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ツンデツンデ/対戦

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このページは、ツンデツンデの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ツンデツンデの歴史

第七世代

種族値の配分の無駄の無さ、低すぎるすばやさを逆手に取れるジャイロボールトリックルームを同時習得することが判明すると、高評価を受ける。

初期のシーズンにはこだわりハチマキを持たせてひたすらジャイロボールを放つ型、ふうせんシュカのみで地面に対策を打った型が中心であったが、あまりにれいじゅうランドロスが重いためシーズン9からシーズン12にかけてはきあいのタスキ型が一般化。シーズン12にはそれまで搭載率選外であったねむるが搭載率9位にランクインしており、ねむる+ねごと型が環境に浸透したと見做し得る。シーズン13では無理に4倍弱点を突く相手と打ち合わないとつげきチョッキ型が比率1位となった。

ダブルバトルでは、Lv.1トゲデマルのねこだましで起点を作ってからツンデツンデのトリックルームトリパを成立させ、そのままツンデツンデの攻撃性能とトゲデマルのがむしゃらで制圧するダブルバトル構築「ツンデマル」が発祥し、USUMリーグダブルバトルシーズン7で使用率16位を記録。ただ、シーズン8には使用率が30位まで低下し、すぐにブームは沈静化。いかくガオガエンが解禁されていかくサイクルがダブルバトルの主流となると、かちきミロカロスよびみずトリトドンれいじゅうランドロスガオガエンの対策として使用率を伸ばし、みずに傾倒した部分もある環境では対面を選ぶようになった。以降のUSUMリーグダブルバトルにおいては準環境のポケモンに落ち着いた。PGLレーティングバトル統計データからは、いわなだれ、ジャイロボール、トリックルーム、まもるがUSUMリーグダブルバトルにおける主流技構成であることが窺え、性格はゆうかん、さみしがりが、持ち物はシュカのみヨプのみきあいのタスキなど1発耐えによる行動保証を得るための道具がメインであるとうかがえる。

性格が防御下降補正のかつ防御個体値17以下にするとビーストブーストで攻撃のランク補正を上昇させることが実現可能になる。さみしがり型がメジャーであったのはそのためである。

WCS2018(全国ダブル)においては相方のLv.1トゲデマルは使用できず、世界大会マスターカテゴリベスト16に残る程度であった。しかし、GSダブルであるWCS2019になると、メジャーポケモンの一角として台頭する。ゼルネアスをジャイロボール一撃で倒せるうえ、その取り巻きのガオガエンにも強く、トリックルームでジオコントロールにカウンターできることが高く評価されたためである。ワイドガード持ちであることが多いためグラードンカイオーガにも拓を迫ることができるという強みもあった。世界大会ではマスターカテゴリ優勝メンバーの一匹に輝いている。

第八世代

冠の雪原で追加。

混乱木の実の回復量下方修正など弱体化した面もあったが、ハガネールをも凌ぐ極めて高い防御の種族値と相性の良いボディプレスを獲得している。防御特化ツンデツンデのボディプレスの火力指数23120は攻撃特化ウーラオスドレインパンチの火力指数22500に僅かに勝る程度なので、てっぺきとの併用が基本になるか。

この世代ではボディプレスを活かせるのんき防御特化型に新たな価値が生まれたため、攻撃にビーストブーストが掛かるさみしがり防御個体値調整個体の価値が相対的に低下。そのため、逆説的にだが厳選難易度が下がり、最遅さえ粘れば良くなった。性格ミントで実質矯正できる。

実際のところ、ゆうかんとつげきチョッキ型がこの世代では最もメジャー。前世代で使われたZクリスタルを失っているため、じゃくてんほけん型もその代替として一定数見られるようになった。

ダブルバトル用には10まんばりきを習得している。元々第七世代のダブルバトルで実績を残したポケモンなので、これは強化に該当するだろう。

実際のダブルバトルでは、ガオガエントルネロスボルトロスガラルファイヤーブリザポスなど、いわ弱点のポケモン全般に強い。

シーズン12には使用率27位を記録。ただ、余りにメタグロスレジエレキガオガエンじめんウエポンで包囲されているためシュカのみを持たないとキツく、実際このシーズンの持ち物1位はシュカのみであった。じめんウエポンで包囲されたポケモンの巻き添えを受けたためか、シーズン13には使用率36位まで順位を下げた。

一般的な育成論

能力としては、全ポケモン中でも五指に入る高さの防御を誇り、次いで攻撃が高く、特防もそこそこ。努力値は、物理面における攻防をより盤石なものにするために、攻撃とHPに振るとよいだろう。

一方で、素早さ種族値に至っては13と、未進化を除く全ポケモン中で下から2番目に低い。第7世代の対戦環境は高速寄りなこともあり、タイプ一致ジャイロボールは高威力を期待でき、その威力はこちらがいわゆる最遅(個体値0・努力値無振り・素早さが成長しにくい性格)ならば、相手が無振り30族ですら80近い威力(タイプ一致を含めると100を超える。なお、無振りヒードラン(種族値77)クラスの素早さを相手にすると、最大威力)となるため、腐りにくい。

耐久力に関しては、数値上は優秀だが、タイプ相性の都合上4倍弱点を2つ持っているため、弱点タイプとかち合うとたやすく倒されてしまうケースも多い。そのため、パーティの他のポケモンで苦手な相手を対処できるような構築に気を使いたい。

物理面においては、よほど特殊な調整をしない限り、ビーストブーストでどんどん固くなる。そのため、HPを多く残した状態で相手のポケモン倒す事ができれば、相手は物理技で対抗することは難しくなる。

特殊面に関しては、いわタイプを持っているため、すなあらし状態で戦うと強くなれる。補助技を切って技をすべて攻撃技にする場合は、とつげきチョッキを持たせ、更なる強化を計ることもでき、両受けしながらのアタッカーを務めることもできる。ここまでしてしまうと、4倍弱点を突かれた所で、耐え切ってしまうケースも珍しくはない。

いずれの場合も、HPを回復させる技は持っていないので、耐久型は務まらず、打たれ強いアタッカーとしての運用に留まる。

様々な活用法はあるが、ジャイロボールとの相性のよさを考えると、特にトリックルーム下で真価を発揮するポケモンであると言える。自力で発動可能な点も利点。発動してしまえばその間は上を取られる心配もほぼなくなるため、安易な交代だけでは優位を取ることも難しくなり、相性有利なポケモンに交代されても大幅に削りそのまま次のターンに押し負かせることも多い。また先述の通り、状況次第ではきあいのタスキを持たずとも4倍弱点ですら耐えうるスペックがあるため、相手からすれば死に出し等を用いてうまく4倍弱点をぶつけたからと言って、安心し切れない一面もある。

他にも意外にも、素早さを上げる積み技を2種類覚えられる。元々の素早さが極端に低いため、普段はそれほど用いられるケースはないが、トリックルームを用いらない場合での鈍足アタッカー同士の対面では、先手を取れるようになるため、状況と戦術によっては役に立つこともある。