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ワンダールーム (場の状態)

提供:ポケモンWiki
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ワンダールームとは、場の状態の一つ。

ワンダールームの効果

5ターンの間、場にいる全てのポケモンは、攻撃技を受けるときに防御特防ステータスを入れ替えてダメージ計算をするようになる。

ワンダールームの発生

ワンダールームの消滅

  • 5ターン経過
  • もう一度ワンダールームを使う

説明文

第七世代第八世代第九世代
5ターンの あいだ ポケモンの ぼうぎょと とくぼうが いれかわる。
5ターンの間 ポケモンの ぼうぎょと とくぼうが 入れ替わる。

詳細な仕様

  • 特防の実数値と防御ランク補正物理技ダメージを、防御の実数値と特防のランク補正で特殊技のダメージを算出するようになる。
  • ワンダールーム状態においても技の分類自体は変化しない。
  • 以下の効果はワンダールーム下で入れ替わる。防御・特防に補正をかける特性持ち物などが含まれる。例えばとつげきチョッキは、ワンダールーム状態では物理技のダメージに影響する。
ワンダールーム時の効果
物理技に影響する 特殊技に影響する
特性 フラワーギフト (特防×1.5)
わざわいのたま (特防×0.75)
ふしぎなうろこ (防御×1.5)
くさのけがわ (防御×1.5)
ファーコート (防御×2.0)
わざわいのつるぎ (防御×0.75)
持ち物 とつげきチョッキ (特防×1.5)
しんかいのウロコ (特防×2.0)
こころのしずく5-6 (特防×1.5)
メタルパウダー (防御×2)
状態 すなあらし状態のいわタイプ (特防×1.5) ゆき状態のこおりタイプ (防御×1.5)
  • サイコショックサイコブレイクしんぴのつるぎは物理技と同様に、技を受けるポケモンの特防の実数値と防御のランク補正でダメージを算出する。
    • 上記の特性・持ち物・状態による補正箇所も入れ替えてダメージを算出する。例えばとつげきチョッキは、ワンダールーム状態ではサイコショックのダメージにも影響する。
  • せいなるつるぎなしくずしDDラリアット、および特性てんねんのポケモンの攻撃は、ワンダールーム状態であっても防御の実数値で物理技、特防の実数値で特殊技のダメージを算出する。
    • 完全にワンダールームを無視するわけではなく、上記の特性・持ち物・状態による補正箇所は入れ替えてダメージを算出する。例えばせいなるつるぎをすなあらし状態でいわタイプに使う場合、防御の値をすなあらしの補正で1.5倍にしてダメージを求める。
    • 特性てんねんのポケモンがサイコショック系の特殊技を使う場合、ワンダールーム状態でも防御の値を用いる。例えばサイコショックをとつげきチョッキを持つポケモンに使う場合、防御の値をとつげきチョッキの補正で1.5倍にしてダメージを求める。通常の特殊技を使う場合は特防の値を参照し、とつげきチョッキの効果は省いてダメージを求める。
    • 特性てんねんのポケモンが技を受けるときは、他の特性のポケモンと同様に防御と特防の実数値も入れ替えてダメージを受ける。
    • スカーレット・バイオレット (Ver.1.0.1 - Ver.1.3.2) では、これに関連した不具合があった (#バグを参照)。
  • 以下の効果で参照にする実数値は通常時と変わらないが、防御ランクと特防ランクは入れ替えて考慮する。
    • こんらんの自傷ダメージ : 自身の防御の実数値と特防のランク補正でダメージを求める。
    • ダウンロードの能力比較 : 相手の能力を比較し、(防御×特防ランク補正率)<(特防×防御ランク補正率)なら攻撃が、そうでなければ特攻が上がる。ワンダールーム状態では有効でない方の能力が上がることになる。
    • シェルアームズのダメージ比較 : 相手の防御を(防御×特防ランク補正率)、特防を(特防×防御ランク補正率)と置き、物理か特殊のどちらがダメージが高くなるかを比較する。分類が決定した後にワンダールーム状態の効果を受けるため、ワンダールーム状態ではダメージが少ない方の分類が選ばれることになる。
    • ボディプレス使用時のダメージ : 使用者の防御の実数値と特防のランク補正を参照して与えるダメージが決まる。防御側は通常の物理技と同様、特防の実数値と防御のランク補正が参照される。
  • 特性ビーストブーストこだいかっせいクォークチャージで上がる能力はワンダールームの影響を受ける。
    • ビーストブーストの場合、通常なら特防が上がるならワンダールーム状態では防御が上がる。こだいかっせい・クォークチャージは実数値は入れ替えるがランク補正はそのままで比較するので、通常時でもワンダールーム時でも上がる能力が変わらないときがある。
    • 最も高い能力が複数ある場合、ワンダールーム状態で防御と特防を入れ替えた後でステータスの比較をする。例えば、特攻と特防が同じで通常なら特攻が上昇する場合、ワンダールーム状態では防御が上がる。
    • こだいかっせい・クォークチャージで防御か特防が上がった後にワンダールームが発動した場合や、解除された場合、それに伴って補正箇所も入れ替わる。
  • パワートリックと併用する場合、使用する順番により能力が変わる。以下ステータスを攻撃実数値=A、防御実数値=B、特防実数値=Dと置く。通常状態では(攻撃,防御,特防)=(A,B,D)である。
通常時 使用順
1 2 3 4 5 6
A,B,D パワートリック ワンダールーム パワートリック ワンダールーム パワートリック ワンダールーム
B,A,D B,D,A D,B,A D,A,B A,D,B A,B,D
ワンダールーム パワートリック ワンダールーム パワートリック ワンダールーム パワートリック
A,D,B D,A,B D,B,A B,D,A B,A,D A,B,D
  • ワンダールームがターン経過により消滅するときも、使用したことと同義となる。
  • ワンダールーム状態のときパワートリック状態をバトンタッチで引き継いだ場合、ワンダールームの後にパワートリックを使用したことになり(D,A,B)となる。これはパワートリックを使用した回数を問わない。ワンダールームが解除されると(D,B,A)となる。

備考

バグ

環境
スカーレット・バイオレット (Ver.1.0.1 - Ver.1.3.2) での通信対戦
条件
  1. ターン開始時からせいなるつるぎ、および特性てんねんのポケモンの攻撃までに、ワンダールーム状態の発生か解除が起きる。
  2. 技を受けるポケモンの防御を参照した場合と、特防を参照した場合とでダメージ計算の結果に差異が発生する。
1.と2.の条件を満たすと、通信が切断される。
概要
  • 上記の攻撃はワンダールーム状態でも防御と特防の値を入れ替えてダメージ計算しない。以下、上記以外の攻撃のことを"通常の技"と呼称する。
  • 上記の攻撃が、ワンダールームが発生/解除されたときと別のターンであれば通信は切断されない。
  • 以下、原因となる攻撃技を使用したポケモンを"攻撃側"、その攻撃技の対象になったポケモンを"防御側"と呼称する。
  • 切断したトレーナーは、ホストトレーナーではない方とみなされる。ワンダールームの使用者や、攻撃側、防御側がどちらのポケモンだったかは関係しない。
  • 以下のように、通常の技を使用したときでも防御側のHP減少量が変わらない場合、通信は切断されない。
    • 攻撃までに複数回ワンダールームが使用され、ターン開始時と同じ状態に戻る場合。
    • 攻撃までに特性てんねんの効果が失われた場合。逆に、途中でてんねんの効果を得たポケモンが攻撃する場合は切断が発生する。
    • 防御と特防のどちらを参照しても与えるダメージが変わらない場合。
      • 攻撃側が使用した技でダメージ計算が行われない場合。
      • どちらを参照しても防御側をひんしにするダメージを与えられる場合。きあいのタスキ/きあいのハチマキ/がんじょう/こらえるの効果が発動してHPを1残して耐えられる場合も同様となる。
      • どちらを参照しても防御側のみがわり状態を壊せるダメージを与えられる場合。
      • 防御と特防の実数値が等しい場合。
      • 防御と特防の差が、攻撃側のステータスが低いため無視でき、ダメージ量が変わらない場合。
  • 同様の条件でも、通信対戦でなければ問題なくバトルは進む。
  • 第八世代以前では、このような条件で切断が起きることはない。
  • スカーレット・バイオレット (Ver.2.0.1) ではこの不具合は解消された。

関連項目