ジャローダ/対戦
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ジャローダの歴史
第五世代
当時はくさタイプの耐久型としてはエルフーンという鉄板が存在しており、もしジャローダを利用するならエルフーンが覚えないこうごうせい、へびにらみ、とぐろをまくを活かした構成にする必要があった。何よりウルガモスという天敵の存在が痛く、これに対しては素早さの種族値で上を取れてもちょうのまいで素早さが逆転されてしまうため、この点でいたずらごころによるアドバンテージが稼げるエルフーンとの差が大きく出た。
第六世代
隠れ特性あまのじゃくが解禁されたが、ファイアローという天敵が追加された。だがORASでは立場が一変。天敵のファイアローへの解答となるスイクンやけしんボルトロスといった準伝説がORASで比較的手軽に手に入るようになったため、ジャローダの有利体面を作ることが易化した。レーティングバトルORASリーグシングルバトルシーズン9から使用率ベスト30入りを果たすようになり、以降シーズン15までベスト30を維持。最高位はシーズン10の13位。PGLレーティングバトル統計データを見ると、PGLレーティングバトル統計データによると主流技構成はリーフストーム、へびにらみ、リフレクター、こうごうせいであったことがうかがえる。性格は最速を意識したおくびょう一択で、持ち物はゴツゴツメットが最も需要を伸ばした。同リーグ統計データからは、ガルーラ、バシャーモ、ボーマンダの同時エントリー率どのシーズンも10位以内であることが分かり、バトンタッチ役のバシャーモにエースのメガガルーラないしメガボーマンダを据えた「ジャロバシャガルーラ」「ジャロバシャマンダ」が主流化した。
XYリーグでも評価が見直され、同リーグシーズン10総合では使用率30位を記録。
第七世代
「ジャロバシャガルーラ」のエースであるメガガルーラがおやこあいの弱体化によって勢いを失ったが、代わりに時間切れによる判定勝ちを狙う戦略である「TOD」が仕様上実質消滅したためオニゴーリのムラっけとジャローダのあまのじゃくで延々と積みを続ける「ジャロゴーリ」が強化された。SMリーグシングルバトルではオニゴーリの同時エントリー率がシーズン7まで10位以内を維持していた。ファイアローがはやてのつばさの弱体化によって環境から失墜したのも追い風であった。それでも、SMリーグ初期の段階でメガシンカが解禁されていたバシャーモとリザードンの壁が厚く、使用率ベスト30にはすっかり入らなくなった。さらにフェアリーメタのどくタイプやはがねタイプの普及によって攻守両面において不安が生じるようになった。
USUMでアーゴヨンが新ポケモンとして追加されたことで益々活躍が遠のく格好となったが、でんじはの命中率とまひの仕様弱体化によりでんじは型のポケモンが環境に見かけなくなった中、命中率100%のまひ技使いとしての個性が出るようになった。USUM期になると単体では環境の主軸に及ばないポケモンになってしまったが、あまのじゃくジャローダとちょうのまいウルガモスでカプ・レヒレに厚く対処する「ジャロガモス」が成立。これは、ファイアローが使用率5位以内の常連であったORASリーグシングルバトルと異なり、先制で一致ひこうウエポンを放つポケモンが環境から姿を消した状況であるからこそ、実用性を発揮できるコンビと言える。
技や性格、特性の構成は変わっていないが、Zワザの登場と素早さの種族値110を超えるポケモンがこだわりスカーフを持つ風潮など環境の火力と速度のインフレによってリフレクターを張ってゴツゴツメットでスリップダメージを与える動きが若干不自由となったため、きあいのタスキが採用率1位になるシーズンが目立つようになった。
2019年1月下旬に開催された単タイプ限定戦のインターネット大会『シンプルシンフォニー』では使用率1位を記録。
一般的な育成論
高い素早さとそこそこの防御・特防を持つ。守備力の高さから耐久型にすることも考えられるが、弱点の多いくさ単一タイプであり居座りにくい。また、やどりぎのタネとみがわりを使用するとエルフーンの劣化になりやすいため、エルフーンが使用できない補助技を採用して差別化すると良いだろう。
通常特性はしんりょくであり、自身のHPが減少した時にくさ攻撃の威力を上昇させることができる。耐久系統の積み技をうまく利用すればしんりょくを発動できるラインを維持しつつ補正の乗った攻撃を繰り出すことが可能。
隠れ特性はあまのじゃくであり、リーフストームで攻撃しつつ特攻が2段階上昇させることができる強力な特性である。ただし、くさ攻撃は半減されやすく、特性のそうしょくやかたやぶり(特性あまのじゃくを無視して、能力下降技を掛けられる)が存在するため過信はできない。
物理技の候補としては、リーフブレード、アイアンテール、アクアテール、ドラゴンテール、げきりん、つばめがえし等が挙げられる。 特殊技としては、リーフストーム、エナジーボール、ギガドレイン、りゅうのはどう、めざめるパワー炎などが候補となる。 変化技の候補としては、へびにらみ、ちょうはつ、こうごうせい、やどりぎのタネ、みがわり、とぐろをまく※、つるぎのまい※、めいそう※等が挙げられる(※印の技はあまのじゃくでは逆効果なので注意)。
弱点が多いくさ単タイプであるジャローダにとってみがわりにはある意味がある。それは、みがわりを張って相手のとんぼがえりを受けることで、ジャローダの相性補完となるポケモンを選出していないと相手に誤認させることである。ジャローダの素早さの種族値は113もあるので、「とりあえずみがわり」というのが安定しやすい。