コジョンド/対戦
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コジョンドの歴史
第五世代
BW2期に獲得した隠れ特性すてみ、とびひざげり、アクロバット、ジュエルなどの存在、素早さの種族値105と攻撃の種族値125いうステータスから、シングルバトルでは物理速攻型としての印象が強かった。一方、コジョンド程度の耐久性能では速攻とサイクルを両立したさいせいりょく型は難しい。例としてHPと攻撃に努力値を最大限振ったわんぱくカバルドンのじしんをようきコジョンドが受ける場合、防御を20振りでHPを4振りにすることで砂ダメージ込みで確定2発に抑えられる計算である。
特攻も95と決して低くないため、性格としてむじゃきなどの両刀向けのものを選んだ上でめざめるパワーを覚えさせた型も珍しくなかった。タイプは主に、カイリューやランドロスといったメインのとびひざげりの通りが悪いポケモンを狙い、4倍弱点を突くためのこおりが選ばれた。
ダブルバトル、トリプルバトルではファストガード、ワイドガードで味方を守る要員として活躍。
第六世代
ファイアローの登場によって若干選出しづらくなったが、ファストガード+まもるで相手の先制攻撃技とのPP合戦ができるという強みがあり、またメガガルーラをようきコジョンドはすてみ+いのちのたま+とびひざげりで確定1発にできるため他のかくとうタイプよりは余程使える部類ではあった。とはいえ、ひこうのジュエル没収により、アクロバットがほぼ候補外に。一応ねこだまし+ノーマルジュエルは残ったため、ノーマル以外のタイプのジュエルの没収による弱体化は数多くの他のポケモンと比べると比較的小さい。XYリーグトリプルバトルではファストガード、ワイドガードで味方を守りつつ隙あらばけたぐりで役割破壊する殴れるサポーターとして活躍し、同リーグ同バトルでは使用率ベスト30の常連となり、最高位はシーズン13の8位。一方、同じくトリプルバトルでもORASリーグでは、ORASの発売によって第六世代でも入手できるようになった準伝説群のスペックに立ち向かうのに不十分な耐久性能が浮き彫りになり、あついしぼうでふぶきやねっぷうに備えられるハリテヤマがORAS発売の影響でトリプルバトルにおいて流行したため、シーズン8に使用率30位を記録するにとどまった。
第七世代
トリプルバトルの廃止によって弱体化。また、カプ・テテフはサイコメイカーによって先制攻撃技を無効化するため、ファストガードで先制攻撃技に備えるというコジョンドの仕事を間接的に減らす結果となっている。さらに、すてみを考慮しなければとびひざげりの火力と速度でコジョンドに勝るフェローチェが登場。極めつけはメガシンカの素早さ仕様変更により、素早さの種族値105を持つ程度のコジョンドでは安心して上を取ることができなくなった・とはいえ元々第六世代におけるシングルバトルのとびひざげり使いとしてはメガバシャーモが鉄板となっており、とびひざげりアタッカーとしてはそう考えると弱体化とは言い難いか。
PGLレーティングバトル統計データからはシングルバトルでは第六世代と変わらず、ねこだましとはたきおとすで起点を作り、とんぼがえりで再生力を発動したり隙あらばすてみの補正が掛かったとびひざげりで削りを入れるという構成が一般的であるが、強いて言えばUSUMリーグではねこだましとそれ以外の技の組み合わせを阻害しないいのちのたま型だけではなく、これまでほとんど顧みられなかったとつげきチョッキ型も採用されるようになった。例として、HPと素早さに努力値を全振りして残りを防御に4振りしたおくびょうメガゲンガーのヘドロばくだんを素早さと特防に全振りして残りを防御かHPに振ったとつげきチョッキコジョンドが受けた場合、1回さいせい力を発動することとどくの追加効果や急所を引かないことを前提とすると確定で3発耐えられる計算となる。これならはたきおとすをメガゲンガーに2回打ち込んで落とす余裕も生まれる。ここに来てさいせいりょくの有用性が明確な形で注目される結果となった。
第八世代
『鎧の孤島』配信に伴い解禁。
インファイトを獲得。しかし、すてみ+とびひざげりが大きな武器の1つであるため、すてみによるサポート範囲外であるインファイトの獲得は強化とは言い切れない。一応、ダイウォールが飛び交う中で反動ダメージの無いインファイトは利便性が高いが。
こだわりハチマキ+すてみ型は性格がようきでも物理耐久特化ポリゴン2(しんかのきせき込み)を確定1発にでき、同じく『鎧の孤島』での解禁組であるポリゴン2への対策として一部で注目された。
せいしんりょくがいかくを無効にできるようになったため、これも強化と言える。
一般的な育成論
かくとうタイプ単体のポケモンの中では素早さが最も高い。攻撃も高いので物理アタッカーが中心となる。
攻撃技はメインウェポンとしてとびひざげりやドレインパンチが主な候補。とびひざげりは外してしまうと最大HPの半分のダメージを受ける危険はあるが、威力が非常に高く突破力を求めるには打ってつけ。ドレインパンチは火力はそれほどでもないが、命中安定で与えたダメージの半分のHPを回復できる点は優秀。
サブウェポンはストーンエッジ、いわなだれ、ねこだまし、とんぼがえり、アクロバット、ダブルチョップなどが上げられる。ねこだまし+とんぼがえりは特に有名なコンボ技として使われている。
特攻もそれほど低いわけではないので特殊アタッカーとして使うこともある。メインがはどうだんやきあいだま、サブがくさむすびやめざめるパワーとレパートリーは非常に少ないが、タマゴ技でさきどりを取得できるので場合によってはそれをカバーできることもある。
補助技はあまり採用されないが、可能であればビルドアップやつるぎのまい、みがわり、タマゴ技でのバトンタッチも候補。
ブラック2・ホワイト2でカムラのみなどHP1/4以下で能力が上がるきのみが解禁されたため、こらえるまたはHPを4n+1に調整した上でのみがわり+カムラのみ+きしかいせいといったコンボも使える。
特性は相手からの技の追加効果でひるまないせいしんりょくと、交代のときにHPを最大の1/3回復できるさいせいりょくの2種類だが、さいせいりょくの方がよく採用される。持ち物のいのちのたま、きあいのタスキや技のとんぼがえりと非常に相性が良く、とびひざげりを外してダメージを受けたときのカバーにもなる。上記の補助技でもみがわりとバトンタッチのコンボとは相性が良い。
一方でせいしんりょくはねこだましを受けても行動できるようにはなる。一見地味だが、これはダブルバトルで重要で、相手のねこだましを恐れることなく行動できるという点が非常に優秀。伝説戦ではそのサポート性能を生かしミュウツーとコンビを組んだコジョツーは伝説戦ではあまりにも有名。耐久面が低いためきあいのタスキを持たせない限りエアスラッシュなどの弱点技に対抗できないことに注意しよう。また、メインウエポンについてもとびひざげりがまもるにより使い勝手が悪くなるのでけたぐりがよく使われる。
隠れ特性は反動でダメージを受ける技の威力が上がるすてみ。対象となるのはとびげりやとびひざげりのみだが、この特性で無い場合に倒せなかったポケモンが倒せることがあるので、採用の余地がある。この場合はこだわりハチマキで突破力をさらに向上させたり、こだわりスカーフで先手を取り一気に畳み掛ける戦法も有効。こうかくレンズで確実に当たるようにすることもできる。