エレザード/対戦
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エレザードの歴史
第六世代
サンパワー持ちで唯一一致はかいこうせんを打てるのがオンリーワンの個性である上に、上からみがわりを張られづらい素早さの種族値109があるため、攻撃を通すのはそれほど難しくなかった。
だがそもそも、サンパワー自体が味方のメガリザードンYを必要とするということから要求値が高く、サンパワー+はかいこうせんは真剣勝負のラインには一歩及ばず嗜みのような立ち位置にとどまった。よって、エレザードは耐性の増えるかんそうはだ型が好んで使用された。
PGLレーティングバトル統計データによると、ORAS発売までのXYリーグシングルバトルでは10まんボルト、なみのり、ボルトチェンジ、めざめるパワーorへびにらみorあくのはどうという技構成が主体であり、性格はおくびょうが、持ち物はきあいのタスキ、いのちのたまがメインであった。
ORASで教え技としてハイパーボイスを獲得。ハイパーボイスは選択技として導入されるようになった。
ORASリーグシングルバトルの初期のシーズンでは、かんそうはだ込みで無効2つの耐性を誇りみずやゴーストに強い点、へびにらみによりじめんにもまひを撒ける起点作り性能を活かしてオニゴーリと組んだ「エレザゴーリ」構築がエレザード入りとして一般的であった。
XYリーグトリプルバトルシーズン14で使用率22位にランクイン。
第七世代
ゆきふらしを持つアローラキュウコン、あめふらしを持つペリッパーなど、天候特性持ちが新たに登場し、サンパワー型はますます安定しなくなった。素早さの種族値が110を超えるポケモンがこだわりスカーフを持つ超高速環境の中、こだわりスカーフ型も増えた。一方、はかいこうせんと相性の良いノーマルZを獲得するなど強化もあった。
第八世代
バンギラスがトップメタに進出したことから、きあいのタスキが潰れない上にすなおこしにただ乗りして回避率上昇を狙うことができるすながくれ型の価値が上昇。しかしドリュウズやカバルドンは依然として環境に多く、活躍の機会には恵まれない。
もしサンパワー型を利用するならダブルバトルで使って味方のダイバーンでサポートするべきである。ウェザーボールも得たので、使えなくなっためざめるパワーに代わる新たなほのお技として活用できる。
ダブルバトルではかんそうはだじならし型という対雨パ型が一定数使われる。
一般的な育成論
でんき、ノーマルという第六世代で勢力を拡大させてきているノーマル複合ポケモンの1体。あられ以外の天気にそれぞれの特性で適応できる一風変わったポケモンでもある。砂パならすながくれ、雨パならかんそうはだ、そして晴れパならば隠れ特性のサンパワーが活きる。ただし、天候を変化させる特性でも仕様変更で5(または8)ターンが限度になった上、耐久力がないのであまり長居はできないと考えたほうがいいだろう。
とくこうやすばやさが高いので基本的に特殊アタッカーとしての採用が妥当。メインウェポンは10まんボルトやかみなりが中心。ボルトチェンジで攻撃後交代したり、パラボラチャージで回復を測り確定数をずらすのもよい。ノーマルタイプが入っているのではかいこうせんを入れるのも手。サブウエポンが豊富で、くさむすび、なみのり、きあいだま、あくのはどう、りゅうのはどうが候補。こおりタイプのめざめるパワーも入れておきたい。技も考慮すると、特性はタイプ一致技のかみなりが必中になり、かつなみのりの威力も上げられてHPも回復でき、みずタイプの相手により一層強く出られるかんそうはだの方が向いている。ちなみに、なみのりとくさむすびの両方を覚えるでんきポケモンはライチュウとこのポケモンだけ。
サンパワーを活かす場合は晴れパに組み込んだ上でいのちのたまやこだわりメガネを持たせておくと壮大な火力が期待でき、耐久も低いのでHP消費もそこまで痛くない。めざめるパワーはサンパワーに加えてひざしがつよい状態も利用できるほのおタイプにするのもいいだろう。
補助技はでんじはまたはへびにらみ、どくどく、ひかりのかべの他、このターンだけ相手の技をでんきタイプに変え、半減で受けるそうでんや、相手の特攻を2段階下げて特殊受けに役立てるかいでんぱなども候補。へびにらみはでんじはの効かないじめんタイプもまひさせることができるため使いやすい。
進化の石で進化するポケモンのため、エレザードになったときはレベルアップで技を覚えないが、そもそもエリキテルのレベルアップ技にエレザードが覚えない優秀な技がないためタマゴを孵してからそのまま進化させてもよい。
オメガルビー・アルファサファイアでは一致ノーマル技としてハイパーボイスを教え技にて取得できるようになり、範囲がさらに広がった。一致でんき技やあくのはどうと合わせるとすべてのポケモンに等倍以上が取れるようになる。