ホルード/対戦
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ホルードの歴史
第六世代
PGLレーティングバトル統計データに基づいていえば、XYリーグ、ORASリーグ共にシングルバトルでは、じしん、おんがえし、でんこうせっかが確定技であった。選択はXYリーグではとんぼがえり、つるぎのまいであり、ORASリーグではそれに加えてれいとうパンチ、はたきおとすも選択技に挙がった。性格はいじっぱりがメインで、持ち物はきあいのタスキが一番手であった。安易にこだわりハチマキ型にするとおやこあいによる超火力と素早さ種族値100が売りのメガガルーラとそれほど差別化しづらいので、XYリーグではいじっぱり準速こだわりスカーフ型で差別化するケースが少なくなかった。ORASリーグシングルバトルではとつげきチョッキ型の相対数が高く、後半のシーズンではとつげきチョッキ型が最大派として定着した。
第七世代
サブウエポンとしてはがんせきふうじ、ワイルドボルトが需要を集めている一方、Zクリスタルの登場の影響ではたきおとすの採用率は下がっている。デンキZ型として利用されることも珍しくなくなったが、基本はきあいのタスキを活かした後手アタッカーであることに変わりがない。
USUMでじだんだを教え技で習得した。USUMリーグシングルバトルではれいとうパンチの需要がおんがえしを上回るようになり、おんがえしは不採用が過半数となった。
ただ環境上位にある仮想敵を考慮すると、役割破壊のサブウエポンがボーマンダ、ランドロスに対するれいとうパンチ、カプ・レヒレ、ギャラドスに対するワイルドボルト、テッカグヤ、ナットレイに対するほのおのパンチ、といった具合に候補が随分と絞られてしまう。
第八世代
ダイジェットを獲得。もともとつるぎのまいも覚えるため、この強化によりダイマックスエースとしての道が開けた。実際の環境ではひたすらダイジェットを連打してあわよくば全抜きを狙えるようにするプレイングが主流であり、ミミッキュあたりだと火力の微妙さから全抜きの起点にすることもできる。
ただ、環境にダイストリーム軸の雨パが多いため、ホルード入りのパーティでランク上位を狙うならイトケのみを持たせることも十分考えられるようになった。また、素の耐久はHPに努力値4振りならこだわりハチマキ一致抜群連続攻撃技で3回以上ヒットを引けばきあいのタスキ貫通で大抵確定1発になる水準なので、どうしてもダイマックス前提になってしまう。
この世代では最速こだわりスカーフ型の素早さ実数値214が最速ドラパルトの213を1位上回ることからドラパルト対策として注目され、こだわりスカーフを持たせてイカサマで確定1発を狙う型が浸透。
カットロトムには非常に有利。でんきウエポンに合わせて無償降臨を狙える上に、リーフストームを受ければ最大威力のじたばたを浴びせることが期待できるためである。アシレーヌも相手がきあいのタスキを持っておらずこちらがきあいのタスキを持っている限りじしんとでんこうせっかのセットで対面勝ちできる。
シーズン4後期に異様に増えたギルガルドに対面から勝てるポケモンとして需要が拡大。きあいのタスキ+でんこうせっか型とこだわりスカーフ+とんぼがえり型が当時の主流であった。
シーズン5には最終使用率30位にランクインし、シーズン6には21位まで数を増やした。
シリーズ3シーズン5期にギガインパクトベースのダイアタックを強化するノーマルジュエル型が考察された。元々ホルードは耐久がギリギリなので、他のポケモンにいのちのたま枠を割かなければいけない場合にノーマルジュエルは考慮される。
シーズン8最終7位構築にはじたばたとこらえるを採用したきあいのタスキ型が確認された。HP4振りのエースバーン程度なら特化ホルードのじたばた200とでんこうせっかで確定1発にできる。ただ、ランクマッチ上位陣には読まれやすく、きあいのタスキ発動圏内まで中々削ってもらえないのが難点であった[1]。
シリーズ6にドリュウズがレギュレーション外になると、その代わりにじめんのアタッカーの代表の座に就くこととなり、シーズン10では使用率8位を記録。
一般的な育成論
ノーマル・じめんという今作で勢力を上げてきているノーマル複合タイプの1匹。相性補完はなく弱点が多いが、耐久力がそれほど低くないのでHPに努力値を振ってしまえば弱点を突かれないかぎりは倒されることはまずない。ゴースト・でんき無効と、比較的繰り出しやすいのも魅力。
通常特性はものひろいとほおぶくろで、対戦向きでないものひろいはさておき、ほおぶくろは教え技のリサイクルと組み合わせた耐久型でその性能を発揮できる。オボンのみと組み合わせれば一気にHPを2/3回復できるため、リサイクルを使って繰り返し消費できるようにすることで相手の攻撃に回復が間に合いやすくなる。いかりのまえばやイカサマといった攻撃技があるため、攻撃に努力値を振らなくてもある程度のダメージを与えられる。ただし、木の実を消費するという前提が存在し、耐久も高めで無いため1発で倒されやすい。また、1発で倒されなくてもはたきおとすを喰らうと木の実を消費出来ないため、この技は十分気を付けたい。
隠れ特性のちからもちを使えばそこまで高くない攻撃を補うことも可能。ちなみにこの特性を採用して攻撃に努力値を252振ったとき、種族値163~164のポケモンが努力値を252振った状態とほぼ同等となり、ラムパルド並の攻撃力を得ることができる。アタッカー型にする場合はこの低い攻撃を補えるちからもち1択となる。また、ちからもちによりイカサマの威力が190に跳ね上がる。
攻撃技はメインとしてじめんタイプのじしん、ノーマルタイプのおんがえしまたはでんこうせっかは必ず採用したい。サブにはアームハンマーやワイルドボルトまたはかみなりパンチ、ストーンエッジまたはいわなだれ、れいとうパンチ、はたきおとす、とんぼがえりが候補に挙がる。技の攻撃範囲が広いのが特徴的でもある。最初にいかりのまえばで相手のHPを半分にし、次のターンで確実に仕留めるという戦い方も面白い。
タイミングを図ることができるならつるぎのまいを使って攻撃をさらに上げるのもよい。1ターン使用することになるが、駆使すればちからもちとのコンボでほとんどの敵を一掃できてしまう。
カプ・レヒレ、スイクン、テッカグヤなどのでんき弱点の耐久型に対してはデンキZ+ワイルドボルトによる役割破壊が強力。HPと火力ステータスを中心に努力値を振った型なら多くの個体を確定1発に沈めることができる上に、カプ・レヒレやスイクンの場合はホルードがみず弱点持ちである都合上そのまま居座らせる場合が多い。デンキZ型の場合は一例としてだが上から叩くことを最優先して性格はいじっぱりにした上で攻撃は全振り、素早さ実数値は準速テッカグヤ抜きの114以上に調整すると良いだろう。