コバルオン/対戦
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コバルオンの歴史
第五世代
当時としてはサザンドラ、オノノクス、パルシェンの一致メインウエポンを受けられるタイプと高い物理耐久、素早さの種族値108から、中速両低耐久のルカリオとは住み分けが容易であった。
トリプルバトルではテラキオンより優秀な耐性、物理耐久からエルフーンのいたずらごころ+ふくろだたきで正義の発動を強化する「エルフコバル」が一定数使われた。全体攻撃補正により威力が分散したじしん程度なられいじゅうランドロスやドリュウズなどから受けてもあまり怖くなかった。ラティオス、ウルガモスの弱点を突く技に対して耐性を活かして受け出ししやすいのも大きかった。
ローテーションバトルではかくとうタイプの中でもっとも使われた厨ポケという立場であり、受け手段として重宝された。
第六世代
この世代ではファイアローのブレイブバードを等倍で受けられる点、たつじんのおび程度の火力増強があれば耐久無振りのようきメガガルーラを上からインファイトで確定1発にできる点など、環境的にはマッチしていた面があった。フェアリータイプを等倍で受けられるのも利点であった。しかし、ルカリオがメガシンカを獲得したことで、基礎スペックの高さは種族値合計でこちらに勝るルカリオに追い越される事態となった。幸い、ステルスロック、ちょうはつ、でんじはをルカリオは覚えず、メガシンカしたターンにはメガシンカ前の種族値が参照される仕様であったため、差別化はまだ容易な世代ではあった。
PGLレーティングバトル統計データからは、ステルスロック、ちょうはつ、でんじはなどで起点を作りつつインファイト、アイアンヘッド、ボルトチェンジなどで削りを入れる型が一般的であったことがうかがえる。性格はルカリオとの差別化点である素早さを活かすためのようきが、持ち物はやはり起点作りに役立つゴツゴツメットが主流であった。
第七世代
カプやミミッキュの登場などフェアリータイプの普及によって高速で一致アイアンヘッドを叩き込めるはがね枠として期待されたが、実際は無振りカプ・テテフを確定1発にできないため、ここに来てはがね枠の役割破壊としては非力な面が目立つようになった。ひかえめカプ・テテフがサイコメイカーの影響下でサイコキネシスを放った場合は、HP4振りの場合は最低乱数以外1発も耐えられないため、耐久面でも恵まれなかった。さらに、メガルカリオがメガシンカの素早さ仕様変更によってメガシンカしたターンにメガシンカ後の素早さを参照されるよう強化されたため、こだわりスカーフを考慮しなければ火力と速度ではメガルカリオに敵わなくなった。
第八世代
Pokémon HOMEのサービス開始と同時に解禁された。
いじっぱりいのちのたまエースバーンのキョダイカキュウをダイマックス状態で確定耐えする調整のじゃくてんほけん型が新たに開発された。耐えたらダイジェット(とびはねる)で行動順を逆転し、後はダイロック(ストーンエッジ)で倒し切るのみである。オッカのみ型ならダイマックスを切らなくとも同様に耐えられるが、ほのおウエポン以外にはノータッチ。
ダブルバトルではエルフーンやドラパルトのふくろだたきでコバルオンのせいぎのこころを発動する「エルコバドラパ」が成立。テラキオンではなくコバルオンを使うのにはあちらと異なり一致ダイマックスわざ両方が味方のランク補正を強化するものである(テラキオンのダイロックによるすなあらしは、いわタイプしか特防が上がる対象にならない)という理由がある。
一般的な育成論
防御が高く、物理耐久に優れる。素早さも高い。同じタイプのルカリオと比べると先手を取りやすい耐久寄りのポケモンとして捉えられることが多い。特性のせいぎのこころによって、あくタイプを相手に後出ししやすい点が特徴。
攻撃と特攻の種族値が同じだが、あくまで並よりは高い程度の為に力不足な面がある。そのためアタッカーとして扱う場合には、補助技でカバーする必要がある。また覚える技が物理技中心のため物理アタッカーとして育成されることが多い。メインウェポンとしてはアイアンヘッド、せいなるつるぎ、インファイトが候補に挙がる。アイアンヘッドで弱点を突けるタイプはこおり、岩といずれもかくとうタイプと被るものの、かくとうタイプが辛いフェアリータイプの弱点を突く事ができる。素早さもエルフーン以外のフェアリータイプには先手を取る事ができるので撃てずに終わると言う事はほとんどなく、耐えられても怯みの追加効果が期待できる。サブウェポンは主にストーンエッジが候補にあがる。
特殊技だがボルトチェンジを取得できるため、相手の交換先に合わせて有利なポケモンを出していくことも可能。きあいだまやラスターカノンも覚える事ができ、氷タイプのめざめるパワーと合わせて特殊型なども過去にはあったが、XYで受けループ戦術の数が減ったことや特殊型にする大きな理由であっためざめるパワーの威力が低下したことから、コバルオンの特殊一刀型は既に過去の戦術である。
変化技はつるぎのまい、ちょうはつ、ステルスロックと汎用ながら強力な選択肢にもなりうる。低い特殊耐久を補い、特殊技の威力を上げるめいそうも覚えられる。
性格は素早さがメガガルーラに先手を取ってタイプ一致格闘技を撃てるポケモンと言う事もあり、素早さ補正の掛かるもので使われる。特殊技を使わない、または威力が期待できないのでようきで扱うのが基本となる。めざめるパワーの最大威力が70だった第五世代以前は、威力確保のためにむじゃきを選択することもあった。
ダブルバトル、トリプルバトルの場合は、味方のエルフーンにふくろだたきをさせて、せいぎのこころにより攻撃を上げる戦術もできるが、これは元々の攻撃が高い上にタイプ一致いわなだれが使えるテラキオンでやる方がよい。