ツボツボ/対戦
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ツボツボの歴史
第二世代
低いHPゆえに耐久力がそれほど高くないことがすでに知られており、高耐久環境であったこの世代でもトップメタというほどの活躍はみせなかった。実際のところ、ニンテンドウカップ2000全国大会では決勝進出者11人中誰もツボツボを使用していない。この頃のツボツボの勝ち筋はどくどくとまきつくのコンボだったが、ねむるとねごとのコンボの全盛期にあってはこの勝ち筋自体が事実上無効化され、そもそもまきつく自体仕様変更で弱体化しているので、攻め手を欠いていた。一応、じばく、だいばくはつを半減できるため半減以下のタイプが少ないと言っても実戦上はそれほど耐性が悪いわけではなかった。
第三世代
教え技としてみがわりを獲得した以外は有効な新技は獲得しておらず、第二世代との互換切りによりのろいを失った。そのため強化を受けた他のポケモンの存在を考えれば相対的には弱体化。フルサポート型なら元々HPが壊滅的に低いだけあって努力値の仕様変更による影響は受けづらいが、だからと言ってものろいの消滅はいかんともしがたかった。依然としてトップメタに居座っていたカビゴンはめんえきを獲得しており、ただでさえねむるで回復されたら振り出しに戻るという欠点を持つどくどく型がますます使いづらくなった。
第四世代
火力インフレによってさらに立場が悪くなった。ステルスロックが登場したことで、ステルスロックダメージ込みでちきゅうなげなどのダメージ固定技がHP特化のツボツボを確定2発になることとなった。
そのかわり後述のように砂パやトリパでの運用、パワートリックでのアタッカーとしての利用など、使用できるシチュエーションが大幅に拡大された。
第五世代
この世代で登場したパワーシェアとガードシェアを習得し、極端な種族値を活かしやすくなった。 パワートリックとがんじょうの仕様変更によってアタッカー型の安定性が向上。てんねんヌオーの解禁後は折角アンコールを打ってもただ積み技を繰り返されて強引に突破されるケースを防ぐことが可能になった。
第六世代
ねばねばネットの獲得により交代を誘う戦術にさらに磨きがかかった。メガシンカを獲得したルカリオとは相性補完の関係にあり、その点では強化になった。PGLレーティングバトル統計データを見ると、ねばねばネット、アンコール、ステルスロック、がんせきふうじなどの起点技が軒並み採用率上位にランクインしているシーズンが見られる一方で、どくどく、まとわりつく、ねむるなどの耐久型に適した技が採用率を伸ばしたシーズンもあることが分かる。レッドカード型はメガガルーラのグロウパンチによる積みを妨害したり、バシャーモが攻撃を交えつつバトンタッチに備えているところを邪魔したりという意図で運用された。ねむると相性の良いカゴのみを持たせたり、ねむるによるねむりが自然に回復するのを待つ前提でカゴのみを持たせずたべのこしを採用したり、という傾向もあった。
第七世代
Zワザの登場によって耐久型そのものの立場が悪くなったうえに、新たな耐久型のポケモンとしてドヒドイデが登場。これにより、この世代のレーティングバトルでは耐久型ではなく、上記のような起点型としての技4つが基本と化しており、持ち物もレッドカードが最も多くなっている。単体では立場が第六世代よりも悪くなっているが、ねばねばネットで起点を作ってカミツルギの素早さを補い、カミツルギとツボツボの2匹で相性補完を行うという「ツボツルギ」構築が誕生している[1]。
USUMリーグ開始以降は、少なくとも同リーグシングルバトルではねばねばネット、ステルスロック、アンコール、がんせきふうじがどれも80%台から90%台の割合で搭載されるため、型バレのリスクが高くなった。相手がこうそくスピンやきりばらい、ちょうはつを覚えられるポケモンを相手がエントリーしている場合はほぼツボツボによる起点作りを警戒して選出してくるが、逆に見せ球として役立ったと割り切って選出しないという手もある。
ダブルバトルではラッキーにガードシェアで防御、特防を分け与える「ツボラキ」というコンビがツボツボ入りの構築としては主流化した[2]。
レベル1限定戦として行われたUSUMリーグスペシャルレートシーズン17(シングルバトル)では使用率8位を記録。極端な防御と特防の種族値のおかげで他のポケモンよりステータス差を付けやすいというのが使用率を伸ばした要因である。
第八世代
特に大きな強化はなし。新規習得技はてっぺきやはいよるいちげきなど。ただしどくどく没収を免れたことは相対的な強化と言える。ダイスチル、ダイストリームが飛び交う環境では高火力で弱点を突かれやすく、この世代では若干不遇。自身も攻撃性能の極端な低さからダイマックス適性が無きに等しい。
シングルバトルでは初期の環境から使用率100~150位だったが、シリーズ10のダイマックス禁止/禁止伝説一匹採用可能ルールではねばねばネット使いの評価が上がったことで使用率50~100位へと上がった。 ダブルバトルでは初期の環境から冠の雪原解禁環境まで使用率圏外の期間が長かったが、前述のツボラキ構築の使用率が上昇したことでシリーズ8シーズン16以降は使用率150位以内にランクインするようになった。シーズン19では99位と、使用率二桁順位入りを果たした。同時採用一位は当然ラッキーであった。
一般的な育成論
防御、特防は全ポケモン中最大である一方、それ以外の種族値は最下位なみに低いという極端な種族値を持つポケモン。多彩な変化技でサポーターとしての適性を持つ。HPが低いためダメージ固定技には滅法弱いことやいわ・むし複合タイプという微妙なタイプ耐性から耐久性能の過信はできない。変化技中心となりやすいため、ちょうはつにも注意したい。
特性は通常特性のがんじょう・くいしんぼうと隠れ特性のあまのじゃく。がんじょうは元々の耐久力が高いため腐ることが多いが一撃必殺技を無効化できるなど有用性はある。くいしんぼうは混乱木の実を持たせるなら一考の余地あり。あまのじゃくはからをやぶると組み合わせることでさらに耐久性を増すことができる。
攻撃性能はないため変化技だけでなく攻撃技も含めサポート性能を重視することとなる。候補技に設置技のねばねばネット、ステルスロック、相手の能力を下げるがんせきふうじ、むしのていこう、パワーシェア、行動を縛るまとわりつく、アンコール、ダメージソースとなるどくどく、すなあらしなどがある。その他、はたきおとす、ねむる、まもる、からをやぶる(前述のあまのじゃくとの組み合わせ)、いえきなども候補に上がる。ダブルバトルでは味方の耐久性を高めるガードシェアも候補に上がる。
強引に攻撃技を重視するならパワーシェアで相手の攻撃力を分けてもらい、メテオビームを活かした特殊わざを中心にする方法がある。そこまでしてツボツボでその戦略をとるかどうかは微妙だが、とくこうを限界に高めて1段階上昇した状態なら、いくらツボツボとはいえそこそこのダメージは期待できる。むしのていこうかまとわりつくとヘドロばくだんあたりが他にあれば戦略の幅は広がりそうだ。持ち物はたべのこしが安定か。