ペパー
ペパーとは、スカーレット・バイオレットの登場人物。
ゲームにおけるペパー
ブロンドを肩あたりまで伸ばした青年。色は薄茶系で部分的に色が濃くなっている。右目は前髪で隠れている。オレンジアカデミーS/グレープアカデミーVの生徒で、長袖長ズボン・青色S/黄色Vのベストの秋服に、グレーと黄色のスニーカーブーツを合わせている。大きな黄色のバックパックを背負っている。
主人公より1つ上の学年で、所属クラスは文科系コースの2-G。料理が得意でポケモンを元気にする健康料理を研究している。一方で本人曰くポケモン勝負は苦手との事で、主人公にある依頼を行う。
オーリム博士S/フトゥー博士Vの息子。しかし、そのことを他者から指摘されると複雑そうな反応を見せる。
注意:以降の記述には、作品の内容やあらすじ、登場人物などのネタバレが含まれます。ご理解の上ご利用ください。
主人公とはコサジの灯台の前で初対面となり、勝負を挑んでくる。コライドンS/ミライドンVのことを知っており、勝負の後、主人公にコライドンのボールS/ミライドンのボールVを渡す。
レジェンドルート
健康料理の研究のため、パルデアの各地にあるという珍しい食材・秘伝スパイスを探している。それを守るヌシポケモンと戦うため、主人公の腕前を見込んで協力を頼む。主人公がヌシの生息する付近に到達したタイミングで、探索途中の彼がヌシに関する情報を連絡してくる。主人公がヌシと一度戦い、逃げたヌシがスパイスを食べて自身を強化した後でペパーが駆けつけ、共闘となる。
2つ目の秘伝スパイスを手に入れた段階で、秘伝スパイスを探す理由について大ケガを負った相棒のマフィティフを治すためだと打ち明ける。マフィティフの症状はポケモンセンターやキズぐすりでは治療不可能なもので、ペパーは親の研究室にあったスカーレットブックS/バイオレットブックVに載っていた秘伝スパイスに一縷の望みをかけていた。秘伝スパイスを使ったサンドウィッチを食べるごとにマフィティフは少しずつ回復していき、また、同じものを食べたコライドンS/ミライドンVもその度に新たなライド技を習得していく。
当初はコライドンS/ミライドンVに刺のある態度を取っていたが、秘伝スパイスを獲得していくごとに徐々に軟化していく。また、スパイス探しの中で主人公との間には友情を感じ、しだいに友達・親友として接するようになる。
全ての秘伝スパイスを入手し、マフィティフが快癒、コライドンS/ミライドンVがライド技を習得しきった段階で、オーリム博士S/フトゥー博士Vから「スカーレットブックS/バイオレットブックVを持ってエリアゼロの最深部まで来てほしい」と頼まれる。研究に没頭する親とはずっと離れて暮らしていた上に、幼い頃からろくに構ってもらえた覚えもなく、あまつさえ手伝わせようとしてくることに腹を立てるが、主人公とコライドンS/ミライドンVが行くのであればと、同行を決める。その際、力試しのためコサジの小道にてマフィティフを含めた手持ちポケモンで主人公に勝負を挑む。
ザ・ホームウェイ
主人公がチャンピオンロード、レジェンドルート、スターダスト★ストリートをすべて攻略した後、主人公、ネモ、ボタンとゼロゲートで落ち合い、そこからエリアゼロへ出発し、ゼロラボに向かう。途中でパラドックスポケモンに遭遇したときはマルチバトルで主人公と2度共闘している。
コライドンS/ミライドンVとはかつてコサジの灯台の研究所で短期間一緒に暮らしたことがある。しかし、存在が周囲に知られそうになったことから博士はコライドンS/ミライドンVを連れてエリアゼロに行ってしまい、ペパーは「親を取られた」という思いを抱いていた。このため、コライドンS/ミライドンVと再会しても当初は刺々しい態度を取っていた。
実の家族ながらろくに顔も合わせず数年も音信不通だった親に対しては、反発心を見せながらも、家族であるのなら一緒にいてほしかったと道中で心情を吐露している。また、度々通信で連絡をしてくる博士が本物ではなく別の何かであることを薄々察していた節がある。オーリムAIS/フトゥーAIVと対面したときは、侘びてくるAIの言葉に驚きながらも「母ちゃんS/父ちゃんV」と呼びかけた。その後、戦闘に敗れたAIが旅立っていくのを見送った。
クリア後
第1回学校最強大会では必ず1回戦で主人公と戦うことになる。
親のことについて多少なりともショックを受けていたが、マフィティフや主人公たち友人と一緒に学校生活を楽しみたいと希望を語る。また、自分探しと称して親である博士のことを学校で調べ始める。
かつての自分のように悩む人を助けたいという思いから、ポケモンを元気づける料理人を目指す。
所持ポケモン
コサジの小道(2回目)、学校最強大会、リーグ部ではマフィティフをあくタイプにテラスタルする。
スイリョクタウンではテラスタルを使わず、手持ちを繰り出す順番も決められていない。
対策
コサジの小道(2回目)ではレジェンドルート最後の戦いということもあり、手持ちのレベルが高い。他の2つのストーリーと異なり前哨戦となるトレーナーがおらず、レジェンドルートを優先的に進めているとレベル差が開くことになりやすい。相手のパーティはかくとう弱点が4体で半減できるポケモンもいないが、物理耐久に優れたポケモンも多いため、耐えられて反撃される可能性はある。特殊技を中心で攻める場合、パルシェンは「ひかりのかべ」を持っているので早めに倒したい。
アニメにおけるペパー
本編
ペパー | |
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英語名 | Arven |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
性別 | 男性 |
職業 | 学生 |
声優 |
2023年版第67話で初登場。
放課後のブレス
ペパー | |
---|---|
英語名 | Arven |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
性別 | 男性 |
職業 | 学生 |
声優 | 古川慎 |
第1話に登場。服装は『スカーレット』のもの。
ナッペ山を訪れた際にハルクジラに追い回されるが、オハラがフルートでハルクジラを鎮めたために命拾いする。オハラの演奏を褒めたり、助けられたことに礼を言ったりした一方で、オハラが父からフルートを教わったと聞いた時は意味深な反応を示したり、立ち去る間際に「相棒ポケモン、大切にな」と彼女に言い残したりしている。
ポケモンカードゲームにおけるペパー
以下のカードに描かれている。
- ペパー (カードゲーム)
- マフィティフ(AR)
ポケモンマスターズにおけるペパー
オレンジアカデミーの制服姿でトレーナーとして登場する。マフィティフを使用する。古川慎がキャラクターボイスを担当した。
専用のアレンジBGM「戦闘!ペパー (ポケマスアレンジ)」が公開された。
詳細はペパー (ポケモンマスターズ)を参照。
グッズ
シリーズ名 | 発売日 | 概要 |
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「缶バッジコレクション~パルデア編 B~」 | 2023年4月13日[1] | 公式イラストを用いた缶バッジ。グレープアカデミーの制服でマフィティフと共に描かれている。 |
「POKÉMON TRAINERS メモリーズ of パルデア」 | 2023年9月16日[2] | 「スカーレット・バイオレット」に登場するトレーナーたちが描かれたグッズ。グレープアカデミーの制服でマフィティフと共に描かれている。 |
「ポケモンスケールワールド パルデア地方 ペパー&マフィティフ&パルシェン」 | 2024年2月[3] | ポケモンスケールワールドシリーズ。グレープアカデミーの制服でマフィティフ、パルシェンと共にフィギュア化した。 |
引用
ペパー/引用を参照。
備考
- コサジの小道の1戦目では負けると目の前がまっくらになり賞金を払うことになるものの、直後の会話イベントが変化するだけでストーリーは進行する。
- コサジの小道の2戦目では負けると目の前がまっくらになり、勝てるまでストーリーが進まない。
- コサジの小道の2戦目で勝利した後、すでにチャンピオンロードやスターダストストリートをクリアしているかどうかで選択肢と会話が変化する。クリアしていないストーリーがあれば、3つのストーリーをクリアした後に改めてペパーから連絡が入る。レジェンドルートを最後にクリアしたときは専用の会話イベントがあるが、いずれの場合もゼロゲートで待ち合わせることになる。
- テラスタルを繰り出すトレーナーはいずれも「最後の1匹を場に出してからの最初のターンにモンスターボールを持った手を前に構えて決めセリフ」という流れを取るのだが、テラスタルを繰り出すトレーナーの中でペパーのみ、この時手に持っているモンスターボールが上下逆になっている。
- 他の人物はいずれも赤色の側を上にして持つが、テラスタルの時のペパーのみ白を上にして持つ。また、テラスタルの時以外はペパーも赤を上にして正しく持つ。
- 逆にして持つテラスタルの時も、ボールを投げる直前にボールを持ち直して赤を上にしているため、バグ等で逆向きになっているのではなく、ペパーが間違えて逆に持っている模様。
- 先述のようにテラスタルを扱う事の出来るトレーナーであり、それゆえ作中のトレーナーとしては優秀な部類ではあると思われるが、本人はポケモン勝負は苦手と発言していたりと対戦方面に対する自己評価が低い節がある。
- ヌシポケモンの土震のヌシの際は地面が揺れるせいで酔ってしまったような発言をする。
各言語版での名称と由来
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