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カマスジョー/対戦

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このページは、カマスジョーの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

カマスジョーの歴史

第八世代

ソード・シールド黎明期はすいすい込みの状態での圧倒的な速度、高い火力から活躍していたが、ソード・シールド発売から3週間が経過した頃になるとドラパルトみずかくとうのウエポンを受ければよいという点が浸透。耐久が低いため先制攻撃技であっさり崩れるリスクを孕んでいることからも、たちまち「過大評価されていた」という意見が多数派になった。黎明期ですら、先手カマスジョーのダイストリームでドリュウズのきあいのタスキ発動→後手ドリュウズダイロックで→先手すなかき発動のドリュウズのダイロックでカマスジョーひんし、という事態が多発していた。自身の素早さが高いことが仇になってダイマックスわざによる天候合戦に弱いことが露呈したのである。 火力が高いとは言っても、圧倒的火力を持つウオノラゴン・タイプ一致ダイジェットで優れた全抜き性能を持つギャラドスには及ばず、水タイプ物理アタッカーの枠争いからは脱落していった。

冠の雪原期に最速ですいすい最速カジリガメを抜けるレジエレキが登場すると、如何にすいすいがあっても安心しきれなくなった。それ以前に解禁されていたグラスメイカーゴリランダー優先度を活かしてグラススライダーで上から弱点を突きに行くので天敵。

ダブルバトルでも黎明期は使われたが、程無くルンパッパカジリガメガマゲロゲといった複合タイプに枠を奪われた。敢えてダブルバトルで使うなら、とつげきチョッキと味方のバークアウトで徹底的に低い特殊耐久を補う型がある。

ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』の教え技としてクイックターンを獲得。攻撃を高耐久の引き先に受けてもらうことができるという意味で低耐久である自身と好相性。これを機に、ダブルバトルで味方のドリュウズクイックターンを当ててじゃくてんほけんを発動しつつバンギラスに交代し、バンギラスのすなおこしでドリュウズのすなかきを発動する「バンドリカマス」が確立された。なぜカマスジョーで行う必要があるかというと、カマスジョーの場合はスクリューおびれで攻撃誘導を無効化できるためである。

一般的な育成論

攻撃素早さが非常に高いが、耐久は低い。すいすい特性に持つため雨パダイマックスエースとして育てると良いだろう。

メインウエポンはアクアブレイクたきのぼり。サブウエポンはインファイトこおりのキバどくづきじごくづきドリルライナーサイコファング。カマスジョーをダイマックスエースだと決めてかかる相手がダイマックスを切ることを想定して、ダイマックスターンを枯らせることができるとびはねるも有用。変化技は多くのポケモンが覚えるものを除くとこうそくいどう程度しかなく、そのこうそくいどうすらもすいすいを考えるとオーバーキルである。

性格はいじっぱりようきがメイン。これまでのすいすいアタッカーとは一線を画すほどの素早さ種族値なので、素早さには努力値を振らなくとも問題がないケースも少なくない。無振りカマスジョーの素早さ実数値156は準速100族の152を4上回る計算。もし素早さに努力値を振らないなら、その分HPなど耐久に努力値を振って出オチを防げるようにしよう。ただソード・シールド環境ではダイマックスわざ追加効果で素早さの上下関係が逆転することが多いため、素早さに努力値を厚く振った型もざら。

最速かつすいすい発動状態の素早さ実数値は412であり、現実的にはりゅうのまいダイジェット各1回込み最速ドラパルト(実数値426)、すなかき発動こだわりスカーフ最速ドリュウズ(実数値462)、かるわざ発動ダイジェット1回積み最速ルチャブル(実数値561)程度しかその上を取れるポケモンがいない。

持ち物は火力を底上げできるいのちのたまがメイン。攻撃と素早さを中心に努力値を振った型ならきあいのタスキも主流。特殊技が主流となるダブルバトルなら特殊耐久に特化してとつげきチョッキを持たせるのもアリ。特化とつげきチョッキカマスジョーの特殊耐久指数28224は、HPに努力値を252振って特防に4振ったシャワーズの27492を上回るため、そう考えるとネタと断ずるほど酷い型ではない。

戦略としてはダイストリームを発動して全抜きすることが挙げられる。