ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等に参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。
スマートフォン利用の方は最下部のリンクにて、モバイル/デスクトップ表示の切り替えが可能です。
優先度
提供: ポケモンWiki
優先度(ゆうせんど)とは、わざを出す順番を決める数値。
目次
概要
わざによって決まっている数値で、優先度の高いわざはわざを出したポケモンのすばやさには関係なく先に出すことができる。選んだ技の優先度が同じポケモン同士ではすばやさにより行動順が決まる。
優先度が+1以上で攻撃わざのものを特に先制攻撃技という。
そのわざの優先度をゲーム上で確認することはできないが、でんこうせっかのように説明文で優先度が通常より高いことを示しているものもある。しかし、その説明も基本的には大雑把な内容で、優先度が高いとは言ってもどれくらい高いのか、までは書かれない。
ほとんどのわざは優先度0であるため優先度が高いわざはそれだけで大きなメリットであり、あまり威力が高くなかったり連続して使えないなど何かしら制限がかかっていることが多い。また先制して使わないと効果が意味を成さないわざも存在している。優先度の低いわざも後攻でないとまともに扱えないわざや先攻で使えるとハメとなってしまうわざが多く該当しており、ただ単にそのわざが強いからデメリットとして優先度を下げる、といったことが行われることは少ない。
優先度に関わるわざ・特性
優先度が変わったり無視されたりするのは以下のようなケースがある。
わざ
- おさきにどうぞを使われた場合、使おうとしている技の優先度を無視して、直後に行動する。これにより、優先度が低い技の方が先に出る事がある。
- さきおくりを使われた場合、行動順が一番最後になる。これにより、優先度が低い技よりも後になる事がある。
- 他のわざが出るわざによって異なる優先度の技が出たとき、他のわざが出るわざ自体の優先度で技が使われる。例えば優先度0のねごとでほえるが出た場合は、優先度0のタイミングでほえるが出る。
- 行動順の決定後にアンコールなどの効果によって技が置き換えられても優先度自体は変わらない。
- 元の技の優先度が0以下の技を選択したポケモンがそのターン中に相手のポケモンの技によってアンコール状態になって先制攻撃技を打つと、結果として後攻で先制攻撃技を放つことになる。
- 元の技の優先度が1以上の技を選択したポケモンがそのターン中にアンコール状態になると、発動するはずだった元の技の優先度のまま縛られた技に置き換えて繰り出すことができる。例えば、ダブルバトルで前のターンにいわなだれを放ったテラキオンがでんこうせっかを選択し、味方のエルフーンのアンコールでテラキオンの技を縛ると、でんこうせっかの優先度が乗った状態でいわなだれを放つことができる。
- ファストガードは通常より優先度の高い技を防ぐことができる。
- サイコフィールド状態で地面にいるポケモンは、敵が使用した優先度+1以上のわざを無効化する。
特性
- いたずらごころを持つポケモンがへんかわざを使うと優先度が1だけ加算される。必ず攻撃技が出る変化技のしぜんのちからも対象。あくタイプの敵はこの技を無効化する。
- 第六世代以前では相手のタイプに関わらず成功した。
- はやてのつばさを持つポケモンがHPが最大のときにひこうわざを使うと優先度が1だけ加算される。攻撃技・変化技どちらも対象。
- 第六世代ではHPが最大という条件はなく、いつでも優先度+1で出すことができた。
- ヒーリングシフトを持つポケモンがHPを回復するわざを使うと優先度が3だけ加算される。
- 味方の場にじょおうのいげん、ビビッドボディを持つポケモンがいるとき、敵が使用した優先度+1以上のわざを無効化する。
各わざの優先度
第一世代
第二世代
第三世代
- +5:てだすけ
- +4:マジックコート、よこどり
- +3:まもる、みきり、こらえる、このゆびとまれ
- +1:でんこうせっか、マッハパンチ、しんそく、ねこだまし
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ふきとばし、ほえる
第四世代
- +5:てだすけ
- +4:マジックコート、よこどり
- +3:このゆびとまれ、こらえる、まもる、みきり
- +2:フェイント
- +1:アクアジェット、かげうち、がまん、こおりのつぶて、しんくうは、しんそく、でんこうせっか、ねこだまし、バレットパンチ、ふいうち、マッハパンチ
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ふきとばし、ほえる
- -7:トリックルーム
第五世代
- +5:てだすけ
- +4:こらえる、マジックコート、まもる、みきり、よこどり
- +3:いかりのこな、このゆびとまれ、ねこだまし、ファストガード、ワイドガード
- +2:しんそく、フェイント
- +1:アクアジェット、かげうち、がまん、こおりのつぶて、サイドチェンジ、しんくうは、でんこうせっか、バレットパンチ、ふいうち、マッハパンチ
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる
- -7:トリックルーム、マジックルーム、ワンダールーム
第六世代
- +5:てだすけ
- +4:マジックコート、まもる、みきり、こらえる、よこどり、ニードルガード、キングシールド
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード
- +2:しんそく、フェイント、いかりのこな、このゆびとまれ
- +1:アクアジェット、かげうち、がまん、こおりのつぶて、サイドチェンジ、しんくうは、でんこうせっか、バレットパンチ、プラズマシャワー、ふいうち、ふんじん、マッハパンチ、みずしゅりけん、つぶらなひとみ
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる
- -7:トリックルーム
第七世代
- +5:てだすけ
- +4:みきり、まもる、こらえる、キングシールド、マジックコート、ニードルガード、よこどり、トーチカ
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード、スポットライト
- +2:サイドチェンジ、しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな、であいがしら
- +1:アクアジェット、つぶらなひとみ、がまん、バレットパンチ、こおりのつぶて、プラズマシャワー、マッハパンチ、ふんじん、でんこうせっか、かげうち、しんくうは、ふいうち、みずしゅりけん、アクセルロック
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチの攻撃、くちばしキャノンの発射、トラップシェル
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる、テレポート(ピカブイ)
- -7:トリックルーム
第八世代
- +5:てだすけ
- +4:みきり、まもる、こらえる、キングシールド、マジックコート、ニードルガード、トーチカ、ブロッキング、ダイウォール
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード
- +2:サイドチェンジ、しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな、であいがしら
- +1:アクアジェット、つぶらなひとみ、バレットパンチ、こおりのつぶて、マッハパンチ、でんこうせっか、かげうち、しんくうは、ふいうち、みずしゅりけん、アクセルロック、グラススライダー(グラスフィールド状態)
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチの攻撃、トラップシェル
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる、テレポート
- -7:トリックルーム
備考
- ポケモン不思議のダンジョンでは、優先度が高い攻撃わざは2マス先まで攻撃ができる。
- ねこだましを場に出たターン以外に打つなど事前に技が失敗する状況であっても優先度の昇降は必ず行われる。
- 第二世代では野生ポケモンが逃走する際、内部処理で優先度のある技を選択しながら逃走する場合がある。その場合、逃走に優先度が適用される。
- それ故、でんこうせっかを持っているライコウは捕獲が難しい。