バーチャルコンソール
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バーチャルコンソール (Virtual Console) は、Wii・ニンテンドー3DS・Wii Uで実行できるプログラムで、エミュレータを利用した「昔懐かしいゲーム」の復刻版である。
据え置き機ではファミコンやスーパーファミコンやNINTENDO64を、携帯機ではゲームボーイを始めとしたゲームがダウンロード販売で購入することができた。
概要
Wiiでは、Wiiショッピングチャンネルからダウンロードして購入できる。Wiiのファームウェアが4.0以上の場合、SDカードに直接ダウンロードできる。この際、チャンネルはAESで暗号化される。 セーブデータをSDカードにコピー可能。ただし、中断データはコピーできない。コピーすると、セーブデータはAESで暗号化される。SDカードに保存されたチャンネルを他のWiiにコピーすることはできない。
画面の比率はすべて4:3 (NTSC)。
Wiiフレンドに、「プレゼント」する機能がショップチャンネルにあったが2013年6月28日にサポート終了になった。
3DS・Wii Uでは、いつでもバックアップを取ることができ、バックアップを取った場所からまた始めることができる。ただし、赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルバージョンはバックアップ機能非対応。
また赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルバージョンは、当時のGB版やGBC版のバグを再現できることから、バグの修正はされていないと考えられる。
本編ソフトで手に入れたポケモンは、ポケムーバーを介してポケモンバンクへ送ることができる。詳細はポケムーバーの項目を参照。
Wiiのものは2019年1月31日 14:59に配信終了[1]。3DSおよびWii Uのものは、2023年3月28日 9:00に配信終了[2]。
ポケモン関連のバーチャルコンソール
タイトル | 元ハード | 配信ハード | 配信日 |
---|---|---|---|
ポケモンスナップ | 64 | Wii | 2007年12月4日 |
ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ | 64 | Wii | 2009年1月20日 |
ポケモンピンボール ルビー&サファイア | GBA | Wii U | 2014年12月10日 |
ポケモンカードGB | GBC | 3DS | 2014年12月24日 |
ポケットモンスター 赤・緑 | GB | 3DS | 2016年2月27日 |
ポケットモンスター 青 | GB | 3DS | 2016年2月27日 |
ポケットモンスター ピカチュウ | GB | 3DS | 2016年2月27日 |
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊 | NDS | Wii U | 2016年3月23日 |
ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊 | GBA | Wii U | 2016年3月23日 |
ポケモンスナップ | 64 | Wii U | 2016年4月6日 |
ポケモンレンジャー | NDS | Wii U | 2016年4月13日 |
ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊 | NDS | Wii U | 2016年7月20日 |
ポケモンレンジャー バトナージ | NDS | Wii U | 2016年7月27日 |
ポケモンレンジャー 光の軌跡 | NDS | Wii U | 2016年8月3日 |
ポケットモンスター 金・銀 | GBC | 3DS | 2017年9月22日 |
ポケットモンスター クリスタルバージョン | GBC | 3DS | 2018年1月26日 |
以下は日本では配信されていないバーチャルコンソール。配信日は最速のものを記述している。
タイトル | 元ハード | 配信ハード | 配信日 |
---|---|---|---|
Pokémon Puzzle League | 64 | Wii | 2008年5月5日 |
ポケモンでパネポン | GBC | 3DS | 2014年11月6日 |
原作との違い
バーチャルコンソールは通信ケーブルやカードeリーダー+といった周辺機器に対応していない場合がほとんどであり、この仕様に起因する違いは多い。
ポケモンスナップ
ルージュラの肌色が黒から紫に変更されている。
原作ではローソンにカセットを持ち込んで、写真をプリクラ風のシールに出力するサービスがあり、バーチャルコンソールでは代わりにWii伝言板に1日1回写真を貼ることができる。
ポケモンカードGB
ルージュラの肌色が黒から紫に変更されている。
3DSに赤外線通信機能があるにもかかわらず、カードポン!が利用できない。またすべての通信機能、ゲームボーイプリンター関連機能が実装されなかった。
ゲームボーイカラーモードでのエミュレーションだったため、白黒画面のゲームボーイモードやスーパーゲームボーイのピクチャーフレーム、カラーパレットは利用できない。
ポケモンでパネポン
通信ケーブルに代わる通信機能が実装されず、「ふたりであそぶ」が利用できない。
ポケモンピンボール ルビー&サファイア
カードeリーダー+に代わる通信機能が実装されず、カードeつうしんへやが利用できない。ゲームボーイプレーヤーによる振動機能もWii Uのゲームパッドに振動機能がついているにもかかわらず非対応である。
ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ
ゲームボーイプリンター関連機能が実装されず、ピカチュウバージョンにおける関連機能は利用できない。ポケモンスタジアムシリーズとの通信機能が実装されず、なみのりピカチュウの入手手段がなかったため、ピカチュウバージョンにおけるピカチュウのサマービーチは最初にもらったピカチュウを手持ちに入れることで遊べる。
日本語版以外のピカチュウバージョンでルージュラの肌色が黒から紫に変更されている。日本語版では白黒画面のゲームボーイモードでのエミュレーションだったため変更がなかった。このほか、ふぶきなど閃光の激しい技のエフェクトが調整された。
赤・緑・青、日本語版ピカチュウバージョンは白黒画面のゲームボーイモードで、日本語版以外のピカチュウバージョンはゲームボーイカラーモードのエミュレーションであり、スーパーゲームボーイのピクチャーフレーム、カラーパレットは利用できない。
前述の外伝ゲームと違い、通信ケーブルの機能がニンテンドー3DSのローカルプレイで実装され、バーチャルコンソール版赤・緑・青・ピカチュウ、バーチャルコンソール版金・銀・クリスタルバージョンとの通信ができる。
原作にない新機能としてポケムーバーへの対応があり、これを利用してボックス1のポケモンをポケモンバンクに転送できる。ポケモンバンクを経由することでサン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーンで引き出したり、Pokémon HOMEに転送したりすることができ、HOMEから第八世代、第九世代の本編シリーズで引き出すことができる。
ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン
ゲームボーイプリンター関連機能、ポケモンスタジアム金銀との通信機能、モバイルシステムGB関連機能が実装されなかった。そのため、日本語版ではモバイルスタジアム、バトルタワー、ポケモンコミュニケーションセンターのトレードコーナー、ニュースマシーンが利用できない。これによりタマゴけん、なぞのタマゴ、あおぞらメール、まぼろしメールの入手手段がない。
前述の外伝ゲームと違い、通信ケーブルの機能がニンテンドー3DSのローカルプレイで実装され、バーチャルコンソール版赤・緑・青・ピカチュウ、バーチャルコンソール版金・銀・クリスタルバージョンとの通信ができる。このほか、ニンテンドー3DSの赤外線通信機能を利用して、バーチャルコンソール版金・銀・クリスタルバージョンとふしぎなおくりものを送り合うことができる。
金・銀はゲームボーイカラーモードのエミュレーションであり、スーパーゲームボーイのピクチャーフレーム、カラーパレットは利用できない。
原作にない新機能としてポケムーバーへの対応があり、これを利用してボックス1のポケモンをポケモンバンクに転送できる。ポケモンバンクを経由することでサン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーンで引き出したり、Pokémon HOMEに転送したりすることができ、HOMEから第八世代、第九世代の本編シリーズで引き出すことができる。
原作にないイベントとして、殿堂入り後にポケモンコミュニケーションセンター(日本語版以外ではコガネシティのポケモンセンター)でジーエスボールをもらうイベントが追加された。ジーエスボールをガンテツに1日預けて返された後、ウバメのもりのほこらに置くとセレビィが出現する。
脚注
- ↑ 「Wiiショッピングチャンネル」終了のお知らせ、2018年12月14日更新。
- ↑ ニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」サービス終了時期に関するお知らせ、2023年3月28日更新。