オムスター/対戦
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このページは、オムスターの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。
オムスターの歴史
第一世代
防御と特殊の高さ、いわタイプを持っていることから、低速特殊アタッカー兼物理特殊受けとして運用可能であった。ハイドロポンプ、ふぶきなど火力には事欠かなかった。だがこの世代はサンダースなどの速攻型のポケモンが流行していたため大会では見かけられず、99カップでもはっぱカッターを使うウツボットが幅をきかせていたことからあまり目立たなかった。第二世代方式の種族値計算では540に相当するだけに、環境的に見たタイプの不遇さと素早さの低さが悔やまれた。
第二世代
とくしゅ分割による特防の低下によって特殊受けとしては運用できなくなったが、防御力は相変わらずの高さであった。前作よりは需要が増えてしまったが、はっぱカッターの弱体化、新規のくさタイプの技の貧弱さから、タイプ一致火力を放つポケモンとしてのくさタイプを警戒する必要はまだほとんどなかった。先制されることによるリスクも仕様変更で減り、特に一撃必殺技の仕様変更によりつのドリルを有効活用できるようになり、カビゴンを突破できる可能性も生まれた。他のみずタイプ同様あまごいでみず技の火力を強化できるようになり、のろいで物理耐久も補強可能になったことから、いわと複合タイプであることを活かしたノーマルタイプ受けとしての需要もそこそこ高まったと言える。
特にほのおを4分の1で受けられるという耐性面での個性があり、同じ複合タイプのカブトプスとは耐久面で差別化できた。交代戦において素早さは使われないため、素早さ以外で全体的にカブトプスに勝るオムスターは、状況次第ではカブトプスの上位互換というべき使い勝手を発揮した。
第三世代
特性すいすい獲得によって130族ですら抜けるようになり、雨パでの需要が急上昇。かわりに第二世代までとの互換切りによってつのドリルは消滅。オムスターの受け先としてラティ兄妹を獲得。
第四世代
げんしのちからが特殊化したことで実用的ないわタイプの技を獲得したことになった。さらにすなあらしの強化によって砂パでも運用可能になった。雨パでの強さは健在であり、さらにプラチナでだいちのちからを習得したことで技のバリエーションが増えた。しかし天候パのメタとなり得るユキノオーの台頭、さらにそのユキノオーに4倍弱点を突かれるなど、向かい風も吹いていた。技のバリエーションが少ないため、相変わらずハピナスで止まった。
プラチナでばかぢからが教え技化し、ほのおの多くがサブウエポンにばかぢからを搭載するようになったため、得意なはずのほのおに役割を持ちづらくなった面もあった。
単純に耐性だけ見れば総合的には勝るエンペルトが登場したのも向かい風であった。ただ、すいすい、ほのお4分の1と、エンペルトとの差別化自体は容易であった。
第五世代
からをやぶるの獲得によって雨パ以外でも活躍するようになり、シングルバトルでも十分戦えるようになった。ダブルバトルではニョロトノが隠れ特性としてあめふらしを獲得したことで、元々火力の高かったオムスターはすいすいと合わせて非常に強力なアタッカーに成り上がった。しかしナットレイやビリジオン、ドレディアやエルフーンなど、新規のくさタイプがこれまでになく強力であり、対戦では注意が必要であった。隠れ特性としてくだけるよろいを獲得。
第六世代
これまで禁止級以外ではみずタイプ中最高のとくこう種族値だったが、今回からブロスターとメガカメックスが上回った。あめふらしが仕様変更によって弱体化し、ハイドロポンプとれいとうビームの威力が低下したが、ファイアローを受け切れるポケモンとして雨パでは最上級のアタッカーとなった。レート戦統計データによると、技に関してはれいとうビームがほぼ固定で、次いでハイドロポンプ、それからげんしのちから、なみのり、からをやぶるの3つのうち2つを選択、という構築になり、性格はひかえめが主流であった。
第七世代
Zワザの登場による火力インフレの影響を受けてか、第六世代ではそこまで流行しなかったからをやぶるの採用率がレート戦において大幅に上昇。新たな雨パの始動役であるペリッパーはオムスターとはでんきタイプに一貫性があるが、その他の互いの弱点の内くさタイプは等倍、残りは半減で受けることができるなどそこそこ相性補完となる。
ピカブイ環境では単にからをやぶるとステルスロックを使えるというだけで重宝された。ピカブイでステルスロックが使えるみずポケモンはオムスター系統とカブトプス系統のみ。ただ、2019年3月頃の環境では露骨にばかぢからで対策されたりフシギバナが増えたりしたので、安心し切れなくなった。
第八世代
冠の雪原で追加。
ダイロック化あるいはパワフルハーブ前提だが、念願のいわ高火力であるメテオビームを獲得。
からをやぶるで下がった耐久をダイマックスによるHP増強やダイロックによる砂展開で補うこともできる。
しかしゴリランダーのグラスメイカー+グラススライダーで縛られるため、環境的には非常に厳しい。
実際の登場後の環境ではいわ枠としてウツロイドが鉄板となり、単純にこのポケモンのための枠を取りづらくなった。
一般的な育成論
第八世代のVer.1.2.0時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。
防御と特攻が高いので物理技持ちの相手に出して受けつつ特殊技で攻撃する戦法がメジャー。特攻はいわタイプの中では禁止伝説級やメガシンカポケモンを除いた中でトップ、みずタイプでもブロスターに次いで二番目に高く、アタッカーとしてはうってつけである。
素早さが低いが、特性すいすいを活かし天候をあめにすれば技の威力も上がり一石二鳥である。この状態でのタイプ一致のハイドロポンプは強烈。ほかにはれいとうビーム、げんしのちから、だいちのちからなど。
また優秀な補助技ステルスロックやどくびし、まきびしも習得できる。いわタイプであるのですなあらし状態でアドバンテージも得られる。すなあらしの状態で活躍させるならば特性は急所に当たらないシェルアーマーにしてもよい。
天候をあめ状態にし、特性のすいすいとからをやぶるを合わせればこだわりスカーフを持ったポケモンのほとんどを抜けてしまう素早さと、みずタイプ技での圧倒的な突破力を手に入れられ非常に強力な存在になる。ちなみにこれらの技と特性を併せられるのはオムナイト、オムスターと、パールルのときに覚えさせているハンテール、サクラビスのみである。