ヤミカラス/対戦
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このページは、ヤミカラスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
ヤミカラスの歴史
第二世代
素早さ以外は低種族値であり、バンギラスあたりにはひとたまりもなかった。この世代で敢えてヤミカラスを使うとしたら、どろぼう、どくどくで起点を作ったり、じしんワンウエポンのポケモンを何とかしてくろいまなざしで起点にしたりする型が考えられた。
一応ナッシーのくさウエポンを半減、エスパーウエポンを無効できる上に、めざめるパワー(むし)も等倍で受けられるという長所はあり、メタとして考察程度はされることもあった。
クリスタルでゴッドバードを獲得。
第三世代
特性ふみんを獲得し、タマゴ技にほろびのうた、あやしいひかりを追加されたことで、ダブルバトルでは最低限使えるようになった。この世代ではほろびのうたとちょうはつを両方使える唯一のひこうタイプという点で他のポケモンとは差別化可能であった。
第四世代
進化形にして上位互換のドンカラスが登場し、対戦から退いた。
ただ、進化前としては種族値が十分高いため、バトレボのリトルバトルでは前線に立った。
第五世代
しんかのきせき、隠れ特性いたずらごころによってドンカラスとは明確に差別化可能になった。じめんタイプを無効化できる先制ほろびのうた使いという個性をダブルバトルで出せるようにはなったが、ほろびのうた使いとしてはより拡張性の高いフレンドガードプリンの方が人気であった。
リトルバトルでは強化によってトップメタ入りした。
第六世代
ファイアローの登場によって、先制での変化技使いとしての立場が揺らいだ。しんかのきせきを持った物理耐久特化のヤミカラスの場合であっても、環境的にファイアローに対しては等倍で対面から受けても1回動ければ御の字という状況になった。
2015年5月開催のリトルバトル形式のインターネット大会「リトルマッチ」ではジュニアカテゴリ、マスターカテゴリ共に使用率5位を記録した。
第七世代
いたずらごころの仕様変更による弱体化(ヤミカラス自身もあくタイプなので相手のいたずらごころも無効化できるが)、サイコメイカーによって先制攻撃技を無効化するカプ・テテフの登場など、一気に弱体化。それでも、カプ・テテフが登場しないリトルバトルではまだ存在意義が保たれている状況である。
ヒコウZを獲得したことにより、みがわりで相手の攻撃を受けてからヒコウZ+オウムがえしで奇襲する型が生まれた。
一般的な育成論
ぼうぎょ・とくぼうとも低い。特に理由がなければドンカラスに進化させてしまうといいが、ちょうはつ、ふいうちなどは進化してしまうとレベルアップでは覚えられなくなるので、進化させる場合は注意。なお、教え技のこごえるかぜは第四世代ではヤミカラスのときしか覚えない。XYではふいうちはドンカラスの時も思い出せるようになった。
いたずらごころ型
隠れ特性はいたずらごころを持つ。これはドンカラスに進化するとじしんかじょうに変わってしまうため、ヤミカラスでないとできない型である。
いたずらごころにより、素早さをほぼ無視して各種状態異常技や補助技を使うことができ、みがわり・ちょうはつに加えフェザーダンス・はねやすめ・でんじはなど、同じいたずらごころ持ちであるエルフーンとは違った方向で豊富な補助技を使い分ける型が成立する。
ヤミカラスのままで使い、攻撃性能よりも耐久力を重視する型になる関係上しんかのきせきを持つことが選択肢に入るが、元の防御・特防がかなり低いため、全振りしてもそれぞれ種族値89相当程度にしかならず、あまり過信はできない。
ヤミカラスのままで使う場合、攻撃技のセレクトが問題になる。攻撃の方が高いドンカラスと違ってヤミカラスは攻撃と特攻の数値が同じでありめいそうの存在も考えると特殊技に頼りたいところだが、ヤミカラス自身はあくのはどうをレベルアップでもタマゴ技でも覚えることができず(ドンカラスに進化してからでないと覚えない)、隠れ特性を前提にする関係上第四世代までのわざマシンに頼ることもできないため、BW2の教え技でしか習得できない。上手くあくのはどうを覚えさせれば、めいそうとかみ合わせることができる。シャドーボールやサイコキネシスは覚えられるが、タイプ一致ではないために威力があまりなく、どちらも無効なタイプがあるため、技スペースのために攻撃技を1つに絞る場合、手が出ない相手を作ってしまう。開き直って補助技オンリーにしたらしたでちょうはつで即行動不能に陥るという弱点ができ、物理型にするとせっかくのめいそうを半分捨てることになるなど、悩ましいところ。めざめるパワーをあくまたはひこうで厳選できればいいが、ポケモンドリームワールドで♂のヤミカラスにしか出会えていない場合、ハイリンクの森で野生の個体を厳選するしかなく、厳選の手間が劇的に増えてしまう。