おかあさん
おかあさんでは、ポケットモンスターシリーズの本編における主人公の母親について説明する。
概要
主人公の家におり、殆どの場合において話しかけるとポケモンの回復が行われる。
会話の表示は「おかあさん」または「ママ」。第三世代以降は、リメイク作品を除き「ママ」の表示が恒例となっている。名前が設定されている場合であっても、主人公との会話表示ではそちらが使われる。
容姿は、主人公と概ね似た雰囲気であることが多い。第一世代から第七世代までは固定の容姿だが、ソード・シールドからは肌や髪の色が最初に選んだ主人公の見た目と同じものになる。(リメイクのブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでは、肌の色のみが変わる)
主人公の家族はルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイアを除き、作品内で明確に登場するのは母親のみである。主人公の父親については、母親から言及があったり家に父親から贈られたものが置かれているなど存在を示唆するテキストが見られる場合もあれば、全く言及がなく不明な場合もある。
なお、Pokémon LEGENDS アルセウスは母親が登場しない初の本編作品であり、現状唯一の例となっている。
第一世代・ファイアレッド・リーフグリーン
長めの黒髪の容姿。ポケモンを回復してくれる以外に特にストーリーに関わってこない。
ファイアレッド・リーフグリーンではタケシを倒した後、オーキド博士の助手を通じて主人公へランニングシューズを手紙付きでプレゼントしてくれる。
第二世代・ハートゴールド・ソウルシルバーでは、レッドのおかあさんとして登場する。
第二世代・ハートゴールド・ソウルシルバー
第二世代と第四世代で大きくデザインが異なる。第二世代はヘアバンドを着けた黒髪で左右を輪に結んだ髪形、ハートゴールド・ソウルシルバーでは茶髪のボブカットになっている。公式イラストは第二世代にはあるが、第四世代にはない。
ポケモン勝負に勝ったときに貰える賞金の一部(4分の1)を貯金してくれる。その貯金で買い物をすることもある(詳しくはちょきんを参照)。
ポケギアの電話機能に登録されており、消すことはできない。電話を掛けると、短いコメントをくれた後、貯金を続けるか(するか)訊いてくる。
ウツギポケモンけんきゅうじょで回復できるためなのか、本編で唯一、母親による回復が行われない。
ワカバタウンから旅に出発する際におかあさんに出発の挨拶をせずに出かけると30ばんどうろを抜けようとしたところで、ウツギ博士から主人公が旅に出た事を知ったおかあさんが「おかあさんに ひとこと いって ほしかったわ……」と寂しそうに電話してくる。
また、ハートゴールド・ソウルシルバーではライジングバッジ入手後のマスターボール入手イベントを無視して東へ進もうとすると呼び止められ、ウツギ博士の家に行くように言われる。2回までは家から出てきてウツギ博士が待っている旨を伝えるが、それ以降無視しようとすると外へ出て来ることなく「おかあさん おこるわよ。」と言われる。
ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア
短めの茶髪の容姿。名前と見た目が明らかである夫(センリ)が唯一登場する。先にトウカジムに赴任した夫に呼ばれる形で、主人公と共にホウエン地方に引っ越してきた。
ストーリー序盤で主人公にランニングシューズをプレゼントしてくれる(この時、話しかけずにミシロタウンを出ようとすると追いかけてきてプレゼントしてくれる)他、センリを倒した後はおまもりこばんをくれる。初回殿堂入り後のイベントでは主人公がラティオスR/ラティアスSの出現ニュースを見ることになるが、エメラルドの場合は彼女がニュースで報じられたポケモンの色を尋ねてきて、答えた色でどちらが出現するか決まる。オメガルビー・アルファサファイアではラティオス/ラティアスの入手イベントが本編中に追加されたため、初回殿堂入り後の会話はエピソードデルタへの導入イベントに変更されている。
話しかけるとポケモンの回復をしてくれる。エメラルドのエントリーコールでは「あなたもパパもポケモンに夢中なのね。ポケモンの良さって何なのかしら…」と言及していることからポケモンは持っていないようだ。会話での表示は「ママ」。
ダイヤモンド・パール・プラチナ・ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
アヤコ参照。
ブラック・ホワイト
ウェーブがかかった茶髪と青い目の容姿。序盤にライブキャスターやタウンマップ、ランニングシューズをくれる。また、ポケモンを回復してくれる。
昔はトレーナーとして旅をしており、その時にブラック2・ホワイト2の主人公の母親と知り合いになった。また、主人公の父親もポケモンと共に旅をしていたという。会話での表示は「ママ」。
ブラック2・ホワイト2
お団子にした茶髪の容姿。序盤にランニングシューズをくれる。かつてポケモンセンターの職員として働いていた。町にポケモンセンターがあるのに関わらず、自宅で回復をしてくれる。ライブキャスターで連絡すると、主人公が現在いる場所についての情報を教えてくれる。
アララギ博士の古い友人。ブラック・ホワイトの主人公の母親とも知り合いで、ポケモンセンターで働いていた頃にトレーナー時代の彼女と会ったらしい。会話での表示は「ママ」。
X・Y
サキ参照。
サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン
茶色のやや長めの髪。肌は日焼けをしているのか少し濃い色。頭にサングラスを乗せ、白いTシャツと黄色のロングスカートを着用している。手持ちポケモンはカントー地方のニャース。家に寄るとポケモンの回復をしてくれる。ウルトラサン・ウルトラムーンでは、その際に1日1回モンスターボール・スーパーボール・ヒールボールのいずれか1つをくれる。
夫の存在が示唆されており、主人公の部屋にある手帳は父親からもらったもので、ロトム図鑑によると手紙のやり取りはあるらしい。また、ウルトラサン・ウルトラムーンではガレージにある車が父親のものだと分かる。
リリィタウンの祭に同席したり、サン・ムーンのエンディングにも登場する。イベント会話が主人公の家でよく発生するため、彼女の出番も多い。ウルトラサン・ウルトラムーンのサブイベントにて昔は「ばけねこむすめ」と呼ばれるカントー地方で名高いニャース使いのトレーナーだったことが分かる。トレーナーであること自体は過去形として話してはおらず、「ママもニャースと一緒にしまめぐりしようかな」というセリフがあることから引退はしていない様子。自分のサーフボードを持っており、サーフィンが趣味だと窺える。
物語開始以前、ポケモンリーグ発足の許可を取りに来たククイ博士とジムリーダーの対戦を見てアローラ地方のポケモンを気に入り引っ越しを決めた。ククイ博士とはその時に知り合った模様。会話での表示は「ママ」。
Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
黒のショートヘアで、少し濃い色の肌をしている。第一世代と同じく、家に寄ると回復をしてくれる。また、主人公がオーキド博士からポケモン図鑑をもらった後、研究所の前まで来てタウンマップを渡してくれる。
ソード・シールド
髪と肌が最初に選んだ主人公の見た目と同じ色になる。髪を一つ結びにし、眼鏡をかけている。服装はオーバーオールに長靴と、牧場と畑が広がるハロンタウンの住民らしい格好となっている。ゴンベと住んでおり、庭にはスボミーもいるが、トレーナーなのかどうかは不明。
ホップとともにジムチャレンジに出発するとき、ブラッシータウン駅でホップの母親と一緒に見送りにきて、キャンプセットをくれる。
ストーリー終盤で再びまどろみのもりに向かう際に少しだけ話に加わる他、ダンデを倒して新チャンピオンになった際にもゴンベとともに観客席にいるのが確認できる。会話での表示は「ママ」。
スカーレット・バイオレット
髪と肌が最初に選んだ主人公の見た目と同じ色になる。なお、最初のイメージから主人公の見た目を変更してゲームを開始しても、そちらは母親の姿には反映されない。髪は後ろで結んでいる。青いシャツとベージュのズボン、黄色のエプロンを着用している。
序盤で主人公にスマホロトムとサンドウィッチをくれる。また、おやさいサンドとそのグレードアップ版のレシピを教えてくれる。
ホシガリスと住んでいるが、トレーナーなのかどうかは不明。主人公の自室にある棚は彼女がDIYで作ったものである。会話での表示は「ママ」。
引用
以下の記事を参照。
- おかあさん (カントー地方)/引用
- おかあさん (ジョウト地方)/引用
- おかあさん (ホウエン地方)/引用
- おかあさん (カノコタウン)/引用:ブラック・ホワイトのおかあさん
- おかあさん (ヒオウギシティ)/引用:ブラック2・ホワイト2のおかあさん
- おかあさん (アローラ地方)/引用
- おかあさん (ガラル地方)/引用
- おかあさん (パルデア地方)/引用