ゲームフリーク
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株式会社ゲームフリーク(かぶしきがいしゃゲームフリーク)は、ゲームソフト開発会社。主にゲーム『ポケットモンスター』シリーズの開発を手がけていることで知られる。代表取締役社長は田尻智。
概要
主にゲーム『ポケットモンスター』シリーズの開発を行う。ゲームジャンルはRPGやアクションを多く手がけている。任天堂などからゲーム開発に関わる資料を貰い、ポケモン以外のゲームを製作することもある。まれにポケモンカードゲームのイラストも手がける。
沿革
会社設立まで
1983年3月20日、田尻智はミニコミ誌『ゲームフリーク』を創刊した[1]。田尻は同年にはライター活動を開始し、読者のひとりであった杉森建と出会う[1][2]。翌1984年までに杉森のほか同人誌製作を手伝うメンバーが集まり、田尻の自宅や高校卒業後の杉森が借りたアパートがあった町田を拠点に活動していた[2][3]。この頃から、田尻たちの中に「ゲームを作りたい」という考えが起こり、自分たちでゲームを制作する方法を考えるようになった[2][3]。
田尻は、もともと交友のあったプログラマたちを加入させ[3]、1983年に任天堂が発売していたファミリーコンピュータでゲームを制作することを決めた[4]。しかし、任天堂と契約するだけの資金がなかったため、プログラマを中心にファミリーコンピュータの解析を行い、並行して制作するゲームのアイディアを考えた[4]。
1986年頃、メンバーの案をもとに『クインティ』の開発を開始するが、開発に携わっていたメンバーが就職や進学などしたことで、全員が日中は仕事や学業、夜間にゲーム開発を行って終電で帰る状態になり、プロジェクトが難航しはじめた[4]。そのため、田尻はプロジェクトメンバーに給料を払うことを約束して自身でメンバーを雇うことにし、メンバーがプロジェクトに専念できるようにした[4]。この頃には、同人誌製作を行っていた町田から下北沢(代沢4丁目付近)にあるマンションの一室に拠点を移していた[4][5]。
1987年に『クインティ』の開発が本格化したが、田尻は音楽を制作できる人材がいないことに気づいた[4]。田尻は音楽が制作でき、かつプログラムができてゲームに興味がある人を探し、在籍していたプログラマから彼の専門学校の同級生であった増田順一を紹介された[4]。増田はそれまで制作した楽曲を持って田尻に会いに行き、田尻からのオファーを受けてゲームフリークに参加するようになった[4][5]。
1989年4月26日、田尻はゲームフリークを株式会社として法人登記した[2]。同年6月27日に『クインティ』はナムコから発売され、開発機材から自作して制作された「世界初のインディーズファミコンソフト」ともいわれる同作は、20万本のヒットとなり商業的な成功を収めた[2][6]。ゲームフリークが設立された後、杉森や増田はすぐに正社員として入社しておらず、増田は同年6月[6]、杉森は2年ほど経った1991年頃[7]にそれぞれ入社している。
会社として設立したゲームフリークは、複数のメーカーからゲーム開発会社として仕事を請け負うようになった[8]。他方で、それまでゲーム開発と並行して行っていたゲーム雑誌での記事制作も変わらず請け負った[8]。2つの事業について、前者は「ゲーム開発部門」が、後者は「出版部門」がそれぞれ請け負っていたが、少人数のメンバーで仕事を回すため自分の担当する仕事だけでなく職種の壁を越えてゲーム作りに取り組むことも多かったとされる[8][9]。
『ポケットモンスター 赤・緑』
『クインティ』に次ぐ2作目『ジェリーボーイ』の発売は1991年9月13日であったが、それ以前の1990年、現在のポケットモンスターの原形となる企画『CAPSULE MONSTERS』が始動する[6]。この企画が『ポケットモンスター 赤・緑』として結実する1996年までの6年間、横井軍平からの依頼で作られた『ヨッシーのたまご』や『パルスマン』など様々なジャンルのゲームを制作し、収益を得て会社を存続させるとともに、ゲーム制作のノウハウを積み重ねていった。
『ポケットモンスター 赤・緑』は通信交換・通信対戦という新たなゲームデザインと大規模なメディアミックス戦略によって爆発的ヒットを収めた[10]。その後もマイナーチェンジ作品の『ポケットモンスター 青』や『ポケットモンスター ピカチュウ』を制作。1998年9月28日には『赤・緑』がアメリカで発売され、海外展開の第一歩となった。
ポケットモンスターシリーズへの注力
1999年11月21日に発売された『ポケットモンスター 金・銀』の発売以降、海外での人気の高まりを受け、任天堂から次の作品を作って欲しいと依頼されていた[11]。このときの社内規模では他の作品の開発が不可能であり、しばらくはポケットモンスターシリーズの開発が続くこととなる。「金銀以降はダウントレンド」という世間の反応にも負けることなく、2000年マイナーチェンジ作品『ポケットモンスター クリスタルバージョン』の後、2002年、第三世代にあたる『ポケットモンスター ルビー・サファイア』、2004年『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』『ポケットモンスター エメラルド』を制作。
2005年には、1999年1月の『クリックメディック』より6年ぶりとなるポケットモンスターシリーズ以外の作品であり、原点であるアクションゲームとして『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』を制作した[12]。
2007年、下北沢から三軒茶屋へオフィスを移転[12]。2006〜2009年にかけて第四世代にあたる『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』『ポケットモンスター プラチナ』『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』を制作。
ギアプロジェクト
2010年、「ギアプロジェクト」と呼ばれるプロジェクトが始動。これは、社員が企画の提案を行い、最大6ヶ月のテスト期間で試験的に制作し、この期間中に認められると開発一部の正式プロジェクトに格上げされて開発が行われる、というものである[13]。これにより、ポケットモンスターシリーズ以外の作品の制作が復活した。2012年9月5日にはこの第1段作品となる『リズムハンター ハーモナイト』が配信開始され、その後も初のセルフパブリッシングタイトル『ソリティ馬』、『TEMBO THE BADASS ELEPHANT』などが開発されている。新規IPの創設だけでなく、少人数のプロジェクトでの体験によって社員のステップアップも期待されている[13]。
このプロジェクトの始動に伴い、開発部が開発一部(新規IP創設)と開発二部(ポケットモンスターシリーズ)、開発本部に分かれている。
第五世代以降のポケットモンスターシリーズ
2010年以降、ポケットモンスターシリーズでは、2010〜2012年に第五世代『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』が制作された。『ブラック2・ホワイト2』と同時に配信された『ポケモンARサーチャー』は初のゲームフリークが開発した、「ポケットモンスターシリーズ」以外のポケモン関連作品である。
2013〜2014年、第六世代の『ポケットモンスター X・Y』『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』が発売される。関連ソフト『ポケモンバンク』『ポケムーバー』の開発も手がけている。
2015年10月27日、スマートフォンアプリ開発会社のコアゲームスを吸収合併したことを発表した[14]。2016年、ゲーム開発プロジェクトから独立した部門として「研究開発部」を設立した[15]。研究開発部はゲーム作品の3DCG化にともない、先立つ2015年に研究開発部長に就任していた玉田荘介により設立された。プログラマとテクニカルアーティストが所属しており、次世代の技術開発や開発環境の構築を目的としている[15]。
2016年11月18日、『ポケットモンスター サン・ムーン』を発売した。『サン・ムーン』開発終了直後から同作でディレクターを務めた大森滋を中心に数名でのちに『ソード・シールド』になる作品の構想を始めた[16]。Nintendo Switchによりテレビにつないで大画面で遊べることから、ポケモンが巨大化するダイマックスに関する構想が初期段階の時点で出されていた[16]。
2017年11月17日、『サン・ムーン』発売の約1年後にマイナーチェンジ版である『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が発売された。先立つ同年9月には『ウルトラサン・ウルトラムーン』でディレクターを務めた岩尾和昌が『ソード・シールド』プロジェクトに合流しており、本格的に『ソード・シールド』プロジェクトが始動している[16]。2018年には『ポケモンクエスト』がNintendo Switchおよびスマートフォン向けアプリとして配信開始。
2018年11月9日、公式TwitterとYoutubeチャンネルを開設。ポケモン以外の開発タイトルのプロモーション・情報発信にも力を入れる[11]。11月16日には据置機としての機能を持つゲーム機に対する初のポケットモンスターシリーズとなる『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』を発売。
2019年11月15日には第八世代となる『ポケットモンスター ソード・シールド』を発売。同年10月にはギアプロジェクトの作品『GIGA WRECKER ALT.』『リトルタウンヒーロー』(仮称:TOWN)を発売した[17]。
2022年1月28日には『Pokémon LEGENDS アルセウス』、同年11月18日には『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を発売。
2024年2月27日、「Pokémon Presents 2024.2.27」にて『Pokémon LEGENDS Z-A』を2025年に発売予定であると発表した。
人物
インタビューや社員紹介などで社員として露出している人物を列挙する。
取締役
- 田尻智
- 創業者。代表取締役社長。ポケモン原作者、エグゼクティブプロデューサー。
- 杉森建
- グラフィックデザイナー。設立前からのメンバー。1991年頃入社。常務取締役。アートディレクター、イラストレーター、デザイナー。
- 渡辺哲也
- プログラマ。1994年入社。常務取締役。ゼネラルプロデューサー。
- 大森滋
- プランナー。2001年入社。取締役。開発本部長。『オメガルビー・アルファサファイア』『ソード・シールド』ディレクター。
社員
- 足立美奈子(あだち みなこ)
- 作曲家。『ブラック・ホワイト』から参加。
- 一之瀬剛
- 作曲家。1993年入社。
- 一楽克彦(いちらく かつひこ)
- プログラマ[18]。2010年入社[19]。『スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』ディレクター。
- 伊藤博人(いとう ひろと)
- プランナー。2010年入社[20][21]。『ブラック2・ホワイト2』から参加。
- 井部真那
- グラフィックデザイナー。2008年入社[22]。『スカーレット・バイオレット』ではアートディレクターを務めた。
- 岩尾和昌
- プランナー。2008年入社[23]。開発本部[24]。『ウルトラサン・ウルトラムーン』『Pokémon LEGENDS アルセウス』ディレクター。2024年2月時点で開発二部副部長とコンセプト&ビジュアルスタジオのワールドコンセプトチームを兼務している[25]。
- 海野隆雄
- 開発本部、アートディレクター。『ブラック2・ホワイト2』ディレクター。
- 大久保智彦
- グラフィックデザイナー。
- 尾上将之(おのうえ まさゆき)
- プログラマ。2010年入社[20]。開発本部[24]。『ブラック2・ホワイト2』プログラマー。『GIGA WRECKER』ディレクター。
- 小幡敏宏(おばた としひろ)
- プログラマ[26]。1985年生まれ、栃木県出身。アミューズメントメディア総合学院卒業[27]。
- 金子智美
- デザイナー。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』から参加し、主にポケモンや人物のデザインを担当している。2023年版アニメ『ポケットモンスター』では主要キャラクターであるフリードの原案を手がけた[28]。
- 川内丸武史(かわちまる たけし)
- ゲームデザイナー。2000年入社[29]。『プラチナ』ディレクター。
- 橘高文美恵
- グラフィックデザイナー。本人のものと思われる社員紹介によると2016年入社[30]。
- Junsei Kuninobu
- デザイナー。本人のものと思われる社員紹介によると2015年入社[31]。
- 斉藤優史(さいとう まさふみ)
- 2006年入社[24]。開発一部長(2024年6月時点)[32]。ポケットモンスターシリーズには『ハートゴールド・ソウルシルバー』からプランナーとして参加、『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではプランニングセクションディレクターとして活躍[24]。
- 高橋友也(たかはし ともや)
- プログラマ。2004年入社[33]。2022年時点で研究開発部長[34]。
- 谷博行
- ゲームデザイナー。『ソード・シールド』エキスパンション・パスディレクター。『サン・ムーン』からポケモンの開発に関わる[35]。
- 玉田荘介(たまだ そうすけ)
- プログラマ[18]。ゲームフリーク初の新卒入社者[36]。『金・銀』以降、ポケットモンスターシリーズの開発に携わる。2015年より研究開発部長を務め、研究開発部の設立・運営を行った[36]。
- 田谷正夫(たや まさお)
- プログラマ。『ブラック・ホワイト』以降、バトルシステムのベースプログラムを担当している[37]。Youtubeチャンネルでは司会を務めていた。
- 栃木遥(とちぎ はるか)
- アートディレクター。2013年中途入社[38]。ギアプロジェクトの作品である『リトルタウンヒーロー』ではアートディレクターを務めた[37]。
- 中津井優(なかつい すぐる)
- プランナー。2003年入社[39]。設定や2Dデザインの監修に携わる[25]。2024年2月末時点でコンセプト&ビジュアルスタジオのワールドコンセプトセクションでセクションディレクターを務める[25]。
- 菜花健作
- グラフィックデザイナー。2012年入社[40]。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では3Dマップグラフィックスリーダーを務めた。
- 西野弘二
- ゲームデザイナー。『赤・緑』から参加。
- 前澤圭一(まえざわ けいいち)
- プログラマ。2018年10月にバンダイナムコエンターテインメントから移籍[41]。
- 松崎翼(まつざき つばさ)
- 3Dグラフィックデザイナー。開発部所属。『ポケモンクエスト』ではアートディレクターを務め、モデルやマップなどグラフィック関連を担当した[42][43]。
- 松島賢二(まつしま けんじ)
- 世界観やキャラクター設定を担当。1993年入社[25]。2024年2月時点でコンセプト&ビジュアルスタジオのワールドコンセプトチームに所属している[25]。
- 松宮稔展
- シナリオライター。
- 森本茂樹
- 創設期メンバー。プログラマ。『ブラック・ホワイト』以降、ゲーム中に「ゲームフリークのモリモト」として登場している。
- 吉田宏信
- グラフィックデザイナー。1997年入社[29]。カード「おしえテレビのおにいさん」のイラストに実写として登場。
- 李ヒョンジョン
- デザイナー。初の韓国人社員。
元社員・所属不明
退社や他社への移籍を明言している人物、長期的に『ポケットモンスター』シリーズの制作に参加していない人物を列挙する。
- 青木森一(あおき もりかず)
- 作曲家、サウンドエンジニア。『金・銀』から『エメラルド』まで参加した。
- 江尾可奈子
- キャラクターデザイナー。現在フリーランス[44]。
- 太田健程
- プログラマー。『赤・緑』から参加していたが、『エメラルド』に「プログラム」としてクレジット、『ダイヤモンド・パール』に「スペシャルサンクス」としてクレジットされたのを最後に参加作品なし。
- 大村祐介
- グラフィックデザイナー。2005年入社、2016年退社。『ダイヤモンド・パール』からポケモンのデザインを担当し、『ブラック・ホワイト』ではほとんどの人物デザインを手がけた。退社後もフリーランスとしてキャラクターやポケモンのデザインを担当している。
- 景山将太
- 作曲家。2013年12月退社、独立。
- 北風友裕
- グラフィックデザイナー。
- 佐藤大
- 脚本家。1992年ごろに在籍して『パルスマン』の広告宣伝に携わる[45][46]。のちに脚本家となり、2023年版アニメ『ポケットモンスター』ではシリーズ構成および脚本を担当している。
- 佐藤仁美(さとう ひとみ)
- ゲームデザイナー、作曲家。シナリオも手がける。1999年入社[29]。
- 杉中克考(すぎなか かつのり)
- ゲームデザイナー。2008年入社、2019年退社[47][48]。『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』ではストーリープランニングセクションディレクターを務めた[49]。
- ジェイムス・ターナー
- アートデザイナー。初のイギリス人社員。
- 田上怜子
- グラフィックデザイナー。『プラチナ』でスペシャルサンクス、『ブラック・ホワイト』から『オメガルビー・アルファサファイア』まで参加した。
- つるたさや
- グラフィックデザイナー。
- とみさわ昭仁
- シナリオライター。
- にしだあつこ
- グラフィックデザイナー。ピカチュウのデザインを手がけたことで知られる。
- 野原悟史(のはら さとし)
- プログラマ、作曲家。『ハートゴールド・ソウルシルバー』以降参加作品なし。
- 藤原基史
- 設立期メンバー。グラフィックデザイナー。現在フリーランス[50]。
- 渕野大樹
- グラフィックデザイナー。2003年入社[29]。
- 増田順一
- 1989年6月入社[5](ゲームフリーク参加自体は1987年から)。2022年6月に株式会社ポケモンへ移籍した。
- 水谷恵
- イラストレーター、グラフィックデザイナー。2014年よりフリーランスとして活動している[51]。
- 森次慶子
- キャラクターデザイナー。
作品
ポケットモンスター関連のみ挙げる。発売・配信年月日は日本でのもの。その他の作品については、ウィキペディアの記事ゲームフリークを参照。
ゲーム
その他
- ポケモンカード (カテゴリ)
ゲーム中におけるゲームフリーク
多くのシリーズ作品にゲームフリークのスタッフを名乗る人物が登場する。ゲームフリークのスタッフが登場する作品では、ポケモン図鑑を完成させてからスタッフに話しかけると、表彰状を貰えるご褒美イベントが発生する。
- カントー地方
- タマムシシティのタマムシマンションがオフィスになっている。
- ピカチュウ版と金・銀・クリスタルでは図鑑を完成させるとポケットプリンタでプリントアウトすることができる。
- ハートゴールド・ソウルシルバーではバッジを全て集めた後GBプレイヤーが貰える。
- ホウエン地方
- ミナモシティのみんしゅくモナミにスタッフ一行が宿泊している。
- オメガルビー・アルファサファイアではホウエン図鑑、全国図鑑を完成させたときに賞状が貰えるほか、ルビー・サファイア・エメラルドで捕まえたポケモンを連れてくると「ときをかけたあかし」という賞状を貰うことができる。賞状アイテムはスーパーひみつきちの模様替えグッズになっており、ひみつきちの壁に飾ることができる。
- シンオウ地方
- リッシこのほとりにあるホテルグランドレイクの客室にゲームディレクターがおり、図鑑を完成させると表彰してくれる。
- ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでは、全国図鑑を完成させるとひかるおまもりが貰える。また、殿堂入り後にはサウンドディレクターからDSプレイヤーが貰えるほか、モリモトとバトルができ、初めて勝利するとまるいおまもりが貰える。
- イッシュ地方
- 図鑑を完成させて表彰状を貰うと自宅の部屋に飾られるようになる。
- ヒウンシティのヒウンストリートにオフィスがあり、ゾロアのずかんを見せてもらえる。
- モリモトと1日1回バトルができる。ブラック2・ホワイト2ではニシノとも対戦できる。このオフィスは実際のゲームフリーク(世田谷区太子堂のキャロットタワー)と同じく、ビルの22階にある。
- カロス地方
- ヒヨクシティのホテル・ヒヨクにスタッフが1人で宿泊している。3つのカロス図鑑を完成させたときと全国図鑑を完成させたときに表彰状を貰うことができる。賞状はセントラルカロス図鑑、コーストカロス図鑑、マウンテンカロス図鑑、カロス図鑑、全国図鑑の表彰状5種類で、1度貰ったものは主人公の部屋に飾られる。
- この世代以降、図鑑を完成させると特別なファンファーレが鳴らされるようになった。
- アローラ地方
- カンタイシティの黒いビルの2階にオフィスがある。
- メレメレ図鑑、アーカラ図鑑、ウラウラ図鑑、ポニ図鑑の完成度に応じてディレクターがトレーナーパスにスタンプを押してくれるほか、アローラ図鑑を全て完成させるとひかるおまもりが貰える。
- 殿堂入り後、サン・ムーンでは、モリモトと1日1回バトルができる。ウルトラサン・ウルトラムーンではモリモトに話しかけるとイワオが加わった1対2のタッグバトルになる。
- ウルトラサン・ウルトラムーンではモリモトの近くにいる半そで短パンの人に第二世代のバーチャルコンソールから連れてきたポケモンを見せると、ぼんぐりで作ったボールが1セット貰える。また、第一世代・第二世代で捕まえたポケモンを連れてモリモトに話しかけると、そのポケモンを捕まえたソフトに関するエピソードを聞ける。
- ガラル地方
- ソード・シールドではキルクスタウンのゲームフリークのスタッフ一行がホテル・イオニア西館に宿泊している。
- ディレクターからは初めて話しかけたときにゆれないおまもりが、ガラル図鑑完成後にひかるおまもりが貰える。また、図鑑を完成させるとリーグカードの右上に図鑑完成のスタンプが押される。
- チャンピオンになってからはモリモトとバトルができ、初めて勝利するとまるいおまもりが貰える。モリモトとのバトルでは特例としてダイマックスを使うことができる。
- パルデア地方
- スカーレット・バイオレットでは、パルデア図鑑・ブルーベリー図鑑完成後にクラベルから、キタカミ図鑑完成後にジニアから贈られる賞状にメッセージを寄せた「ポケモン図鑑を認定している企業」として言及がある。
マンガにおけるゲームフリーク
ポケットモンスターSPECIALにおけるゲームフリーク
YouTube公式チャンネル
2018年11月8日に開設。「ゲームフリーク ひみつきち」という名称も使用されている。社外のお笑い芸人と社員の田谷正夫が進行を務め、社内ゲストを呼んで様々な企画に挑戦する形式の動画が多かったが、24以降は増田順一らが過去の作品をプレイして振り返る「マスダの部屋」 、女流将棋棋士の香川愛生・山口恵梨子をゲストに迎えるシリーズの2つが主になっている。イラストメイキング動画では海野隆雄が聞き手を務める。2019年12月27日の第56回をもって定期更新を終了した。
番号 | タイトル | 芸人 | ゲスト | 内容 |
---|---|---|---|---|
1 | ポケモン 開発者と企画会議! | なおよし | 増田順一 | 動画の企画会議 |
2 | 発売記念『ポケモン ピカ・ブイ』を増田 順一とプレイ!:前編 | 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のプレイ | ||
3 | 発売記念『ポケモン ピカ・ブイ』を増田 順一とプレイ!:後編 | |||
4 | チャンネルアートを賭けてスマブラ対決 | 初代スマブラでの対戦 | ||
5 | 『ポケモン 赤・緑』発売前の年賀状デザイン公開!オリジナル年賀状大公開スペシャル | マイペース | 海野隆雄 | 年賀状紹介 |
6 | 番組オリジナルキャラ公開 | 番組オリジナルキャラクター「ひみつちゃん」紹介 | ||
7 | 打倒森本!『ポケモン ピカ・ブイ』バトル | 森本茂樹 | 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』での対戦 | |
8 | ボードゲーム『キャプテン・リノ』で森本さんと対決! | ボードゲーム『キャプテン・リノ』での対戦 | ||
9 | イラストメイキング第一弾 杉森建 × パルスマン | なし | 杉森建 | イラストメイキング(パルスマン) |
10 | 世間を騒がせた幻のポケモン「ミュウ」の誕生秘話! | マイペース | 森本茂樹 | ミュウ誕生秘話 |
11 | イラストメイキング第二弾 ジェイムス・ターナー × ハーモナイト | なし | ジェイムス・ターナー | イラストメイキング(テンポくん) |
12 | 『クラッシュアイスゲーム』で森本さんと対決! | マイペース | 森本茂樹 | ボードゲーム『クラッシュアイスゲーム』での対戦 |
13 | イラストメイキング 第三弾 吉田宏信 × スクリューブレイカー 轟振どりるれろ | なし | 吉田宏信 | イラストメイキング(くるり) |
14 | 『ポケモン』新バトルルールを考えてみた | マイペース | 森本茂樹 | ポケモンバトルの新ルール考案 |
15 | イラストメイキング第四弾 杉森建 × クインティ | なし | 杉森建 | イラストメイキング(クインティ) |
16 | 『私の世界の見方』で森本さんと対決! | マイペース | 森本茂樹 | ボードゲーム『私の世界の見方』での対決 |
17 | イラストメイキング第五弾 ジェイムス・ターナー × TEMBO THE BADASS ELEPHANT | なし | ジェイムス・ターナー | イラストメイキング(テンボ) |
18 | 杉森建 × パルスマン イラストメイキング フォーカスver | 杉森建 | #9の作成画面にフォーカスした版 | |
19 | 『ソリティ馬』開発者とプレイ! | なおよし | 小幡敏宏・一之瀬剛 | 『ソリティ馬』のプレイ |
20 | 『ソリティ馬』で「GⅠ」に挑む! | |||
21 | ゲームクリエイター座談会①『ソリティ馬』 | 座談会 | ||
22 | ゲームクリエイター座談会②『ソリティ馬』 | |||
23 | ゲームクリエイター座談会③『ソリティ馬』 | |||
24 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第一回 | なし | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『クインティ』のプレイ |
25 | 『ポケモン』愛あふれる女流棋士のお二人が遊びに来てくれました | 香川愛生・山口恵梨子・森本茂樹 | ポケモンと将棋についてのトーク | |
26 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第二回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『ヨッシーのたまご』のプレイ | |
27 | 女流棋士がバトルマスターの師匠に挑む!下剋上『ポケモン』バトル | 香川愛生・山口恵梨子・森本茂樹 | 『ウルトラサン・ウルトラムーン』での対戦 | |
28 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第三回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『マリオとワリオ』のプレイ | |
29 | 女流棋士がハマる『ポケモンカードゲーム』の魅力 | 山口恵梨子・吉田宏信・海野隆雄・森本茂樹 | ポケモンカードについてのフリートーク | |
30 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第四回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『パルスマン』のプレイ | |
31 | 女流棋士山口恵梨子さんに『ポケモンカードゲーム』で挑む! | 山口恵梨子・吉田宏信・海野隆雄・森本茂樹 | ポケモンカードゲームでの対戦 | |
32 | 杉森建 × クインティ イラストメイキング フォーカスver | 杉森建 | イラストメイキング(クインティ) | |
33 | 『ポケモン』好きに見てほしい!香川愛生さんの将棋ルール解説 | 香川愛生・山口恵梨子・森本茂樹・田谷正夫 | 将棋のルール解説 | |
34 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第五回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | フリートーク | |
35 | 香川愛生×山口恵梨子 女流棋士コラボのオリジナル詰将棋に挑戦! | 香川愛生・山口恵梨子・森本茂樹・田谷正夫 | 詰将棋に挑戦 | |
36 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第六回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『クリックメディック』のプレイ | |
37 | 香川愛生×山口恵梨子 女流棋士コラボのオリジナル詰将棋に挑戦! | 香川愛生・山口恵梨子・森本茂樹・田谷正夫 | 詰将棋に挑戦 | |
38 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第七回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』のプレイ | |
39 | 幻のポケモン「ミュウ」「ミュウツー」誕生秘話! | 香川愛生・山口恵梨子・吉田宏信・海野隆雄・森本茂樹 | ミュウ・ミュウツーの誕生秘話 | |
40 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第八回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『ハーモナイト』のプレイ | |
41 | 幻のポケモン「セレビィ」誕生秘話! | 香川愛生・山口恵梨子・吉田宏信・海野隆雄・森本茂樹 | セレビィの誕生秘話 | |
42 | 『ポケモン』愛あふれる『人狼』好きのみなさんが遊びに来てくれました | 山口恵梨子・森本茂樹・永石匠・渡辺隼斗・上井伸(株式会社ポケモン) | 人狼に関するトーク | |
43 | 女流棋士がバトルディレクターの師匠に再び挑む! | 山口恵梨子・海野隆雄・森本茂樹 | 『ウルトラサン・ウルトラムーン』でのバトル | |
44 | 人狼ガチ勢が『ワンナイト人狼』やったらすごすぎた | 山口恵梨子・森本茂樹・永石匠・渡辺隼斗・上井伸(株式会社ポケモン) | 『ワンナイト人狼』のプレイ | |
45 | 『リトルタウンヒーロー』発売直前スペシャル!ポニータ石井さんが最速実況プレイ | ポニータ石井・田谷正夫・森本茂樹 | 『リトルタウンヒーロー』のプレイ | |
46 | 『リトルタウンヒーロー』発売記念スペシャル! | |||
47 | ゲームフリーク30周年企画「マスダの部屋」 第九回 | 増田順一・海野隆雄・谷博行 | 『GIGA WRECKER』のプレイ | |
48 | 嘘つき上等!な『ポケモン』バトルロイヤルでバトルディレクターに挑む! | 山口恵梨子・森本茂樹・永石匠・渡辺隼斗 | 『ウルトラサン・ウルトラムーン』でのバトル | |
49 | 人狼ガチ勢が『ワンナイト人狼』やったらすごすぎた!続編 | 山口恵梨子・森本茂樹・永石匠・渡辺隼斗・上井伸(株式会社ポケモン) | 『ワンナイト人狼』のプレイ | |
50 | 『ポケットモンスター ソード・シールド』発売記念!ダイマックスありのシングルバトルで遊ぼう | 増田順一・森本茂樹・西野弘二・一之瀬剛 | 『ソード・シールド』でのバトル | |
51 | 『ポケットモンスター ソード・シールド』発売記念!マックスレイドバトルに挑戦! | 『ソード・シールド』でのマックスレイドバトル | ||
52 | 『ポケモンカードゲーム』で女流棋士山口恵梨子さんに再び挑む! | 山口恵梨子・吉田宏信・海野隆雄・森本茂樹 | ポケモンカードゲームでの対戦 | |
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脚注
- ↑ 1.0 1.1 宮昌太朗、田尻智『田尻智 ポケモンを創った男』メディアファクトリー〈MF文庫〉、2009年、253頁。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 宮昌太朗、田尻智『田尻智 ポケモンを創った男』メディアファクトリー〈MF文庫〉、2009年、254頁。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 ニンテンドードリーム編集部 編『杉森建の仕事』徳間書店、2014年、14頁。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 「本当の手作りから『クインティ』は始まった」宮昌太朗、田尻智『田尻智 ポケモンを創った男』メディアファクトリー〈MF文庫〉、2009年、67-74頁。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、82頁。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、83頁。
- ↑ ニンテンドードリーム編集部 編『杉森建の仕事』徳間書店、2014年、302頁。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 ニンテンドードリーム編集部 編『杉森建の仕事』徳間書店、2014年、170頁。
- ↑ ニンテンドードリーム編集部 編『杉森建の仕事』徳間書店、2014年、300頁。
- ↑ 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、73頁。
- ↑ 11.0 11.1 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、85頁。
- ↑ 12.0 12.1 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、75頁。
- ↑ 13.0 13.1 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、79頁。
- ↑ 『ポケモン』開発会社として知られるゲームフリーク、スマホゲーム開発会社のコアゲームスを吸収合併…『官報』で判明 | gamebiz
- ↑ 15.0 15.1 モノづくりの環境|採用情報|GAME FREAK 株式会社ゲームフリーク
- ↑ 16.0 16.1 16.2 プロジェクトストーリー1|採用情報|GAME FREAK 株式会社ゲームフリーク
- ↑ 「特集 ゲームフリーク 30年の歴史」『週刊ファミ通』2019年5月23日号、Gzブレイン、2019年、87頁。
- ↑ 18.0 18.1 最強の業界連携セミナー | 神戸電子専門学校ならIT・Web・グラフィックデザイン・ゲームクリエイターに強い!
- ↑ プログラマ対談|採用情報|GAME FREAK 株式会社ゲームフリーク
- ↑ 20.0 20.1 プロジェクトストーリー2|採用情報|株式会社ゲームフリーク
- ↑ 伊藤博人|Made with Unity
- ↑ ウラガワの世界をのぞけ。クリエイターを目指すみなんへ (PDF)
- ↑ プロジェクトストーリー1|採用情報|GAME FREAK 株式会社ゲームフリーク
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- ↑ 25.0 25.1 25.2 25.3 25.4 シナリオ・世界観設定対談|採用情報|GAME FREAK 株式会社ゲームフリーク、2024年2月29日時点のアーカイブ。
- ↑ ゲームフリーク公式さんのツイート
- ↑ 株式会社ゲームフリーク プログラマー小幡 敏宏さんからのメッセージ | アミューズメントメディア総合学院 東京
- ↑ アニメ「ポケットモンスター」公式 (@anipoke_PR) のツイート、2023年3月3日投稿。
- ↑ 29.0 29.1 29.2 29.3 GFスタッフの1日 | 新卒採用 | 採用情報 | GAME FREAK、2010年4月11日時点のアーカイブ。
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外部リンク
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