ポケモン商法
ポケモン商法(ポケモンしょうほう)とは、ほとんど同じ内容のゲームソフトを同時に発売すること。または、幻のポケモン等の配布限定ポケモンや通常のプレイでは手に入らないアイテムを商品と抱き合わせて販売すること。この記事ではどちらも記述する。どちらの用語も批判的立場から使われることが多い。
また、新しいソフトが発売された数年後にマイナーチェンジしたソフトを発売するいわゆる「完全版商法」もポケモン商法として扱われることもある。
概要
ポケモンはマイナーチェンジでなければ基本的に2作を同じゲームハードに同時に発売するが、この2作間に差異はあまりなく(特に第一世代)、かつポケモンの大きな目標であるポケモンずかん完成にはどちらの作品も(全国図鑑が存在する作品の一部は過去の作品も)必要となるため批判されることがある。
また、劇場版ポケットモンスターの前売り券や当日の映画館内で通常プレイでは出現しないポケモン(幻のポケモンなど)や珍しいポケモン(色違いを含む)を配布することもポケモン商法の一つであり、ゲームソフトの予約・早期購入特典、雑誌に付属させる、攻略本に付属させるなどの事例もある。なお、各地域で法律が異なることから、このようなイベントの形を取るのは日本だけという場合も多い。
いわゆるポケモン商法とされる事例
ゲームソフト
ポケットモンスターシリーズ
- 赤・緑
- 金・銀
- ルビー・サファイア
- ファイアレッド・リーフグリーン
- ダイヤモンド・パール
- ハートゴールド・ソウルシルバー
- ブラック・ホワイト
- ブラック2・ホワイト2
- X・Y
- オメガルビー・アルファサファイア
- サン・ムーン
- ウルトラサン・ウルトラムーン
- Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- ソード・シールド
- ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
- スカーレット・バイオレット
また、ブラック2・ホワイト2やウルトラサン・ウルトラムーンなどに関しては、完全版商法としても批判されることがある。マイナーチェンジなどもその一例である。
ポケモン不思議のダンジョン
劇場版ポケットモンスター
前売り券を買う、または劇場に行くと幻のポケモンなどを手に入れることができるようにすることで売上を伸ばしていると批判されている。
なお、この手法は実際に映画の興行収入を伸ばし、前売り券にポケモンをつけた最初の映画「七夜の願い星 ジラーチ」とその前の映画「水の都の護神 ラティアスとラティオス」では興行収入に1.7倍もの差がある。さらに、「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」は「世界で最も売れている映画前売り券」としてギネス世界記録に認定されており、この事からも前売り券で売り上げを伸ばしていることが顕著となっている。
その他ゲームソフト
- ポケモンコロシアム予約特典ディスク
- セレビィ (アゲト)(※海外版ジラーチ (WISHMKR))
- ポケモン牧場999匹預ける
- ミュウ
- ポケットモンスター ブラック・ホワイト 一ヶ月以内にWi-Fi接続
- ビクティニ
雑誌・本
- ポケモンぴあ
- (どれか一体ランダム)フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ(かくれとくせい)
- ポケットモンスター ブラックホワイト 公式完全ぼうけん クリアガイド
- (どれか一体ランダム)キモリ、アチャモ、ミズゴロウ(かくれとくせい)
- ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア 公式ガイドブック 完全ぜんこく図鑑完成ガイド
- マスターボール(期間限定)
その他
- ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィDVD、初回特典
- マナフィ (みずのたみ)