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てんき

提供:ポケモンWiki
天候から転送)
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てんき(天気)とは、現実世界の天気を模した、バトルに影響を及ぼす場の状態のこと。天候とも呼ばれる。第二世代で導入された。

概要

場のてんきが変化すると、てんきの種類に応じて特定のの効果や威力が変化したり、場にいるポケモンのHPが毎ターン減少したりする。特定の特性の発動条件となっているてんきもある。

2種類のてんきが両立することはなく、多くの場合は他のてんきの発生によって上書きされるが例外もある。

第二世代では特定のへんかわざの効果でのみ、戦闘中のてんきが変化するようになった。

第三世代ではフィールド上でもてんきが変化するようになり、てんきを変化させるとくせいも登場した。

第四世代では日付によってフィールド上のてんきが変わるシステムが導入された。また、フィールド上で見られるてんきの種類が増えた。

第五世代ではフィールド上でてんきが変化する場所が大幅に増え、きせつによっててんきの傾向が異なるフィールドも登場した。

第八世代ではフィールド上の天候に応じて戦闘中のてんき・出現するポケモンが変化するワイルドエリアが登場した。また、てんきを変化させる効果をもつ攻撃わざがダイマックスわざとして登場した。

第九世代では、屋外では戦闘中でもターンごとに天候が変わることがある。フィールドの効果で天候が発生している間は、技や特性の効果で天候を変えることができなくなった。あられが無くなり、代わりにゆきが登場した。

てんきの発生

  1. わざによって起こる。にほんばれなど。
  2. とくせいによって起こる。グラードンひでりなど。
  3. フィールド上で元から発生。さばくでのすなあらしなど。
  4. 異常気象。ポケットモンスター ルビー・サファイアストーリー終盤のイベントなど。
  • 第五世代まで
    • 発生条件1.の場合は5ターン、てんきを延長させるもちもので8ターン続く。
    • 発生条件2.3.4.の場合は永続。
  • 第六世代第八世代
    • 発生条件1.2.の場合は5ターン、てんきを延長させるもちもので8ターン続く。
    • 発生条件2.のうち、おおひでりおおあめらんきりゅうの場合、天気を発生させるポケモンが場に出ている間は永続。場から引っこんだ時点で消滅。
    • 発生条件3.4.の場合は永続。
  • 第九世代
    • 発生条件1.2.の場合は5ターン、てんきを延長させるもちもので8ターン続く。
    • 発生条件3.の場合、ターン経過でランダムに止む。

大抵の場合、他のてんきの発生によって上書きされる。おおひでり・おおあめ・らんきりゅうの三種のみ、他の天気操作を受け付けない。

現状と同じてんきにするわざやとくせいでターンが延びることはなく、わざが失敗する、あるいはとくせいが発動しない。[1]

てんき一覧

フィールド名 受ける効果 発動させる技 発動させる特性 導入世代
にほんばれ ほのおタイプの技で受けるダメージが1.5倍になる。
みずタイプの技で受けるダメージが0.5倍になる。
こおり状態にならなくなる。
にほんばれ
ダイバーン
ひでり
ひひいろのこどう
2
あめ みずタイプの技で受けるダメージが1.5倍になる。
ほのおタイプの技で受けるダメージが0.5倍になる。
あまごい
ダイストリーム
あめふらし 2
すなあらし ターン終了時、いわ、じめんはがねタイプ以外のポケモンは最大HPの1/16分のダメージを受ける (第二世代のみ1/8)。
いわタイプのポケモンのとくぼうが1.5倍になる (第四世代以降)。
すなあらし
ダイロック
すなおこし
すなはき
2
あられ 毎ターン終了時、こおりタイプ以外のポケモンは最大HPの1/16分のダメージを受ける。 あられ
ダイアイス
ゆきふらし(第八世代以前) 3
くらやみ 毎ターン終了時、ダークポケモン以外のポケモンは最大HPの1/16分のダメージを受ける。ダークわざダメージが1.5倍になる。 ダークウェザー - ポケモンXD
きり お互いの技の命中率が0.6倍になる。 - - 4
おおひでり ほのおタイプの技で受けるダメージが1.5倍になる。
みずタイプの攻撃技が無効化される。
こおり状態にならなくなる。
- おわりのだいち 6
おおあめ みずタイプの技で受けるダメージが1.5倍になる。
ほのおタイプの攻撃技が無効化される。
- はじまりのうみ 6
らんきりゅう ひこうタイプの弱点がなくなる。 - デルタストリーム 6
ゆき こおりタイプのポケモンのぼうぎょが1.5倍になる。 ゆきげしき
さむいギャグ
ゆきふらし(第九世代以降) 9

てんきに関係するもちもの一覧

てんきに関係するとくせい一覧

以下の特性は特定のてんきの時のみ発揮する効果がある。

にほんばれ
おおひでり
あめ
おおあめ
すなあらし あられ ゆき
自分や味方の能力を上げる こだいかっせい
サンパワー
ひひいろのこどう
フラワーギフト
ようりょくそ
すいすい すなかき ゆきかき
受けるわざの命中率を下げる - - すながくれ ゆきがくれ
毎ターンHPを回復する - あめうけざら
かんそうはだ
- アイスボディ
毎ターンダメージを受ける かんそうはだ
サンパワー
- - -
状態異常を防ぐ リーフガード - - -
毎ターン状態異常を回復する - うるおいボディ - -
わざの威力を上げる - - すなのちから -
そのてんきによるダメージを防ぐ - - すなかき
すながくれ
すなのちから
ぼうじん
マジックガード
ぼうじん
マジックガード
ゆきがくれ
-
フォルムチェンジに関わる てんきや
フラワーギフト
てんきや - てんきや
アイスフェイス

上記の特性と、てんきを発動させる特性の他、以下の特性がてんきと関係している。

てんきに関係するわざ一覧

ほのおみずタイプの攻撃わざは、にほんばれあめ状態の時に使用すると天気補正がかかってダメージが変化する。

以下のわざは特定のてんきの時のみ仕様が変化する。

にほんばれ
おおひでり
あめ
おおあめ
すなあらし あられ
ゆき
きり
タイプが変わる ウェザーボール -
威力が上がる ウェザーボール
威力が下がる - ソーラービーム
ソーラーブレード
ソーラービーム
ダメージが上がる
天気補正を無視する
ハイドロスチーム - - - -
必ず命中する - かみなり
ぼうふう
- ふぶき -
命中率が下がる かみなり
ぼうふう
- - - -
溜めが不要になる ソーラービーム
ソーラーブレード
- - - -
回復量が増える あさのひざし
こうごうせい
つきのひかり
- すなあつめ - -
回復量が減る - あさのひざし
こうごうせい
つきのひかり
能力ランクの上昇量が増える せいちょう - - - -
技が成功するようになる - - - オーロラベール -
天気を解除する - - - - きりばらい

てんきに関係するフォルム

ポワルンは特性てんきやの効果でフォルムが変わる。

チェリムにはにほんばれ状態の時の「ポジフォルム」とそれ以外の天気の時の「ネガフォルム」の2つのフォルムが存在する。第五世代以降は特性フラワーギフトと連動する。

コオリッポは特性アイスフェイスの効果で天気があられ状態に変化するタイミングで「ナイスフェイス」から「アイスフェイス」にフォルムが変化する。

てんきに関係する進化

ヌメイルはフィールドがあめ(第七世代のみきりでもよい)の時にレベル50以上にレベルアップするとヌメルゴンに進化する。詳しい条件はヌメイル#固有の仕様を参照。

Pokémon LEGENDS アルセウスにおけるてんき

Pokémon LEGENDS アルセウスでは、他の本編作品とは異なる天気が登場する。自然にのみ発生し、技や特性などの能動的な手段で変えることはできない。フィールド上の天気(天候)が8種、バトル中の場の状態の天気が4種存在する。

フィールド上の天気の発生確率はエリアによって異なる。

晴れ くもり 日照り 豪雨 吹雪
コトブキムラ
古の隠れ里
100% - - - - - - -
黒曜の原野 60% 15% 15% - 4% 3% 3% -
紅蓮の湿地 50% 15% 25% - - 5% 5% -
群青の海岸 50% 5% 10% - 20% 5% 10% -
天冠の山麓 45% 15% 15% 10% - 5% 5% 5%
純白の凍土 40% 15% - 25% - - - 20%

一部のポケモンはフィールド上の天気によって出現しないことがある。

ポケモン 条件
ポニータギャロップ 晴れ・くもり・日照りのときのみフィールドに出現する。
ルカリオトルネロス 吹雪のときのみフィールドに出現する。
ボルトロス 豪雨のときのみフィールドに出現する。

場の状態としてバトルに影響を及ぼす。

フィールドの天気 場の状態 バトル画面での説明文
晴れ - -
くもり - -
ほのおタイプの 技のダメージが 減る。
豪雨
しもやけに なりやすい。 ねむけのとき 動きづらい。 こおりタイプ ポケモンの素早さが上がる。
吹雪
日照り 快晴 くさタイプ ポケモンの素早さが上がる。
必ず命中する技 以外の すべての技が 当たりづらくなる。

その他、以下の現象に関係する。

  • チェリムは日中かつフィールドの天気が晴れか日照りの時にバトルが開始するとポジフォルムにフォルムチェンジする。バトル中でも時間帯や天気に従ってフォルムが変わる。
  • ヌメイル(ヒスイのすがた)は天気が雨か豪雨の時のみヌメルゴン(ヒスイのすがた)に進化できる。
  • 時空の歪みは日照り、豪雨、吹雪の時に発生しない。
  • 大大大発生は天気が豪雨(純白の凍土のみ吹雪)の時のみ発生する。

本編以外のゲームにおけるてんき

ポケモン不思議のダンジョンシリーズにおける天気

本編に登場しない独自のてんきとして、はれくもりが登場する。ゆきは本編に先駆けて登場したが、効果は異なる。

Pokémon GOにおけるてんき

2017/12/9のホウエン地方のポケモンが初登場したアップデート以降、プレイヤーの現在地の天気や風速と連動してゲーム内の天気も変化するようになった。

→詳細はてんき (GO)の記事を参照。

ポケモンマスターズにおけるてんき

場の効果としてひざしがつよいあめあられすなあらし、天気変化防御が登場する。

ゲームのヒントではひざしがつよい、あめ、あられ、すなあらしを「特殊な天気」とし、これらの効果が場に現れる前の天気を「通常の天気」と称している。天気は時間経過で解除される。

ひざしがつよいときは、ほのおタイプの攻撃が強化され、こおり状態が解除される。こおり状態を付与されない。

あめのときはみずタイプの攻撃が強化される。

あられ、すなあらしのときは、ポケモンとトレーナーのどちらも行動したあとにダメージを受ける。

特定の天気のときに有利に働くパッシブスキルや天気を解除するパッシブスキルがある。

備考

  • ホウエン地方には天気についての研究を行っているてんきけんきゅうじょという施設がある。
  • ゲーム本編でフィールド上の天気に応じて出現するポケモンが変化するようになったのは第八世代以降だが、第七世代乱入バトルでも戦闘中のてんきに応じて乱入してくるポケモンの種類が変化する。
  • 第八世代まで、フィールドで永続している天気を技・特性で上書きすることはできるが、第六世代からは上書きした天気のターンが切れると元の天気が復活する。なお、元に戻ったターンはすなあらしあられによるスリップダメージは発生しない。
  • ソード・シールドの公式ガイドブックではフィールド上の自然現象を天候、戦闘中の場の状態を天気と呼んで区別している(「9種類の天候と4種類の天気がある」などの表現が使われている)。

対戦におけるてんき

場の状態/対戦#対戦におけるてんきを参照。

脚注

  1. 例外的に、第二世代にほんばれあまごいはにほんばれ状態・あまごい状態の時に使用することでそれぞれのターンを延長できる。

関連項目