ポケパルレ
ポケパルレは第六世代に登場するポケモンとのふれあいシステム。
概要
手持ちポケモンを3DS下のタッチ画面に呼び出し、なでたりポフレをあげたりしてふれ合える。ポフレはミニゲームを行うことで手に入れることができる。
このとき、ポケモンのトレーナーに対する信頼度合、満腹度合、遊び度合がそれぞれハート、ポフレ、音符マークの数(0~5個)で表示される。
オメガルビー・アルファサファイアでは、ポケモンマルチナビの「プレイナビ」の機能の一つにある。
度合
なかよし
- 詳細についてはなかよし度を参照。
信頼度合のこと。ポケモンと触れ合ったり、ポフレをあげると上昇する。なつき度とは一切関係が無く、ピチューなどなつき度で進化するポケモンの進化には影響しないが、イーブイのニンフィアへの進化だけはなかよし度のハートを2以上にする必要がある。
時間経過をしたり、嫌がられるようなふれあい方をしてもで下降することはなく、なつき度のように道具などで下げることも出来ない。
この値が高くなると、戦闘で繰り出すときや技選択時のコメントが変化する。また、以下のように戦闘時に働く特殊な効果が得られる。ただし、メガシンカ・ゲンシカイキ中のポケモンに対してや、バトルハウス、バトルレコーダーの模擬戦、通信対戦においては効果を得られない。
ハートマークの数 | 内部値 | 戦闘での効果 |
---|---|---|
0 | 0 | 特になし |
1 | 1~49 | |
2 | 50~99 | 貰える経験値が増加(1.2倍) ※戦闘に出たとき身震いするようになる |
3 | 100~149 | ひんし状態になるダメージを受けてもたまにHP1で持ちこたえるようになる ※戦闘に出たときジャンプしてやる気を見せるようになる ※戦闘に繰り出すときのメッセージが変わる |
4 | 150~254 | 敵の攻撃を一定確率でかわすようになる 状態異常を一定確率で自力回復するようになる ※戦闘時、色々な場面でポケモンがこちらに振り向く ※相手ポケモンを倒した際に撫でることができる |
5 | 255 | 普段よりも攻撃が急所に当たりやすくなる |
なかよし度を最大の255(ハートマーク5個)まで上げると、ミアレジムの1Fにいるユリーカからなかよしリボンを付けてもらえる。
おなか
ケーキマークの満腹度のこと。ミニゲームで遊ぶと1.5枠分、時間経過によって少しづつ減少する。
ポフレをあげるごとに1つずつ上昇し、5回 (完全に空の時は6回) で満腹になる。満腹5になってしまうと、ポフレを食べさせられなくなる。
あそび
遊び度合のこと。ミニゲームをすることにより上昇し時間経過やポケモンを撫でることによって下降する。
触れ合い
タッチペンをスライドさせて、ポケモンを撫でることができる。しばらく撫でているとポケモンが嬉しそうな反応をしてくれる。撫で続けるとあそび(♬マーク)のぶんだけハートが増える。撫でても音符のマークが出るような場合、なかよし度は上昇しておらず、撫で続けてもなかよし度のハートは増えない。
ポケモンごとに、撫でられると特に喜ぶ箇所や、撫でられるのを嫌がる箇所が設定されている。撫でるときの効果音は喜ぶ場所だと高く、嫌がる場所は低くなる。同じ場所を3回素早くタッチして叩くことでもポケモンは嫌がる反応を見せる。
大きいポケモンは上画面にはみ出した状態になることがある。ポフレを与えるか、下画面の上部を押し続けることで画面が動き、ポケモンの上半身も触れることができるようになる。
特定箇所を触れようとすると、手のアイコンが変化して撫でられないポケモンがいる。このときポケモンは「?」の吹き出しを出すだけでなかよし度は上がらない。例を挙げると、ヒトモシの炎はやけど、ピカチュウのほっぺたは感電、コマタナのトゲは怪我、バニプッチの頭は凍結により撫でることができない。マグマッグとレジアイスは全身全てが触れないため、ポフレかミニゲームでしかなかよし度を上げられない。
触れると手が変色するが、それでも撫で続けると反応するポケモンもいる。例を挙げると、ゴースの全身は触れず、クマシュンの鼻水を触ると濡れ、ベトベトンの全身は手がヘドロで汚れる。これらの場所は撫でてなかよし度を上げることはできるが、喜ぶ場所や嫌がる場所には設定されていない。
全ポケモンの反応箇所や、触れない部分などについてはポケリフレ#ポケモンの反応一覧を参照とする。
ひんしの状態のポケモンは、呼び出しても眠った姿が表示されるだけですぐに元の画面に戻ってしまう。
ポフレ
- 詳細についてはポフレを参照。
ポフレの味は、スイート(桃)、サワー(橙)、フレッシュ(緑)、ビター(薄茶)、スパイシー(濃茶)の5種。各ポフレには「通常、レア、リッチ、プチデコ、フルデコ」の5種類のランクがあり、ランクが高いほど与えた時のハートが多くなる。
ポフレはミニゲームで獲得でき、難易度とクリアスコアが高いほど高級なものとなる。プレイヤーの設定した誕生日に現れる来客、四天王とチャンピオンを倒した後の来客が珍しいポフレをくれる。また、ポケパルレ画面にしておくと、すれちがい通信をしたプレイヤーのポケモンが置いていく。
ポフレは自分のポケモンに与えてなかよし度を上昇させるのに使う他に、インテリアとして置くことができる。時間経過で消えてしまうが、設置してあるポフレが高級なほど、すれちがい通信で訪れた来客のポケモンがレアなお土産を置いていきやすくなる。
トランセル、コクーン、クヌギダマ、カラサリス、マユルド、ヌケニン、コフーライの7種は、おなかのパラメータに関係なくポフレを食べてくれないため、撫でたりミニゲームを行うことでしかなかよし度を上げられない。
ミニゲーム
3DSの下のタッチ画面にて行うミニゲーム。手持ちに状態異常ではないポケモンが3匹以上いると遊ぶことができる。
以下の3種類のゲームそれぞれにかんたん、ふつう、むずかしい、むげんの4つの難易度がある。「むげん」はプレイヤーの腕次第でいつまでもプレイできる。ミニゲームをクリアすると、その成績やゲームの難易度に応じた数とランクのポフレが支給される。
- もぎってナッツ
- 木にみのる実を欲しがっているポケモンに、制限時間内でできるだけ多くの木の実をスライドタッチで運んで与えるゲーム。
- ねらってヘッド
- ポケモンをタイミングよくタッチし、落ちてくる毛糸玉をヘディングで打ち返すゲーム。連続で成功すれば得点が上がっていく。
- ぱったんパズル
- 位置がばらばらになったピースを、すべて元の位置にもどすゲーム。絵柄は遊んでいるポケモンに加え2匹の手持ちポケモンがランダムな風景にいる写真風のもの。パズルを完成させるまではポケモンたちが動き、構図が変化する。完成時に絵柄が固定される。パズルの絵柄に登場した2匹もあそびの度合が上昇する。時折他のポケモンが横切る。
ハートマーク
撫でたりポフレを与えたりすることで出てくるハートマークはなかよし度が目に見えないレベルで微増しているサインとなる。
ハートが蓄積されることでなかよし度を表すハートの表示数が増える。
- なかよし度のマーク1個……ハート1個以上
- なかよし度のマーク2個……ハート50個以上
- なかよし度のマーク3個……ハート100個以上
- なかよし度のマーク4個……ハート150個以上
- なかよし度のマーク5個……ハート255個以上
インテリア
ポケパルレでポケモン未選択時に下画面に表示されている部屋は、壁紙やインテリアを配置することによって模様替えを行うことができる。インテリアや壁紙の種類がなかよし度に影響することはない。インテリアのポフレを入れ替えると、その時に訪れているすれちがい通信相手のポケモン(近くにいる ポケモン)がいなくなる。
壁紙やインテリアは以下の方法で手に入る。
- ポケモンのなかよし度が25、50、75、100、150、および255に達した時。
- 各種ミニゲームで新たな難易度を開放した時。
- 各種ミニゲームの各難易度で☆5つを達成した時。
- すれちがい通信で訪れた来客のポケモンがお土産に置いて行った時。
壁紙とインテリアの一覧はポケパルレのインテリア一覧を参照。
その他
- プレイヤーが移動している最中は、それに応じてポケモンがぴょんぴょん跳ねたり、転がったりする。
- 状態異常のポケモンは動かず、その場で震える。
- 通信機能をONにしていると、部屋に他のプレイヤーのポケモンが最高3匹まで来客することがある。来客した他のプレイヤーからはポフレや模様替え用のインテリアをもらうことができる。
- トレーナープロモを撮影する時、撮影用に選んだポケモンのなかよし・おなかの度合に応じて使えるテロップが増える。
脚注
関連項目
- ポケリフレ : 第七世代における同様のシステム
- ふれあい (ピカブイ) : ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイにおける同様のシステム
- ポケモンキャンプ
- ピクニック
- スパトレ