やぶれたせかい
やぶれたせかい | |
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Distortion World | |
ダンジョンの詳細 | |
地方 | 別世界 |
接続する街・道路 ・水路 |
やりのはしら(初回イベント中のみ) おくりのいずみ(初回イベント中のみ) もどりのどうくつ(殿堂入り後) |
BGM | やぶれたせかい |
やぶれたせかい(破れた世界)は、『プラチナ』に登場するダンジョン。『ダイヤモンド・パール』『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』には登場しない。
概要
時間は流れず、空間は安定していない掟破りの世界。現実世界の裏側に存在する。ギラティナのみが生息し、ギラティナはこの世界では本来の姿であるオリジンフォルムになる。青く渦巻く背景や浮遊する足場、重力の方向が最大で180度傾いている場所がある、物体が現れたり消えたりするなど現実世界の物理法則が通用しない場所である。
ストーリー上では、やりのはしらでアカギが新たな世界を創ろうとした際、影の姿で現れたギラティナがアカギを連れ去り、やぶれたせかいへの入口が現れる。入った後は入口からやりのはしらへと行き来することができる。
中にはいくつかの仕掛けがあり、これらの仕掛けを解くためにはなみのり・かいりきが必要となる(滝もあるがたきのぼりは不要)。押せる岩を下に落としてユクシー・エムリット・アグノムがいる穴に入れることで進むことができ、最深部でアカギとバトルになる。その後、奥にギラティナが現れ、戦闘を終えるとギラティナがいた場所に出口が現れる。出口はおくりのいずみへとつながっており、一度出ると殿堂入り後まで入ることができない。
殿堂入り後はもどりのどうくつの最奥部(『ダイヤモンド・パール』でギラティナがいた場所)から入ることができる。初回イベント時よりも移動できる範囲が狭いが、中を進むとはっきんだまが入手できる。
トレーナー
アカギについては、当該項目を参照。
出現ポケモン
固定シンボル
ポケモン | とくせい | レベル | 性別 | わざ | |||
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ギラティナ (オリジンフォルム) |
ふゆう | Lv.47 | 不明 | シャドーダイブ | あやしいかぜ | ドラゴンクロー | げんしのちから |
手に入る道具
アニメにおけるやぶれたせかい
本編
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』には、同じく現実世界の裏側に存在する反転世界が登場し、ムゲンが「掟破りの破れた世界さ」と説明する。なお、やぶれたせかいとは風景や設定が異なる。
ポケモンジェネレーションズ
『エピソード11:新しい世界』に登場。ゲームと異なり、背景の色が紫色になっている。
備考
- アカギは、現実世界とやぶれたせかいの関係について、DNAの二本鎖のように互いの世界が消えないよう支え合っていると推測している。また、やぶれたせかいはギラティナそのものであると考え、ギラティナを捕獲したり倒したりすればやぶれたせかいも消えると推測したが、実際はそのようにならなかった。
- やぶれたせかいに入ってからセーブ、リセットを行わないままギラティナと戦闘するところまで進め、そこで相討ちになって全滅すると、再びやぶれたせかいを始めから探索することになり、アカギとの対戦フラグも未消化の状態で再開することになる。これはおそらくバグと思われる。
- 時間が流れないとされるものの、ポケッチのデジタルどけいなど時刻関連のアプリは正常に動作し、イーブイのエーフィとブラッキーへの進化など時間の影響を受けるイベントも通常通りに起こる。
- 『プラチナ』のディレクターである川内丸武史は、やぶれたせかいの構想について以下のように語っている[1]。
- 『プラチナ』のシナリオを担当した松宮稔展は、破れた世界の元ネタの1つは対称性の破れであるとTwitterに投稿している[2]。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ 『Nintendo DREAM 2008年12月号』毎日コミュニケーションズ、2008年、78頁。
- ↑ マツミや-Twitterアカウント、2012年7月5日投稿。
関連項目
- 反転世界
- ポケモンカードゲーム用語一覧#ロストゾーン
- 破れた時空
- ハマナスパーク - 「破れた部屋」が登場する