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ドサイドン/対戦

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このページは、ドサイドンの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。

ドサイドンの歴史

第四世代

ハードロックの存在による折り紙付きの物理耐久があったが、ポケモンリーグ2007を始めとする当時の通常レギュレーションによるダブルバトルではミロカロスが重く、それほど活躍していなかった。

ラティオスへの打点としてメガホーンを搭載した型も珍しくなかったが、素早さ関係とラティオスなみのりを習得可能であることを考えると、メガホーンを当てるのは交代読み前提であった。世代末期のバトレボ環境は耐久ベースの努力値振りのポケモンが主体であったため、崩しのためのつのドリルを覚えた型が主流化。プラチナループの確立により理想個体のサンダーが激増すると、そちらへの受けとしての性質が強くなった。

当時流行していた雨パすいすいエースに上から叩かれるとどうしようもなかったので、ダブルバトルではおいかぜではなくトリックルームで補助するケースがほとんどであった。

WCS2009マスターカテゴリでは準優勝メンバーに入る実績を残している。

第五世代

ドリルライナー、ドラゴンテールを習得。さらにロックブラストの命中率が80から90に上方修正された。教え技化前からドリルライナーを使える数少ないポケモンであったため、ダブルバトルでのじしんの威力分散を嫌うなら一考の余地があった。BW期にはひらいしんと合わせればダブルバトルにおける他のポケモンとの差別化ができた。しかしくさタイプの技威力見直しによる強化、あめふらしニョロトノの登場による雨パの隆盛から第四世代よりも弱体化し、上から叩かれて確定1発とされるケースが増えた。とはいえ、ドサイドンがパーティにエントリーされていれば真っ先にトリパを疑われるなど、警戒はされるポケモンであった。

ムシャーナトリックルームでサポートしつつじしんの味方を巻き込むデメリットをムシャーナのテレパシーで帳消しにするトリパコンビ「ムシャドサイ」がダブルバトルで発祥した。

BW2終期に流行していたこだわりハチマキ+しんそく型のカイリューにはしんそくに対する耐性とこの世代で強化されたロックブラストを使ってのマルチスケイル潰しによって強気に出ることができた。

第六世代

マリルリが環境上位となったことで、環境的には非常にきつくなった。マリルリ以上にきつかったのがウォッシュロトムであり、これはめぼしいみず一致メインウエポンで上から確定1発であった。それでも、とつげきチョッキの登場によって、半端な役割破壊には屈しない面を見せることができるようにはなった。

PGLレーティングバトル統計データからは、少なくともORAS発売後はXYリーグ、ORASリーグ共にじしんれいとうパンチロックブラストが主流となったことがうかがえる。性格いじっぱりが大半であり、その他はわんぱくゆうかんが比較的比率を伸ばした。持ち物はとつげきチョッキがメインであり、サブはゴツゴツメットこだわりハチマキじゃくてんほけんであった。

シングルバトルではドサイドンで物理を受け、メガフシギバナ特殊を受け、上から叩く要員としてファイアローを取り入れた上で、三者の相性補完を活かした「ドサイバナアロー」が一定数使われた。

目立った使用実績としてはORASリーグシーズン10ローテーションバトルで使用率26位を記録している。ファイアローガルーラの一致メインウエポンを半減で受けるのがそちらでの主な仕事であった。

第七世代

ファイアローが環境から姿を消したことでメタを張る相手が1体消滅したが、今度はカプ・コケコミミッキュに対する解答としてポツポツと利用されるようになった。クサZで強化されたソーラービームの普及という向かい風はあるが、新たな砂パの相方としてバンギラスよりも耐性に優れる上に天候合戦に強いギガイアスを手に入れた。ギガイアスとドサイドンを並べ、すなおこしで両者の特防を底上げし、じゃくてんほけんととつげきチョッキによってバトルを有利に進める「ギガドサイ」がダブルバトルでは成立した。シングルバトルではポリゴン2ミミッキュをトリパの始動役としつつ、サイクルを回して隙を作りつつ、フィニッシャーのドサイドンを場に出すという「ポリドサイミミッキュ」が成立。

単体構成としてはイワZを持たせてがんせきほうを奇襲する型が成立。USUMリーグでは積みサイクル全盛時代の到来を受けてつるぎのまい採用型が比較的多くなり、代わりにミミッキュに流されやすいつのドリルは若干下火になっている。一見受けた相手が居座っても交代しても美味しいサイクル戦のお供と言えるがんせきふうじは、元々の素早さの種族値が低い上に攻撃と耐久に全振りが必須レベルでありトリパで使えるスペックでもあるドサイドンには候補外。

仮想敵の1体であるミミッキュを見るなら防御に努力値を厚く振った方が良い。物理耐久に完全特化した型も見られるようになり、こうなるとつるぎのまいを1回積んだいじっぱり型のじゃれつくも確定3発に抑えられる。

主戦場の1つであったローテーションバトルは廃止されたが、元々シングルバトルでそれなりに使われていたドサイドンにとってこれは痛手とは言い難い。

第八世代

ヒートスタンプを獲得。このポケモンより後で解禁されたエアームドに対するピンポイントメタだが、確定数が減るので強化に数えられる。

ダイマックスの獲得により4倍弱点を突くための物理技にも強気に出ることができるようになり、ラプラスなみのり程度なら特防に努力値を全振りする場合4倍弱点の特殊技も耐えられるようになった。ダイロックダイスチルにより低い特殊耐久を補うことができ、ばかぢからダイナックル化してデメリット回避と自慢の攻撃の上昇を図ることもできる。そのため、じゃくてんほけん型のダイマックスエースとして開花。

ただ、おにび型のドラパルトが余りにも多くなり、素の特殊耐久が4倍弱点特殊技の前でつるぎのまいを積めるほど高い訳でもないこともあって、ランクバトルシリーズ2シーズン3あたりになると主力級の座から陥落しかけた。とはいえおにび状態でも非ダイマックス型に役割を持つことができるつのドリル型、ダイマックスの権利を使わずにダイマックスポケモンを狩ることができるメタルバースト型など、ダメージ固定技による取り回しの良さも時に光る。1回だけならラムのみで防げるため、シーズン4からラムのみが持ち物の3番手辺りになった。

単体でも強いが、この世代ではきあいのタスキギルガルドの対面性能、ミミッキュトリックルーム、ドサイドンの技範囲を活かした「ガルドミミドサイ」が主流構築の1つとなっている。ミミッキュのばけのかわを剥がす目的の物理非ダイマックスわざにドサイドンを合わせると比較的安全にじゃくてんほけんを発動できる。

使用率に関しては、ダウンロードコンテンツ解禁までの間、シーズン2を除いて最終ベスト30入りしていない。

シーズン3にはアイアンヘッド型が流行。この世代全体で言うと、ロックブラストじしんほのおのパンチつるぎのまいという技構成が主流。

シーズン9最終3位構築には準速にしつつ特防に努力値を220振ったいじっぱり型が投入されていた[1]

シリーズ6にドリュウズがレギュレーション外になると、その代わりにじめんのアタッカーの代表の座に就くこととなり、シーズン10では使用率7位を記録。シリーズ6環境では準速ドサイドンが素早さ調整の1つの指標となった。

冠の雪原期になるといわ枠をウツロイドに譲りがちになり、カプ・レヒレという明確な不利も追加されたため、シーズン12には使用率62位と平凡な実績に終わった。ところがシーズン13にサンダーが使用率1位に君臨するとそのメタとして需要が回復し、シーズン13には使用率40位まで順位を戻した。一致メインは当然のこと、サブのねっぷうも半減できるのが大きい。それでも、サンダーの相方としてゴリランダーがパーティに入る事は珍しくなかったため安心し切れなかった。

シーズン14最終3位構築にはきあいのタスキメタルバースト型がエントリーされていた[2]

シーズン16になると、サンダーに有利な点、つのドリル構築に対抗できる点などから中盤以降に激増。このシーズンは使用率20位を記録。最終27構築にはとつげきチョッキつのドリル型が残っている[3]

シリーズ8竜王戦ルールではこらえる+イバンのみクッション型が主流化。シリーズ9になってもこの型は引き続き使用される。

シーズン18終盤にはいのちのたま型が流行し、最終4位構築にも残った。なぜいのちのたま型かというとつるぎのまいと両立したいためであり、とつげきチョッキ型やラムのみ型では出せない火力を実現できる[4]

ダブルバトルではひらいしんパッチラゴン対策ができるポケモンとして考慮されるようになった。型によってはトリトドンを起点にじゃくてんほけんを発動してから攻め切ることができ、じゃくてんほけん型に関しては間違いなく強化されている。ダイマックス状態になりつつダイロックダイアースで攻撃しながら特殊耐久を強化できるようにもなり、軌道に乗ればウォッシュロトムハイドロポンプすら怖くなくなるほどである。このダブルバトルではバンギラスが代表的な厨ポケ6匹の内の1匹に入るほどの使用率なので、すなおこしにただ乗りすることが十分期待できる。

他にも10まんばりきわざレコードで覚え、XD技であったてだすけマシン技化している。

ダブルバトルのコンビとしては、コータスをトリパ要員に据え、コータスのひでりトリトドンみずウエポンを弱体化させて動きやすくする「ドサイコータス」が存在する。露骨にサイドチェンジでダイマックスターンを凌がれることが多くなったため、シリーズ4シーズン5あたりになるとダイマックスせずこの2匹の全体攻撃でダメージを与えるプレイングが浸透。最速おいかぜドサイドンの素早さ実数値202という数値はこの世代では素早さのランク補正1段階上昇のバタフリーを抜けるという意味がある。この頃になると、ハードロックドサイドンの耐久調整を破るポケモンが増えたため、ランク上位層の中でハードロックではなく特性にひらいしんを採用した型が浸透した。

ダブルバトルシリーズ3シーズン5最終1位構築にはいじっぱり準速こだわりハチマキドサイドンがエントリーされていた。

しろいハーブいかく対策を行い、それでもドサイドンが通らない場合てだすけで味方をサポートする型もこの世代に成立した。

ダウンロードコンテンツ解禁前は概ね使用率が10位台であった。

冠の雪原期には圧倒的な不利であるカプ・レヒレが余りにも増えたため、きあいのタスキで行動保証を持たせた攻撃・素早さ全振り型が主流化。

一般的な育成論

HP攻撃防御が非常に高く、特殊系と素早さは低い。物理アタッカーもしくは対物理耐久型が妥当。特性ハードロックは優秀。しかし4倍弱点の特殊技はさすがに受けきれないので注意。

得手、不得手のはっきりしたポケモンで相手を間違えると何の活躍もせず一撃で倒されることもあるので注意。

攻撃技はじしんストーンエッジがんせきほうを筆頭にゆきなだれアームハンマーメガホーンほのおのパンチれいとうパンチつのドリルなど。のろいで攻撃と防御を同時に上げることができる。第五世代以降ではドリルライナードラゴンテール(交代読み)も候補に挙がる。特攻はかなり低いものの、だいもんじふぶきなど、特殊技はそこそこ豊富に覚える。

また、すなあらし状態ではタイプの特防が上がるのでそれを前提にした耐久型も存在する。

素早さが低いため、ロックカットまひトリックルームなどのサポートが欲しいところ。それらのサポートが期待できるようであれば、プラチナのわざおしえ人で覚えられるようになった、対水用のかみなりパンチも候補に挙がる。

でんきなどを弱点とし、特性かそくを持つテッカニンからのバトンタッチは相性がいい。こおりタイプを除き、それらのタイプを軽減・無効できるためである。そのため、素早さのほかにつるぎのまいをバトンタッチできれば、相手にとって脅威になることであろう。

持ち物は弱点が多いことを逆に生かしてじゃくてんほけん、フルアタ構成にしつつ、低い特防を補えるとつげきチョッキが候補になる。

脚注