ピジョット/対戦
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このページは、ピジョットの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。
ピジョットの歴史
第一世代
同じノーマル・ひこうタイプのオニドリル・ドードリオと比べると、攻撃と素早さでは一番劣るもののそれ以外のステータスでは全て勝り、全体のステータスのバランスが良くなっている。
そう言えば聞こえは良いものの、当時のバトルは10まんボルトやふぶきが多用されたため、他のステータスで多少勝っても優位点にはならなかった。
またその2匹のポケモンに対してひこうタイプのわざは当時威力が貧弱だったつばさでうつしかないのが余計に火力の差を顕著にしており、ドードリオの方が優先された。
ノーマルわざに関しては一応すてみタックルという攻撃手段を手に入れることはできたが、それはオニドリルもドードリオも同じな上に他の多くのポケモンも覚えられるため、やはり対戦でピジョットを使うメリットを見出すことは難しかった。
第二世代
とくしゅのステータスが特攻と特防に分かれたが、第一世代のとくしゅも今世代の特攻と特防もいずれも同じなので、ピジョット自身は一切影響なし。[1]
つばさでうつの威力が良くなり、前世代ではドードリオにとくしゅでは上回っていたため、それが特攻と特防に分かれたことで種族値の合計はドードリオを逆転した。
しかし通信対戦で見れば、バンギラスとはがねタイプの登場、ノーマル枠でもカビゴンなどの台頭によりピジョットは逆風にさらされた。
種族値合計が勝ったとはいえそれも非常に誤差の範囲であり、ノーマル・ひこうとしても前世代からドリルくちばしを覚えられて攻撃素早さが勝るドードリオの立場を揺るがせることはできなかった。
第三世代
強力な補助技であるフェザーダンスをレベルアップで覚えるようになったが、その代わりに第二世代までの互換性を切られたことでリフレクターが消滅。
アタッカーとしては種族値の高いドードリオやオオスバメの影に埋もれ、補助要員としては技が豊富なヨルノズクやネイティオに見劣りするようになった。
環境はというと、メタグロスやエアームドなど強力なはがねタイプの存在から依然として出番はほとんどなかった。
第四世代
ブレイブバードの他に補助技や特殊技をいくつか獲得する。特にねっぷうを獲得したことで今まで手出しできなかったはがねタイプにも繰り出せるようになったのは大きい。
しかし、HGSSではおいかぜを多くのポケモンが覚えるようになり、ねっぷうとエアスラッシュならトゲキッスという適役がいる、ブレイブバードも登場したムクホークに使用されるなど、ほとんど立場はなかった。
第五世代
同じノーマル・ひこうにウォーグルが登場。特殊技はぼうふうを獲得したが、その場合は特攻で大きく上回るトルネロスやファイヤーで事足りた。
ただ、この時代で威力が強化されたさわぐとぼうふうによって最低限特殊型が可能になり、可能性が広がった。
第六世代
X・Yでは種族値の見直しによりすばやさが91→101になり、するどいめは回避率無視の仕様が追加されちいさくなる対策として使えるなどの強化を受けた。
特にすばやさが重視される環境の中で、先制できる相手のポケモンが増えたのはありがたいところ。ちなみに、初代からライバルだったドードリオの素早さを上回った。
そしてオメガルビー・アルファサファイアでメガシンカを獲得。メガシンカポケモンとしては種族値が寂しいが、とくせいノーガードによってぼうふうを必中させることができるようになったため、ようやく環境でもそこそこ見かけるようになった。
しかしORASで同時に登場したメガボーマンダの強力さが浸透してからは、同じひこうタイプのメガシンカポケモンとしても一気に立場が悪くなる。
さらにファイアローなどの対策の一つであるストーンエッジがそのままノーガードであるメガピジョットにも刺さってしまうなど、環境に残ることはできなかった。
とはいえすばやさが120族(メガボーマンダもこの中に入る)をギリギリ抜けられるという点は嬉しいと言える。
PGL統計データを参考にすると、この世代におけるシングルバトルでの主流技構成はぼうふう、ねっぷう、めざめるパワー、みがわりであった。
性格は速度が出せるおくびょうが好まれ、ピジョットナイトの採用率は少なくとORASリーグシングルバトルではいずれのシーズンも99%を下回ることはなく、殆どメガシンカ前提だった。
ダブルバトルではぼうふうによって素早さでピジョットに劣るルンパッパやモロバレルに大ダメージを与える場面が多かったようであり、めざめるパワーの枠を削ってサポート技のおいかぜを覚えさせる構成もままあった。
第七世代
カプなどの登場により単純に速攻型としても需要を落とした。特にカプ・コケコにタイプ一致技で弱点を突かれることと、メガシンカ込みで考えても速度で負けることが痛い。
USUMリーグシングルバトルでは、比較対象となるメガボーマンダとは耐性が違うこと、素早さで勝ることを活かしたぼうふう、ねっぷう、はねやすめ、みがわりによる耐久型がメインとなった。
ORASリーグのときと異なり9割台の採用率であったねっぷうは6割から7割程度にまで落ち込んでおり、フェザーダンスを代わりに搭載するケースもある。
ぼうふうによる混乱自傷やフェザーダンスによる攻撃のランク補正ダウンを活かしてみがわりを残すのがメガボーマンダには真似できないメガピジョットの勝ち筋であった。
ピカブイでは、持ち物、特性、覚醒値無しで行われるノーマルルールのシングルバトルでは、種族値的な基礎スペックがどくどく、はねやすめ、みがわり、エアスラッシュによる耐久型を行うのには良好であり、
ゲンガーのシャドーボール無効、カビゴンのじしん無効と、使えるポケモンが限定されるピカブイ環境では繰り出し性能も低くはない。ただしステルスロックの存在から安心できるわけではなかった。
ダブルバトルでは、味方の敵全体への攻撃をオウムがえしすると敵全体に当たる仕様を活かし、ふぶきをコピーするという使い方がされる。単純に、相手の変化技をオウムがえしでコピーすることにより補助型として幅広い使い方ができる。
ちなみに、前世代ではドードリオの素早さを上回ることができたが、そのドードリオは今世代で素早さが上がったため、また逆転されてしまう。とはいえメガシンカの存在は有難く、素早さも上回ることができる。
一般的な育成論
ソード・シールドのVer.1.3.2時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。
素早さがやや高いが、他は平均前後。物理技だけで攻めるなら他に適任がいるので補助技をうまく絡めたい。
物理技はタイプ一致のブレイブバード・すてみタックルをメインにとんぼがえり・でんこうせっか・おんがえしが挙げられる。どうしても鋼タイプがきつくなってしまうが、弱点を突く技がしぜんのめぐみ程度しかないので他のポケモンに任せるのが無難。また、覚えられるわざがムクホークとほとんど同じであるため、普通に使うと劣化になりかねない。
特殊技はエアスラッシュやねっぷうを覚えるものの、それならばステータスからしてもトゲキッスの方がはるかに適任である。トゲキッスが覚えないぼうふうを覚えることで差別化はできるが種族値があまり高くないため使われにくい。
補助技はフェザーダンスが効果的。先手がとれる場合物理攻撃主体のポケモンに勝ちやすくなり、また交代する際後続の負担を減らすことが可能。ただし耐久力に努力値を振り込むのなら同じく攻撃力を下げられるトゲキッスの方がはるかに硬いので、素早さがほしい場合か特殊技をメインにはしたくない、という状況でしか採用されない。
第六世代からはするどいめが強化され、さらに素早さの種族値も10プラスされて91から101に上昇。これにより、ムクホークやトゲキッスとの差別化が少し可能になった。
メガピジョット
オメガルビー・アルファサファイアで登場したメガシンカポケモン。特攻が大幅に上昇したため、通常のピジョットと異なり特殊アタッカーが一般的となる。
特性はノーガードとなりぼうふう・エアスラッシュなどの命中率の低いものでも確実に当てることができるようになった。ただし相手の技も必中になるため、特に効果抜群となるストーンエッジや一撃必殺技のぜったいれいどなどには要注意。
技はぼうふうやエアスラッシュのほか、サブウエポンとしてはがねタイプにもダメージが入るねっぷうも入れておきたい。行動不能のリスクを伴うもののタイプ一致で高威力なはかいこうせんを撃てる。どくどくといばるなども有用。また、ノーガードを持つポケモンの中で唯一オウムがえしを使えるため、相手が打ってきた一撃必殺技をそのままこちらからお見舞いできるのも大きな利点となるが、狙うのは難しい。
めざめるパワーは、ボーマンダ、ランドロスなどの4倍弱点を突けるこおり、メガリザードンYの4倍弱点を突けるいわ、ヒードランへの有効打となるじめんが推奨。