ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。

ガルーラ/対戦

提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありませんガルーラの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。
ポケモン徹底攻略
ポケモン対戦考察まとめWiki
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。

このページは、ガルーラの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ガルーラの歴史

第一世代

同じノーマルタイプであるケンタロスの影に隠れていたせいで目立たなかった。特殊以外は悪くないステータスではあるが、とくしゅの種族値が40と特殊耐久がHPで補えないほど悲惨。一応フリーザーなどの対策にはなれるいわなだれ、相手のはかいこうせんじごくぐるまへの対処となるカウンターを覚えられたものの、攻撃でも素早さでも劣り、特殊耐久もボロ負けと、基本的にはケンタロスの劣化となっていた。97カップの優勝者はケンタロスとともにLv55のエースとして起用していたが、試合での実績は不明。当時の対戦勢の後年の証言によると、このガルーラの採用理由はケンタロスが明確に苦手とするフリーザーへの打点となるいわなだれにあったとのこと。

第二世代

特殊の分割で特防が40から80に倍増し、サンダー以上の特殊耐久になった。

初代では不遇だったかくとうが台頭してきているが、技はカビゴン並みに豊富に覚える。新しく追加された技はシャドーボールきしかいせい、補助技はのろいほえるなど。中でも、新たに登場したのろい+ほえる型はとても強力で、のろいの積み合いに強いのが特徴。当時は先攻でほえるやふきとばしを使うと失敗するため、のろいで素早さを落とし、相手がほえるを使ってくるターンにこちらもほえるを使うことで、強制交代によるのろいの無力化を防ぐことができた。

メインには弱体化したはかいこうせんの代わりとしてすてみタックル、サブにじしんまたはだいもんじを覚えさせるのが基本だが、ゴーストタイプやエアームドで止められることもある。その他のノーマルポケモンとも違う独自の戦い方を得たおかげで、非常に強力なポケモンになった。

ニンテンドウカップ2000全国大会では決勝進出者11人のうち優勝した1人が使用。決勝戦においても選出されたものの、活躍はできなかった。

第三世代

特性はやおきを入手したことで、ねむるねごとを繰り返す耐久型が登場した。こごえるかぜの範囲が2体になり、さらに先制ひるみのねこだましも手に入れたのでダブルバトルにおけるサポート性能が高い。その他にもかわらわりブレイククローなどを習得。ブレイククローははやおき+ねむる+ねごと型に有用であった。

第四世代

もう一つの特性であるきもったまを入手し、ノーマル技が無効であるゴースト相手で止まりにくくなった。ねこだましをゴーストタイプに当てられる唯一のポケモンにもなっている。

さらに覚える物理技の数が大幅に増え、アームハンマーかみくだくギガインパクトげきりんシャドークローふいうちなどを手に入れた。

プラチナでは、物理化したほのおのパンチれいとうパンチかみなりパンチ、ハートゴールドやソウルシルバーではけたぐりずつきも覚えることができる。

大会実績としてはポケモンリーグ2007中学生以上の部福岡地区4位の記録を残している。また、WCS2010沖縄予選準優勝のパーティには個体値がジャッジの評価で言う「平均以上」のポケモンしかいなかったが、とりわけその手持ちの中のガルーラは物理型なのに性格がひかえめである、努力値を5箇所に100ずつ振って余りを適当に振ってあり明らかにえいようドリンクでの手抜き育成であることが窺るなどから当時は話題になり、特にその努力値の振り方は「沖縄振り」と呼ばれるようになった。

第五世代

隠れ特性せいしんりょくを入手。採用率はきもったまの方が高いものの、かくとうポケモンが大抵ひこう対策に覚えているねこだましトゲキッスなどが使うエアスラッシュなどでひるまなくなるのが強みである。

第六世代

メガシンカを得た。第六世代のおやこあいは2回目の攻撃が1回目の半分の火力であり、実質的に全ての技の威力を1.5倍にするのに等しかった。メガシンカによる種族値上昇とこの特性によって大幅に強化されたガルーラは対戦環境の最前線に立つポケモンとなった。火力、先制攻撃技の性能は相当のもので、耐久無振りのメガリザードンY程度ならいじっぱり型メガガルーラの場合ねこだましふいうちの組み合わせで確定で倒しきることができた。

レーティングバトルではXYリーグシーズン1からシーズン3、シーズン5、シーズン7を除いて各リーグ、各シーズンにおいて総合使用率1位を誇るなど、名実ともにこの世代の代表格となった。レーティングバトルの総合使用率最低位がXYリーグシーズン1の5位であったことからもその凄さが分かるだろう。シングルバトルで両リーグにおいて使用率2位をその定位置とした。当時の対戦環境ががあまりにもガルーラ、ガブリアスファイアローに支配されていたことから、特にORAS発売後は「ガルットモンスター オメガブリアス・アルファイアロー」などと揶揄されることもしばしばであった。「全てのガルーラの型を止められるポケモンは存在しない」という格言も、第六世代当時に生まれた。

ORASリーグシングルバトルでは露骨にゴツゴツメットカバルドンで対策を撃たれるようになり、それに対応するかのごとくれいとうビーム型がシーズン10に確立され、特殊一刀型すら珍しくなくなった。ねこだまし、グロウパンチじしんすてみタックルという技構成にしてしまうと、メガシンカ後にはゲンガーにすべてのウエポンを無効化されてしまうため、1枠をかみくだくに替えた型もあった。

ダブルバトルでも非常に強力であり、ねこだましの汎用性からあらゆるポケモンと組んで強さを発揮した。WCS2014(カロスダブル)ではマスターカテゴリのベスト4に残らなかったがWCS2015(全国ダブル)ではベスト8進出者中6人が使用、同大会同カテゴリ優勝という圧倒的な記録を残す。カロスダブルではギルガルドメガクチートといったメタが機能していたのに対し、全国ダブルではほのおタイプの充実でそれらのはがねタイプを倒すのが容易になったことが大きいとされる。WCS2016(GSダブル)でも伝説ポケモンと殴り合えるスペックと、ねこだましによるサポート性能の両方を活かして活躍するが他のメガシンカポケモンには人気が劣りマスターカテゴリ決勝には残らなかった。

第七世代

おやこあいの2回目の火力が半分から1/4に減少。第六世代から比べると実質的に17%近く火力を下げたことになり、これは乱数最小率85%を下回ったため確定数に大きく影響する。さらにふいうちの威力が低下し、極めつけはグロウパンチがこの世代で覚えられなくなった。特に最新世代産限定で行われる公式大会ではグロウパンチ型が消滅した。さらにカプの登場によりサブウエポンの多くが相対的に弱体化し、アローラガラガラミミッキュなどゴーストタイプの増加によって、メガシンカさせた場合はノーマルタイプのメインウエポンの通りが悪くなった。またメガガルーラより素早さの高いポケモンが増えたため、特にシングルバトルでは前世代と比べ使用率が下がった。USUMリーグシングルバトルでは、素早さの優位性低下を要因としてがんせきふうじ型もたまに見られるようになった。

しかしダブルバトルではしぶとく使われ続けている。そのダブルバトルではカプ・レヒレとの組み合わせが人気を博する。火力弱体化とグロウパンチ没収を受けたメガガルーラはねこだましサポーターとしての性質が強くなり、カプ・レヒレめいそうウルガモスちょうのまいを補助するのが専らの役割であった。JCS2018期の公式大会環境ではガルーラとガオガエンでねこだまし持ち2匹体制にするケース、いわゆる「ガルガエン」コンビまであった。かくとうが一貫しているにもかかわらず2匹体制にされるあたりねこだましがそれだけ強力であることが窺え、同時にかくとうが当時のダブルバトルにおいて下火であることが示されていた。JCS2018オンライン予選マスターカテゴリでは使用率ベスト30圏外。同大会では、ねこだまし、ふいうち、すてみタックルけたぐりが主流技構成で、性格はいじっぱりが100%であった。おいかぜトリックルームが飛び交う中でようき最速で先手を取ることが安定しないからこそいじっぱり一択になったのだと見られる。

WCS2019(GSダブル)のJCSオンライン予選では使用率24位を記録。禁止級伝説に90族台が多いことからその上を取れるようき型が同大会における性格の一番手(約5割)となり、二番手にはいじっぱり(4割弱)、三番手にはしんちょう(1割弱)がランクインしていた。同大会ではけたぐりをカットしてルナアーラへの打点となるかみくだくを入れるケースが多かった。JCS2019ライブ大会後、ルナアーラへの打点としては十分な上にひるみの追加効果が発動すればルナアーラを止めることができるかみつく型が主流化。世界大会では準優勝者のメンバーにも輝いている。

第八世代

ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』で解禁。

メガシンカおんがえしやつあたりが削除されて大幅弱体化。一方、きもったませいしんりょくいかくを無効にするように仕様変更され、強化された部分もある。

ダイマックスとの相性はというと、アイアンテールをベースにしたダイスチルほのおのパンチをベースにしたダイバーンじしんをベースにしたダイアースがあるので、耐久にバフを掛けながら高火力で押せる点で悪いわけではない。

ガルーラを敢えて使うならかえんだまからげんき型が無難。こうすることにより、火力面で第七世代まで存在したメガガルーラに少しでも近づくことができる。きもったまならゴーストタイプにも当てられる。また、なげつけるやけどを撒くことができるため無駄がない。

一般的な育成論

特攻以外の種族値が平均以上ある単ノーマルタイプ。良く言えばバランスが取れており、物理アタッカー、耐久型どちらの適性も持つが、逆に言えば中途半端なステータスである。

特性は通常特性のきもったまはやおきと隠れ特性のせいしんりょく。きもったまはいかく無効でゴーストにダメージを与えられるようになり、シングルバトルでのアタッカーであればほぼ確定。はやおきはねむると組み合わせることで耐久型に。せいしんりょくはねこだましが使われやすいダブルバトルでの採用が考慮される。こちらもいかくを無効化できる。

攻撃技はタイプ一致技にすてみタックル/のしかかり/ブレイククロー/ギガインパクトのほか、先制技のねこだまし、やけど対策のからげんき、きあいのタスキと相性の良いがむしゃらなど。その他ふいうちじしんけたぐり/かわらわりいわなだれかみくだくれいとうパンチほのおのパンチかみなりパンチなど範囲は広い。耐久型ならドレインパンチともえなげうずしおカウンターきしかいせいなども効果によって選択肢となる。変わり種ではとっておきも。

補助技はねむるみがわりきあいだめふるいたてるてだすけなどがある。