さしおさえ (状態変化)

さしおさえとは、ポケモンの状態変化の一つ。

さしおさえの効果

• 持ち物の効果が無くなる。
• トレーナーが道具を使うことができなくなる。
• しぜんのめぐみ・なげつけるが失敗するようになる。

さしおさえの発生

• さしおさえ

さしおさえの予防

• とくせいマルチタイプ(第四世代のみ)
• はっきんだまを持たせているギラティナ(第四世代のみ)

さしおさえの回復

• 5ターン経過
• 交代

説明文

第七世代

5ターンの あいだ もちものや どうぐが つかえなくなる。

5ターンの間 持ち物や どうぐが 使えなくなる。

詳細な仕様

• バトンタッチで引き継がれる。
• リサイクルは使用でき、ものひろい・しゅうかくも発動して道具を復活させることができる。ただし、復活させた道具の効果は受けられない。
• すりかえ・トリックを使うことはできるが、手にした道具の効果は受けられない。
• 特性ねんちゃくのポケモンも道具を受けられなくなる。
• さばきのつぶて・テクノバスター・マルチアタックのタイプはもちものに関わらずノーマルタイプになる。
• もちものによるフォルムチェンジには影響しない。
  • プレート/メモリによりタイプが変わったアルセウス/シルヴァディのタイプは変わらない。
  • カセットにより色が変わったゲノセクトの姿は変わらない。
  • はっきんだまを持ったギラティナのフォルムは変わらない。ただしはっきんだまによる技の威力補正は無くなる。
  • メガシンカ・ゲンシカイキには影響しない。
• Zワザの使用には影響しない。
• しあわせタマゴ・おまもりこばん・きょうせいギプス・やすらぎのすずなどの戦闘以外でのもちものの効果はなくならない。
• こだわり系アイテムを持っているポケモンの場合、さしおさえ状態が治った直後は自由にわざを選ぶことができる。すでに技をこだわった状態でさしおさえ状態になった場合、さしおさえ状態の間は自由にわざを選べるが、さしおさえ状態が治るとこだわった技しか出せなくなる。
• さしおさえの解除のタイミングはターンの終わり。
  • さしおさえが解除されるターンではたべのこし・くろいヘドロは発動しない。
  • ちょうはつ・アンコール・かなしばり・かいふくふうじ状態がさしおさえ状態と同時に解除される場合はメンタルハーブを消費しない。
  • フィールドとさしおさえ状態が同時に解除されるターンでは、さしおさえが解除された後にフィールドが解除されるため、シード系アイテムは発動する。ただし、フィールドが発生した後に、さしおさえをバトンタッチで引き継いで場に出たポケモンは、さしおさえが解除されてもシードを発動できない。
  • さしおさえが解除されるターンからくっつきバリ・かえんだま・どくどくだまの効果は発動する。
• さしおさえ状態のポケモンの行動でもバッグを開くことはでき、さしおさえ状態でない他のポケモンに道具を使うことはできる。さしおさえ状態のポケモンに道具を使おうとすると「さしおさえの こうかで <ポケモン>には つかえません!」というメッセージが出て使用できない。
  • ボールの使用は制限されず、さしおさえ状態のときにボールを投げることも、さしおさえ状態の相手にボールを投げることもできる。
  • 戦闘用の道具を使うこともできなくなる。
    • ピッピにんぎょう・ポケじゃらし・エネコのシッポでにげることは、第五世代まではできる。第六世代以降ではできなくなる。さしおさえ状態の相手に対して使ってにげることはできる。
    • ビビリだまを使うことができなくなる。相手がさしおさえ状態であるだけのときは使うことができる。
  • さしおさえ状態のポケモンの行動でロトポンを使うことができなくなる。ただし、ダブルバトルで味方がロトポンを使えばさしおさえ状態のポケモンも効果を受けることができる。

第四世代のみ

• さしおさえ状態のポケモンでもなげつけるを使うことができる。
• さしおさえ状態のポケモンがむしくい・ついばむを使った場合、相手のきのみを奪えるが、きのみの効果は得られない。
• きょうせいギプス・くろいてっきゅう・パワー系アイテムによるすばやさ低下効果はなくならない。
• さしおさえ状態のポケモンがなげつけるを受けた場合、なげつけられた持ち物に対応した追加効果を受けない。なげつけられた持ち物は失われる。
• 特性マルチタイプのポケモンとはっきんだまを持ったギラティナはさしおさえ状態にならない。

第五世代以降

• さしおさえ状態のポケモンがなげつけるを使うと失敗し、道具も失われない。
• さしおさえ状態のポケモンがむしくい・ついばむを使った場合、相手のきのみを奪え、きのみの効果も得られる。
• きょうせいギプス・くろいてっきゅう・パワー系アイテムによるすばやさ低下効果もなくなる。
• さしおさえ状態のポケモンがなげつけるを受けた場合も、なげつけられた持ち物に対応した追加効果を受ける。
• こだわり系アイテムで技をこだわった後にさしおさえ状態になった場合、さしおさえ状態の間にこだわり系アイテムを失っても、さしおさえが解除された後はこだわった技しか出せなくなる。こだわり系アイテム#第五世代以降の説明も参照。
• 特性マルチタイプのポケモンとはっきんだまを持ったギラティナもさしおさえ状態になる。

備考

• 似た効果がある特性ぶきようやマジックルーム状態ではトレーナーからの道具は使うことができる。
• 第八世代ではさしおさえの技が廃止されたことに伴い、この状態も発生しない。

関連項目

• 状態変化