ドレディア/対戦
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このページは、ドレディアの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
ドレディアの歴史
第五世代
はなびらのまいとちょうのまいで強い攻めを実現できるポケモンとして一定数愛用された。ようりょくそ型は晴パに入れてよし、マイペース型は積み構築に入れてよしと特性に恵まれたポケモンとしての個性があった。ただ、この世代の環境はドラゴンタイプやほのおタイプが全盛であったため、めざめるパワー(こおり、じめんなど)を搭載しないときつい面もあった。何よりはなびらのまいはウルガモスやカイリューの起点にされやすいというのが大きく、この点が祟って一線級には及ばなかった。
上級者筋の中には行動制限がかかるはなびらのまいを嫌ってリーフストームを採用するプレイヤーも少なくなかった。ちょうのまいを積んでからのめざめるパワー(こおり)によるドラゴンへの役割破壊が1つの武器でもあったため、はなびらのまいはそういう意味ではノーリスクで搭載できる代物ではなかった。
当時は天候特性の持続ターンが永続であった上にちょうのまいという特殊耐久と素早さの両方を積む手段もあったため、当時の感覚でも敬遠されがちであったリーフガードを例外的に採用されるポケモンとして対戦の歴史に名前を残した。
BW2でギガドレインを獲得。ちょうのまい、ねむりごな、はなびらのまい、ギガドレインという技構成はドレディアを使うなら現在でも組まれる構成。
第六世代
ひでりの弱体化によって晴パが終息し、ファイアローの登場によって攻めも守りも大幅に弱体化するなど環境ではほとんど忘れられた存在となった。ファイアローがトップメタの活躍をしている中で、はなびらのまいを打つことによる行動制限のデメリットが大きくなった。他の多くのくさタイプのアタッカーがサブウエポンとしてフェアリータイプの技を覚えた中でドレディアにはそうした強化は無く、「ドレディア=技範囲が狭い」というイメージが確固たるものとなった。
PGLレーティングバトル統計データからは、XYリーグシングルバトルではちょうのまい、めざめるパワー、ギガドレイン、ねむりごなという技構成が主流であったとうかがえる。性格は火力を優先したひかえめが、持ち物は低耐久を補うきあいのタスキがメインであった。特性は主にマイペースが需要を伸ばしたが、ようりょくそ型も候補に挙がった。
単体では環境にそぐわないポケモンに過ぎなくなってしまったが、この世代から登場したメガリザードンYのひでりでドレディアをサポートする「リザドレディア」が成立。メガリザードンYに関しては敵に回した場合で考えるとひでりにただ乗りすることができ、この場合めざめるパワー(いわ)でメガリザードンYに対して奇襲すると効果的。
第七世代
カプやミミッキュの登場などフェアリータイプの普及の影響でその対策となるどくタイプやはがねタイプが蔓延。ファイアローがはやてのつばさの弱体化によって環境から姿を消したとはいえどくやはがねの普及は如何ともしがたく、やはりドレディアの技範囲の狭さが祟る格好となった。フィールドメイカー特性によってねむりごなが無効化されるようになったのも痛い。
それでもUSUM発売までのSMリーグWCSルール(アローラ図鑑限定のダブルバトル)ではようりょくそドレディアのおさきにどうぞを受けることでコータスを擬似的な高速アタッカーとして活躍させることができ、この「コータスドレディア」は特にポケモンバンク解禁前の全国図鑑ダブルバトル環境で大活躍した。実際、SMリーグWCSルールシーズン7までの間、コータスとの同時エントリー率1位にはドレディアの名前が挙がっていた。
JCS2017(アローラダブル)オンライン予選ジュニアカテゴリ16位、シニアカテゴリ21位、マスターカテゴリA日程22位、B日程26位、C日程24位、D日程28位、E日程27位の使用率を記録。
USUMでアンコールがタマゴ技に追加された。しかし、アンコール型だとワタッコやエルフーンに速度で劣り劣化になってしまうこと、ちょうのまい、ギガドレイン、はかいこうせん、めざめるパワーという技構成でないとそもそもこの世代のシングルバトルで通用しないこと、単純に補助技の枠がないことから採用は稀。持ち物はシングルバトルだとはかいこうせんを強化できるノーマルZがメイン。
第八世代
『鎧の孤島』の配信に伴い解禁。
ダイマックスが対戦に浸透した影響でサイクル放棄技であるはなびらのまいのデメリットが一見目立ちにくくなったようだが、実際はダイジェット、ダイバーンが吹き荒れる環境の中、くさ単というタイプ構成自体が不遇。めざめるパワーを失ったのも小さくない痛手。
一方、いやしのねがいが効果の得られるポケモンに交代するまで効果の処理が保留されるように仕様変更されたことから、にほんばれを放っていやしのねがいで退場する晴れパ用のようりょくそ起点作り型が成立。
鎧の孤島時点において、ちょうのまいとアロマセラピーを両立できるくさ単タイプはドレディアのみ。そのため、アロマセラピーを受けループ対策に搭載するという手もある。
ダブルバトルでは、「コータスドレディア」が対策をもろに受けないように後発で出すのが鉄則である都合上、ドレディアが単体で勝てるポケモンがドレディアを出すときにそもそも残っていないという状況が発生しやすい。これが、技範囲で遥かに勝るフシギバナに劣る点である。
一般的な育成論
素早さ種族値は90と全体的に見れば低いわけではないのだが、先手を狙う激戦区と呼ばれる中では高い方ではない。その割に耐久能力は弱い方なので、少しでも早く動くため、素早さは性格補正もかけたうえで個体値、努力値共に最高のもの(最速)にすることが望ましい。
はなびらのまいはドレディアに進化させないと覚えることはできないため要注意。石進化全てに言えることだが、しっかり技の選択を定めてから育成すること。
主に特攻種族値に優れ、混乱状態にならないマイペースによるはなびらのまいが非常に強力だが、最低2ターンは小回りが利かず半減もされやすいので過信はしないこと。他にメインウェポンはギガドレインやソーラービームなど。ようりょくそで使うならこれらの技の方がよい。
サブウェポンが貧弱なため、さほど相手を選ばないはかいこうせんや、ねむりごなと相性のいいゆめくいも候補に入る。
他には岩やほのおタイプのめざめるパワーが使えると安心。しかし、ぎんのおうかんが未登場であった第六世代までの場合めざめるパワーのタイプをこれらにすると最速が狙えなくなるため、注意が必要となる。いわ、ほのおタイプの技を他のポケモンに任せ、ドラゴンタイプを意識するならこおりタイプにしてもよい。こちらは最速でも使用可能。素早さを補える補助技があるとはいえ、先述で説明したように耐久能力に欠けるため、積む前に一撃で倒れることも大いにあり得る。補助技は優秀なちょうのまい一択。コレでバトル終盤の全抜きも夢ではない。
ダブルバトル・トリプルバトルではなかまづくり、おさきにどうぞ、アロマセラピーなどがうまく働き、素早さ自体も悪くはないため、ようりょくそも有効活用できる。ようりょくそで使うならキュウコン、メガリザードンY、コータスといった晴れパと組み合わせたい。
隠れ特性のリーフガードも晴れパと組み合わせて使いたい。発動中は特に致命的なまひ状態など、状態異常を気にせずちょうのまいを積める点が優秀。