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ドンファン/対戦

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このページは、ドンファンの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ドンファンの歴史

第二世代

重火力系として対戦ではそこそこ活躍したが、環境では火力はガラガラに劣り、耐久力はエアームドに劣ったため、比較的不遇の時代を過ごした。ポケモンセンターなぞのタマゴ産のゴマゾウアンコールを覚えているため、ガラガラやエアームドとの大きな差別化点となったが、入手性の問題もあり実際の公式大会やオフ会、あるいはモバイルのバトルタワーなどでの使用実績はほとんど報告されていない。参考までに、当時のポケモンセンターは東京と大阪の2店舗のみ、配布期間は約1ヶ月、タマゴの配布は店舗ごとに1日あたり合計100個までという制限があった上に、6種類の候補の中からゴマゾウを引き当てなければならない。さらにタマゴの状態で受け取るので厳選は不可能である。

第三世代

のろいが消滅した代わりにじわれカウンターを獲得。当時は雨パの最盛期であったため、禁止級のカイオーガを抜きにしても肩身が狭かった。

素早さに関してもポケモンリーグ2005中学生以上の部で優勝者したカビゴンのすばやさがカビゴン同士の素早さいたちごっこの末に実数値61にまで調整されたため、いじっぱり無振りなら素早さがV近くでないと安心できなかった。

第四世代

火力インフレにより、この頃から物理技でも一致弱点であれば一撃で倒されることも比較的ざらになった。例として、りゅうのまいを1回積んだいじっぱりギャラドスアクアテールを、HP努力値を252振って防御に4振ったいじっぱりドンファンが受ければ、最低乱数で106.5%のダメージ。この世代ではドンファンとがむしゃらとこおりのつぶてのコンボを使える上にドンファンよりもさらに高火力で素早さも最低限備えているマンムーが登場し、耐久力を考慮しなければマンムーの劣化になりかねなかった。霰パの横行も大きな向い風であった。教え技としてとおせんぼうてっぺきを獲得。

第五世代

特性がんじょうの仕様変更によってマンムーとの差別化に成功。しかしりゅうのまいを積んだオノノクス、連続技など、がんじょうを貫通する手段は多いため油断は禁物であった。それでもがんじょうを得た影響は大きく、使用率は大幅に上昇。隠れ特性すながくれが登場したが、素早さの種族値50では上からみがわりを張って回避の試行回数を稼ぐのは困難であった。

第六世代

じゃれつくの習得、はたきおとすしぜんのめぐみの威力の上方修正など、この世代では攻撃技の充実が見られた。

第七世代

使う技がマンムーと被りやすく、更にカプ・テテフにより先制技が弱体化したことから、自身も弱体化した。あちらとはじゃれつくダストシュートで差別化が可能だが前者に関して言えばタイプ一致でドラゴンタイプの弱点を突けるマンムーの壁がきついところ。レート戦での活躍と言えばSMリーグシーズン4のスペシャルバトルで使用率14位にランクインした程度。

一応環境で大流行しているカバルドンを潰すためのウエポンで簡単にじゃくてんほけんを発動できる環境にはなっているが、どうしても1:1交換で終わりがちで採用理由を見い出し辛い。最後っ屁のこおりのつぶてミミッキュかげうちで阻止されるのがオチである。

一般的な育成論

攻撃防御が高く、特攻特防素早さが低い。物理アタッカーもしくは対物理耐久型が多い。

攻撃技としてはじしんストーンエッジカウンターなど。低い素早さを補う先制物理技こおりのつぶての登場も嬉しい。教え技としてはタネばくだんなども有力。ステルスロックがむしゃらこうそくスピンなども重宝する。

第五世代では特性がんじょうの仕様変更により、耐久力が増した。素早さが低い事も合わせて、がんじょうで一撃を耐えると共にHPを1にしつつがむしゃらで相手もHP1に追い込み、次ターンのこおりのつぶてで止めを刺すと言うコンボを搭載しているドンファンも多い。またこのコンボを決めやすくするために敢えて耐久面には振らずに素早さに全振りするケースもよく見られる。ただし特性がかたやぶりの相手には注意したい。

ドンファンがこのコンボを採用している事は比較的多く、このコンボに特化するためにHPを最も低く出来るLv25の状態(ドンファンに進化するレベル。ゴマゾウは特性ががんじょうではない)にして対戦で使う人も中にはいるほどであるため、警戒されやすい。しかしカウンターミラーコートと違って自分のHPが減りさえすれば何でも良い(攻撃技である必要すらない)ため、コンボを決める機会はかなり多い。

このコンボを使うにあたっての難点としては、ドンファンは元々物理耐久力が高いために物理技だとHPが思ったほど減らず、がむしゃらの威力が中途半端になってしまう可能性がある事。それに当たっては特殊アタッカーか、弱点を突かれる相手に死に出しから繰り出したほうが効率よく発動しやすい。また、相手の手持ちにがむしゃらを無効化してしまうゴーストタイプがいる場合は闇雲に使ってしまうと相手に大きな隙を与えてしまうことがあるため要注意。

持ち物は前述のように第五世代でがんじょうが仕様変更されたことできあいのタスキ代わりとなり、バリエーションが豊富になる。各種ジュエルで技を強化したり、ラムのみを持たせて状態異常を1度防いだりなど、戦略が広がるようになる。また、ブラック2・ホワイト2で能力上昇のきのみ、またイバンのみが登場したことにより、特性がんじょうを発動させた上でチイラのみで攻撃を上げて反撃したり、同様にイバンのみでこちらが先制を取って不意のダメージを与える戦法もよく見られるようになった。自分に見合った持ち物を選択するとよい。