型として一定の需要がある。
単純に、ドラパルト、ミミッキュの厨ポケコンビ「ドラパミミッキュ」のミラーマッチにおけるドラパルト対策が務まるあく枠として投入されるケースも見られるようになった。高耐久のイカサマ持ちというのが大きい。ただ、ダイマックスわざが登場したこと、およびそれによりダイマックスと相性の良いこだわり系アイテム持ちが増加したことから、混乱木の実の発動機会を得ることがしづらくなりオボンのみ型が主流化。カビゴンと耐久合戦になった時にのしかかり連打でまひを撒かれると弱いという点がこの世代で浮き彫りになった。
地味にストリンダーが2つ持つ弱点両方を無効にできる唯一の相性補完要員という長所がある。
ダイホロウ対策としてはとむね型も利用される。実際シーズン1シングルバトルでははとむね型が約4割を記録し、その後どのシーズンも概ね2割程度の確率ではとむねが選ばれる。
ヨロイじまの教え技としてダブルウイングを獲得したが、バルジーナ程度の攻撃では物理耐久バフ技を使われるとみがわり破壊すらままならない。
ランクバトルシリーズ1ダブルバトル最終3位のパーティに投入されていた[2]。
一般的な育成論
HP、防御、特防が高い。一般的に、努力値はHPと防御または特防を上げ、どくどくで毒を盛りはねやすめで回復するといった耐久型にするものが多い。同じタイプにドンカラスがいるが、ドンカラスがアタッカーならこちらは耐久型のイメージが強い。
技はどくどくやちょうはつといった変化技を中心に覚えさせ、攻撃技は低い攻撃を補えるイカサマや追加効果の強力なはたきおとすに絞られる。覚える技はウォーグルに似ており、ブレイブバードも覚えるがこうげきが低いため火力はあまり期待できない。ブラック2・ホワイト2では、教え技でイカサマやねっぷう、てっぺきを覚えさせることができる。
ダブルバトルでは、おいかぜを中心に仲間をフォローするようにし、自分は、どくどくとまもる、ちょうはつなどで相手のペースを乱すことも可能と言える。また特性ぼうじんを持つため、特に霰パに組み込むのは効果的。こちらはおいかぜと共にうそなきでサポートし、素早さと共に味方のふぶきの実質火力を上げることができる。
性格はわんぱく、ずぶといがメインだが、とんぼがえりとバークアウトを両立させる型など物理技、特殊技の両方を使う場合はのんき、のうてんきなど火力以外に下降補正を掛けることが考慮される。
隠れ特性くだけるよろいは、耐久型とは相性が悪いので通常採用されない。てっぺきを使って防御を調整しながら素早さを上げる戦法もできるが、ネタの域は出ていない。