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ゴルーグ/対戦

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このページは、ゴルーグの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ゴルーグの歴史

第五世代

合計483とやや低めだが無駄の無い種族値ばくれつパンチストーンエッジを必中にすることができる優秀な特性であるノーガード、無効3つの複合タイプなど、高いポテンシャルを持っていた。特にかくとう無効はローブシンへの解答となり、でんき無効はけしんボルトロスを始めとしたいたずらごころサポーターの放つでんじはへの対策となった。

そんなゴルーグもBW期における評価は高くなかった。というのも、隠れ特性ノーガードが未解禁で、教え技のほのおのパンチかみなりパンチれいとうパンチ(いわゆる三色パンチ)が習得前であったからである。BW期にはてつのこぶし型以外育てようがなかったが、シャドーパンチアームハンマー程度しか実用的な技には補正がかからず、使い勝手が悪かった。

第六世代

ギルガルドの登場、ゲンガーメガシンカ獲得などから、ゴルーグにゴースト枠を割く余裕がなくなるケースが増加。それでも、じめん枠とゴースト枠の2つを兼ねる性質から、相性補完、サイクルを重視するプレイヤーとしては悪くないという面も目立つようになった。

PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルではじしん、ばくれつパンチ、ストーンエッジ、ロックカットという全抜き狙いの技構成がメインであったとうかがえる。性格は火力を追求したいじっぱりが、持ち物は行動保証を得てロックカットを積む余裕を持たせるためのきあいのタスキ、無理なく組めるフルアタック構成と相性の良いとつげきチョッキが好まれた。ただ、きあいのタスキやとつげきチョッキの採用が主流となったということは、ゴルーグ程度の特殊耐久では弱点タイプに対して全く安心できなくなったということでもあろう。

一見するとノーガード+ばくれつパンチの組み合わせが、交代の余地が無くなりがちにあるトリプルバトルと好相性だが、ORASリーグトリプルバトル環境は雨パ、なみのりパが跋扈する典型的なみずゲーであり、みず弱点のゴルーグは活躍できなかった。

単体では心細い存在となってしまったが、サザンドラメタグロスのコンビ「サザングロス」に加えて相性補完を果たすとつげきチョッキ型の特殊受けとしてゴルーグが採用された構築がORASリーグ中期に流行。実際、同リーグシングルバトルシーズン11では同時エントリー率2位にサザンドラが、4位にメタグロスが入選する結果となった。

第七世代

使用率1位の常連であるミミッキュの登場によってゴースト枠としては非常に肩身が狭くなった。じめん枠としてもカバルドンマンムーなどと異なり特性が攻撃一辺倒なので起点技にも向かない面が露呈。さらに、こんらんの弱体化によって必中ばくれつパンチで攻めるというそもそもの強みが薄れて行った。

単体構成としてはそれまで主流であったロックカットがこだわりスカーフ型の蔓延によって役に立たなくなることがざらになったため、ミミッキュ対策のヘビーボンバーに入れ替えられるようになった。それ以外に大きな変更点はなし。

第八世代

ストリンダー対策として考察されるようになった。というのも、ストリンダーの主流技構成であるオーバードライブボルトチェンジほっぺすりすりばくおんぱ、という型の場合、すべて無効にできるためである。仮に毒技があっても1/4で受け止められる。

一方、ミミッキュドラパルトガラルヒヒダルマナットレイの全てにタイプ相性上で不利であるため総合的には環境的で恵まれない。

技面ではトリックを獲得しており、ぶきようを活かしてトリックとつげきチョッキを押し付けるコンボが成立。

冠の雪原ではレアなげんしのちからを考慮しなければノーマルでんきの打点しかないレジエレキを完封できるという利点を得るに至ったが、ドリュウズで十分なのが悩ましいところ。

一般的な育成論

じめんゴーストの複合タイプであり、弱点はやや多い。 高い攻撃を持つが、特攻素早さは低い。性格をいじっぱりにして、物理アタッカーに育成すると良いだろう。

通常特性はてつのこぶしぶきようであり、てつのこぶしは3色パンチやシャドーパンチ等の威力を上昇させることができるため優秀である。ぶきよう第七世代まではトリック等を覚えないため活用しにくかったが、第八世代でトリックを覚えるようになったため活用の道が見えてきた。隠し特性はノーガードであり、ハイリスク・ハイリターンだがばくれつパンチ等が必中になる。

攻撃技の候補としては、シャドーパンチじしんストーンエッジばくれつパンチアームハンマーしねんのずつき・3色パンチ等が挙げられる。変化技の候補としては、ステルスロックロックカットのろい等が挙げられる。なお、タイプの都合上、のろいは「呪い」になり、能力的に相性が良い「鈍い」にはならない。

かくとうタイプ全般に繰り出しやすい。特にテラキオンに対して強く、かくとう共に半減以下に抑えられる上にじしんしねんのずつきで弱点を突ける。