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エモンガ/対戦

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このページは、エモンガの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

エモンガの歴史

第五世代

技面ではアンコールアクロバット程度でしかボルトロスサンダーとの差別化が実質できなかったが、でんきエンジンを持つポケモン中唯一無二の耐性をしていたため厳密には他のポケモンの劣化ではなかった。素早さもれいじゅうボルトロスとサンダーとは差別化できた。

第六世代

ほっぺすりすりを獲得してようやくボルトロスサンダーとの明確な差別化ができるようになったが、環境にメガガルーラ対策のゴツゴツメットが蔓延している中で、こちらが相手のきあいのタスキを潰すメリットよりも相手にこちらのきあいのタスキを潰されるデメリットの方が目立ちやすかった。さらに、特殊技の威力下方修正、ひこうのジュエルの消滅によるアクロバットの実用外化など、削りを入れるための性能が格段と低下。

PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルではほっぺすりすりアンコールエアスラッシュボルトチェンジorめざめるパワーが主流技構成であったことが分かり、持ち物は低耐久を補うきあいのタスキがメインであった。性格は最速を意識したおくびょうが好まれた。

第七世代

Zワザの登場によりアンコールが無効化される場面が増え、さらにまひの行動不能の確率仕様が下方修正されてしまった。アンコールとほっぺすりすりを生命線とするエモンガにとってこれらは大打撃である。

単体構成に大きな変更点はなし。

因みにレベル1個体はスピードスワップで相手の素早さの実数値を実質的に下げるのに利用可能であり、同じことができるアローラライチュウはより補助技のラインナップが優秀だが、こちらはでんきエンジンで差別化可能。

第八世代

鎧の孤島』配信に伴い解禁。

かいでんぱを獲得したため、元々覚えていたあまえると合わせて理論上は両受けできるようになった。これは、サンダーにはない利点である。

Zワザ同様にダイマックスはアンコールを無効化するため、依然として苦境に立たされ続けることとなった。紙耐久なのでダイマックスをしても耐久の底上げ量はたかが知れている。

それでも、シーズン13最終1位のプレイヤーがシーズン途中までおだやかあつぞこブーツでんきエンジン型を採用していた[1]

一般的な育成論

うまく相性を補完しあう優秀な組み合わせのタイプを持つが、同じタイプに準伝説級ポケモンが2匹もおり、素早さ以外の全ての種族値で劣ってしまっている(ボルトロスに対しては素早さすら負けている)。アタッカーとしての火力はもちろん、一般的なサポート型にしても特性いたずらごころを持つボルトロスの陰に隠れてしまいがちなので、差別化は必須と言える。

同タイプの他のポケモンが覚えない技としてはアクロバットエアスラッシュスピンロトムは覚える)、アンコールなどがある。特にアンコールは補助型としては重要な技であり、ガブリアスよりも高い素早さから繰り出されるアンコールは強力。

先述の通りガブリアスよりも素早い事を活用するため、性格はすばやさが上昇するもののいずれかで、素早さに努力値252振りはほぼ確定。 残りの努力値は攻撃か特攻のどちらかに振り切ることになるが、エモンガにおいてはどちらでもあまり大差は無い。

  • 攻撃に振る場合はタイプ一致技はアクロバットとワイルドボルトになるが、HPが低いエモンガにとってワイルドボルトの反動は痛い。ただしアクロバットはひこうのジュエルを併用すれば意表を突く火力を瞬間的ではあるが得られる。また、後述のとんぼがえりを使う際のダメージが僅かながら期待出来ると言う利点もある。
  • 特攻に振る場合は10まんボルトやエアスラッシュが中心になる。どちらも安定して優秀な技であり、命中率を度外視するならばかみなりの採用で更なる火力を望む事も出来る。まためざめるパワーによって受けに来たじめんタイプのポケモンなどに対処する事も可能になる。

補助を主体とするエモンガはでんき技とひこう技の両方のメインウェポンを搭載して積極的に攻撃に行くことはあまり無いが、めざめるパワーの関係で特攻振りの方がややメジャーか。

相手にダメージを与える事よりも相手を撹乱する事を主目的とするので、アンコールとボルトチェンジまたはとんぼがえりまでは確実に採用される。 ボルトチェンジととんぼがえりについては好みで分かれる所だが、タイプ一致技である分ボルトチェンジの方がダメージがやや高くなる。ただしボルトチェンジはじめんタイプやちくでんひらいしんでんきエンジン持ちポケモンを出されると役に立たなくなるため、サポートが主目的であるという事を考え、ダメージを度外視して無効タイプの無いとんぼがえりを採用する事が多い。

残りの2つの技の枠に何を採用するかは好みで分かれる。でんじはひかりのかべでサポートに徹するケースもあれば、めざめるパワーかみなりで相手のHPを削る事も視野に入れるケースもある。でんじはと電気タイプの攻撃技についてはほうでんで兼用できなくも無いが、基本的にはサポートに特化するかしないかではっきりする方がよい。

パーティに強力なアタッカーが他にいるならばサポートに徹するべきだが、例えばドラゴンタイプのポケモンに対処するためのこおり技の使い手に不安があるならば、相手がスカーフでない限り確実に先に攻撃できるエモンガにめざめるパワーの氷を持たせるべきである。(こおりのジュエルを持たせれば、エモンガの特攻でも耐久無振りガブリアスくらいは確定1発に出来る)

なお高い素早さとエアスラッシュとでんじはでまひるみ型も出来るが、てんのめぐみを持つトゲキッスと比べるとその威力は大きく劣るため、エモンガを使うという目的ありきの場合か、警戒されないための奇襲の意味を込める場合以外はあまり推奨されない。

隠れ特性はでんきエンジン。相手が電気技を使ってきた後にアンコールで縛り、ある程度すばやさを上げたらバトンタッチで交代、といったコンボが考えられる。残りの技はめざめるパワー(みずまたはくさ)。

第七世代ででんじはの命中率が100から90に仕様変更されたことで、命中率100%でまひを撒けるほっぺすりすりを使える点でサンダーやボルトロスと明確に差別化することが可能に。

脚注