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オニドリル/対戦

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このページは、オニドリルの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。

オニドリルの歴史

第一世代

同じノーマルひこうタイプピジョットドードリオと比べると、全体のステータスが中間的になっている。

ピジョットとは異なりドリルくちばしを覚えられるものの、火力と素早さが上回り同じくドリルくちばしを覚えられるドードリオの実質的な下位互換であり、差別点もオウムがえしのみで対戦においては実質的に存在しなかった。

そうでなくとも当時のバトルは10まんボルトふぶきが多用されたため、サンダースで返り討ちにされるなど実戦では厳しかった。

共に理想個体という前提なら、レベル50サンダーかみなりをレベル55オニドリルが受けた場合、確定1発となる計算。レベル50マルマイン10まんボルトですら、急所に当たれば1発でレベル55オニドリルを仕留める。

レベル30までに進化できる(98カップに参加可能)ことからか、同タイプのポケモンで唯一ポケモンスタジアムで使用可能。

ニンテンドウカップ'98地区予選では7大会中2大会でベスト8に残っており、パーティの数合わせとしては最低限使われていた模様[1]

第二世代

とくしゅのステータスが特攻特防に分かれたが、第一世代のとくしゅも今世代の特攻と特防もいずれも同じなので、オニドリル自身は一切影響なし。[2]

はがねのつばさいわタイプに抵抗できるようになったが、それはピジョットやドードリオも同じくであり、それを除けばこれといった強化はなく、相変わらず対戦では活躍していない。

一応タマゴ技として獲得したこわいかおがあるだけこの世代では差別化点が生まれたと言えるが、ひこうの側面を活かさないとこわいかおを覚えられる同じノーマルケンタロスの劣化となってしまう。

第三世代

オオスバメというライバルが登場。オニドリルとは異なりドリルくちばしは覚えられないものの、種族値の合計では勝り、特に素早さでは大きく勝っている。攻撃は劣るが僅差でしかない。

一方、今世代から登場したとくせいは用途が限られるするどいめであり、ますます立場が悪くなった。

ちなみに通信対戦ではない余談ではあるが、エメラルドバトルフロンティアにあるバトルファクトリーではオオスバメがレベル50で登場するポケモンに対して、オニドリルはオープンレベルに登場するポケモンだった。

第四世代

こんじょうの実用化によるオオスバメの強化、ムクホークという新規の強力なひこうポケモンの活躍により、この世代でも相対的に弱体化した。

ちなみにピジョットドードリオに対して、唯一ブレイブバードを覚えられない。

第五世代

ドリルライナーの習得によりドードリオやムクホークとは差別化可能になり、でんきタイプへの返しを行うことができるようになったが、解禁されたウォッシュロトムや新規に登場したシビルドンあたりにはひとたまりもない。

第六世代

急所の仕様変更によりスナイパー型でドリルライナーを放つタイプのオニドリルは強化されたが、それでも攻撃性能が十分になったとはいいがたい。

PGLレーティングバトル統計データから読み取るに、すべての対戦のデータを参考にすると、ドリルくちばしドリルライナーはねやすめが採用率を伸ばしていたことがうかがえた。

ただし、シングルバトルの統計データはシーズンごとに採用わざランキングの順位がバラバラなので、はっきりとしたことは言えない。

ただ、シングルバトルでは打つ余裕がないためかはねやすめの採用率が伸び悩んでいた。性格はようきが好まれたが、持ち物はテンプレがない状況であった。

にほんばれを手動で打って味方をサポートするタイプ、パワフルハーブを利用してゴッドバードで奇襲するタイプなど、意外性を持たせた構成が流行していることが採用技ランキングから分かるシーズンもあった。

第七世代

スナイパーと相性の良いきあいだめを習得。この世代できあいだめなど積んでいる余裕があるのかという話にはなるが。

しかしUSUMでドードリオがじめん技のじだんだ教え技で獲得したため、オニドリルはドードリオとは事実上差別化点が存在しない状況となった。

ドリルくちばしヒコウZZワザ化する型ではドードリオの劣化となってしまうが、それでも劣化を覚悟でヒコウZを持たせる構成が主流となった。

ピカブイではドリルライナーを使える唯一のひこうとして、明確な差別化が可能な立場を取り戻した。

一般的な育成論

ソード・シールドのVer.1.3.2時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。

こうげきすばやさに優れるが、同じタイプのドードリオに攻撃種族値で20も負けている。他のステータスでは大差ないため、この差はかなり厳しい。

攻撃技はドリルくちばしすてみタックルゴッドバードおんがえしが中心となるが、ブレイブバードも覚えるドードリオの方が優秀と言わざるを得ない。

ドードリオが覚えられない技はとんぼがえりダメおしにらみつけるこわいかお程度しかないため、とんぼがえりによる味方のサポートが無難なところだろう。

一応ねっぷうもドードリオが習得不能な技して覚えるが、使うなら性格をむじゃきなどにして特攻下降補正を避ける必要がある。

また、4倍弱点持ちが相手の場合であってもこちらが特攻の努力値無振りで相手がHPベースの努力値振り場合は、後出ししてきたところから2発入れないと倒せないケースが多く、相当特殊なケースでないかぎり役に立たないのが実情。

ドリルライナーはドードリオとの差別化のほかに、でんき対策に覚えておいてもよいだろう。

脚注

  1. ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)
  2. ちなみに、ピジョットドードリオもこの影響を一切受けていない