タマゴグループ
タマゴグループとは、ポケモンの種類ごとに設定されているカテゴリ。第二世代(ポケットモンスター 金・銀)で登場した。
概要
ポケモンの♂と♀のペアを育て屋に預けたり (ソード・シールド以前) 、♂と♀のペアと一緒にピクニックをしたり (スカーレット・バイオレット) すると、ポケモンのタマゴが見つかることがある。このタマゴは、ポケモンの♂と♀であればどのような組み合わせでも見つかるというわけではなく、ポケモン2匹のタマゴグループが同じ必要がある。ポケモンは、タイプのようにポケモンの種類によって1〜2種類のタマゴグループに属しており、タマゴ未発見グループと性別不明のポケモン以外は、♂と♀の属しているタマゴグループが一致している場合にタマゴが見つけられる。2種類のタマゴグループに属しているポケモンの場合は、どちらかのグループが同じであればタマゴを発見することができる。
♂しかいないポケモンや性別不明のポケモンはメタモングループのポケモン(メタモン)とペアにすることでタマゴを見つけることができる。ただし、タマゴ未発見グループのポケモンはどのタマゴグループのポケモンと組み合わせてもタマゴを発見することはできず、これはメタモングループのポケモンとでも同様である。
タマゴから生まれるのは預けた♀の系統の進化前のポケモン (進化しないポケモンの場合は同じポケモン) が生まれる。タマゴグループは個体値や性格、タマゴわざ、隠れ特性 (第五世代のみ) の遺伝で必要となる (詳細については各項目を参照) 。
そのポケモンのタマゴグループが何であるかはゲーム上では直接的に確認できないが、タマゴが見つからない組み合わせであれば『ソード・シールド』以前であれば育て屋の台詞から推測できるようになっており、作品によっては見つかる組み合わせかどうか教えてくれる。タマゴグループを確認するには、『ポケモンスタジアム金銀』・『ポケモン立体図鑑BW』などの外伝ゲームやユーティリティソフト、任天堂など公式が出版している攻略本などを参照する必要がある。
一覧
- かいじゅう (怪獣)
- こうぶつ (鉱物)
- しょくぶつ (植物)
- すいちゅう1 (水中1)
- すいちゅう2 (水中2)
- すいちゅう3 (水中3)
- ドラゴン
- ひこう (飛行)
- ひとがた (人型)
- ふていけい (不定形)
- むし (虫)
- ようせい (妖精)
- りくじょう (陸上)
- メタモン
- タマゴみはっけん (タマゴ未発見)
備考
- 「タマゴグループ」という名称が初めて言及されたのは、ゲームでは『ポケモンスタジアム金銀』 (2000年12月発売) 、攻略本では『ポケットモンスター クリスタルバージョン』の攻略本 (2001年2月発行) とする調査がある[1]。なお、これらよりも早いコロコロコミック2000年9月号 (2000年8月発売) にて、タマゴグループの存在と各グループの名称が公開されている[2]。
- 『クリスタルバージョン』の任天堂公式攻略本である『ポケットモンスター クリスタルバージョン マップ&ずかん 任天堂公式ガイドブック』には、「最新の研究で、ポケモンは16のタマゴグループに分けられ、タマゴ未発見グループと性別不明グループのポケモン以外は、同じグループの♂と♀を預けると、タマゴが発見されることがわかった」とする世界観設定が記載されている[3]。
- 性別不明は、第三世代までの公式攻略本では「せいべつふめい(性別不明)グループ」というひとつのタマゴグループとして扱われ、タマゴグループも16種類とされていた[3]。第四世代以降はそのポケモン本来のタマゴグループで扱われるようになり、タマゴグループも15種類とされている[4]。
各言語版での名前
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脚注
- ↑ つれづれな日 タマゴグループ「性別不明」について 前編、2013年8月14日投稿。
- ↑ にるよめ@CGFのツイート、2017年1月8日投稿。
- ↑ 3.0 3.1 『ポケットモンスター クリスタルバージョン マップ&ずかん 任天堂公式ガイドブック』23頁、2001年2月、小学館。
- ↑ 元宮秀介&ワンナップ『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略』66頁、2022年12月、オーバーラップ。