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ユクシー/対戦

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このページは、ユクシーの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ユクシーの歴史

第四世代

当時からとんぼがえりあくびを活かした補助型が主流であり、リフレクターひかりのかべなどの壁技、ステルスロックで味方をサポートするのが主な仕事であった。耐久型として使用するならクレセリアが覚えないギガドレインが選択肢に挙がった。プラチナトリックはたきおとすを、HGSSマジックコートを獲得。

WCS2009都道府県予選36大会終了時点でカテゴリーB準優勝以上を1つ記録。

第五世代

マジックルームワンダールームイカサマサイコショックなどを習得。ユクシーを特殊型として育成することは非合理なので、基本的に新技で利用価値があるのはイカサマ程度である。そのイカサマも、ユクシーが呼ぶあくタイプには半減されるので、ユクシーが最後の1体となった際の足掻きに使えるという程度であった。この世代ではウルガモス、シュバルゴなどの新規のむしタイプが勢いを見せていたため、ユクシーにとっては非常に肩身の狭い環境であった。

ジャパンカップ2012ライブ大会にあくびサポーター型が確認された。

第六世代

強化と言えばみらいよちの威力が120に上方修正された程度。この世代になるとファイアローのトップメタ入りによってかくとうタイプの勢いが弱くなったため、安定して受けることができる相手が相対的に少なくなったとも言える。そうでなくともメガシンカポケモンの登場によって耐久サポーターとしての立場が悪くなっており、例えばいじっぱりメガガルーラすてみタックルは、性格一致耐久極振りにでもしない限り1回目のひんし率0%とすることができない。

メガシンカポケモンが跋扈していた第六世代では受けを重視してずぶといが選ばれることが多く、PGL公表のレーティングバトル統計データによると各リーグにおいてずぶといの割合が1位であるシーズンが最多を占めていた。とは言えこの世代では壁張り型、あくび型、スリップダメージによる耐久型など様々な構築が組まれており、XYリーグにおいては持ち物はレッドカードやゴツゴツメット、ひかりのねんどが搭載率1位になるシーズンがあり、搭載率2位に関してはたべのこしやメンタルハーブが目立った。

第七世代

技面での強化は無く、むしろZワザの登場によって、補助技を打つ前に先手の1発で吹き飛ぶリスクが増加してしまった。また、得意のあくびもエレキフィールドミストフィールドにさえぎられるリスクが増加した。みらいよちZワザで強化できるが、ユクシーの種族値がどのパラメータも奇襲向きではないこともあって、ユクシーは第六世代にも増して立場が悪くなった。

後述のクレセリアとの差別化構築はユクシーの型としてはORASリーグでもそこそこの使用率であったが、第七世代になって確立されたと言える。Zワザによる補助技も環境で流行しているためメンタルハーブが持ち物としての採用率1位を記録するリーグ・シーズンもある。

通常環境には縁が無いが、『P-Sports』第3回放送では挑戦者でファミ通のフリーライターの竹内白州がパーティに使用していた。

第八世代

前世代に引き続き、ステルスロックあくびとんぼがえりおきみやげによる起点作り型が使われている。性格はずぶといがメインで、持ち物は前世代で使われたレッドカードではなくオボンのみが主流。シーズン12環境ではカバルドンラグラージと共に代表的なあくび持ちの起点作り型として名前が挙がる。

めいそうみがわりアシストパワーふういんという技構成にしてクレセリアをロックする型も使われる[1]

一般的な育成論

種族値や補助技の多さから耐久型になりそうだが、回復手段がねむるギガドレインしかなく、普通の受けでは完全にクレセリアの劣化となる。

あくびからとんぼがえりに繋げるコンボはユクシーにしか出来ないので、これを軸にでんじはステルスロックリフレクターなどでサポートするのが一般的。なので、出すときも先発が殆ど。ちょうはつされると弱まるが、その対策のためにマジックコートを覚えさせるのも手。

物理攻撃技の範囲の広さから、意表を突いて物理アタッカーで行動する手もある。攻撃技はしねんのずつきほのおのパンチれいとうパンチかみなりパンチとんぼがえり。火力は高くないので、こだわりハチマキを持たせて増強しよう(いのちのたまでは耐久が削られるためあまりお勧めしない)。こだわりハチマキを持たせた場合はトリックで相手に押し付けることも出来るが、火力が下がることには注意したい。

持ち物レッドカードにして、技構成をステルスロック、あくび、とんぼがえり、おきみやげにすると、クレセリアとは最大限に差別化が可能。ユクシーより速い相手を追い返し後から出てきたポケモンにあくびを打ち込めたり、積み技防止になったりと有用な場面が多い。あくびとレッドカードはアンチシナジーに見えるが、レッドカードを1回使ってしまえばあくびの邪魔にはならないので使い勝手はそこまで悪くない。第七世代ではこの構築が流行しており、性格は準速クレセリアと素早さの実数値で差別化できるようにおくびょうが好まれている。

脚注