ポケットモンスターSPECIAL 第180話
第180話 最終決戦XIIII | |
章 | 第3章 |
収録巻 | 第15巻 |
舞台 | ウバメの森 コガネシティ |
最終決戦XIIIIとは、ポケットモンスターSPECIAL第180話のこと。
あらすじ
遂に始まった最終決戦。ヤナギが生成した六体の「氷人形(レプリカ)」は図鑑所有者のポケモン達を倒し、ゴールドを除いた6人の図鑑所有者を組み付きで拘束する。そして、ヤナギは時間をとらえるモンスターボールを利用してほこらから現れたセレビィを捕獲し、ほこらの時間のはざまへと消えていった[1]。
ゴールドも中にいたが、ヤナギが氷壁を張って身動きをとれなくされていた。しかし、ほこらの中を自由に移動できる方法がにじいろのはねとぎんいろのはねの所持であることを知っていたゴールド、そして自身の過去の経験から気付いたイエローの2人は、イエローの帽子についている2枚の羽根がそれらであると確信する。帽子を取る事で本当の性別が知られることになるイエローは渋るが、ゴールドの説得によりはにかみながら帽子を取り、ほこらにかざすことでゴールドはほこらと氷壁からの脱出に成功する[2]。そしてすぐにゴールド、氷人形の拘束を解いたシルバーとクリスタルがそれぞれライコウ、エンテイ、スイクンの背中に乗ってほこらへ入る。
3匹がしばらく走っていると、ヤナギとそのポケモンである3匹のラプラスの雪山で遭難したときの過去が映し出される。そしてゴールド達はヤナギと遭遇し、ヤナギは遭難時に孵化したヒョウガが親であるラ・プリスとラ・プルスと再会できるよう野望を企てたことを告白する。クリスタルが「たったそれだけのこと」という言葉を発しヤナギは立腹、ゴールドの所持していた2枚の羽根を狙って攻撃し落とす。3人と3匹は怯み、ヤナギはポケモンとは「道具」ではなく「愛すべき存在」、その愛を貫くその他一切のものを「道具」として定義する主張をし、その場から去っていく。
一方、氷人形から解放されていない図鑑所有者達は自身の凍結を防ぐため、エンテイがシルバーに絡みついていた氷人形を溶かすために吐いた炎の火種を、シロガネ山の秘湯を補給していたカメちゃんの水で広げたことにより氷を溶かすことに成功し、解放される。
ほこらで苦しんでいた3人と3匹。幸い2枚の羽根が手の届く範囲にあったのでゴールドは手でつかむことが出来たが、それらを自分以外に託した後、ライコウを離れ自身とピチューのみでヤナギを追いかける。ヤナギに辿り着いたゴールドはセレビィを解放するよう要求するが、ヤナギはヒョウガを例に孵化したときの気持ちは理解できないだろうと一蹴する。しかし、ゴールドはオーキド博士の手紙によりトレーナーとしての能力は"孵す者"と評価されていたため、ヤナギの言葉に怯むことなく、頭にピチューを乗せて対抗する。自身のキューをヤナギの乗っていた氷の胴体の左脇に刺した後、ピチューと一心同体になって超ライジングサンダーを時間をとらえるモンスターボールに放つ。それによりセレビィが解放され、羽根の力を失ったヤナギは苦しむ。しかし、セレビィはヒョウガをヤナギのモンスターボールから放ち、ラ・プリスとラ・プルスに再開させ、同時にヤナギは「ラプラスに乗った少年」という歌が聞こえるようになる。この一連の出来事からヤナギはセレビィが自身に情けをかけてくれたと推測し掴んでいた車椅子から手を離す。
ほこらの外で待機していた4人。そこにシルバー、クリスタル、3匹の伝説ポケモン、ピチューがほこらから出てくる。シルバーはゴールドがはざまで散ったと告白し一同を驚愕させるが、しばらくした後ゴールドがほこらから出てきて一同の前に姿を現した。事態が収束したのでゴールド達は冗談を混じらせ会話をし、クリスタルはゴールドの無事をひっそりと喜ぶ。
イツキを抱え、2匹のヤミカラスを使い少し標高の高い場所に着地するカリン。今後の行動に悩んでいるところキョウとシバが姿を現す。この二人についていくことをカリンとイツキは承諾する。
図鑑所有者の会話が進むにつれ、レッドをめぐる色話で気まずくなったところをゴールドがレッドをその場から引き離すことで助け舟を出す。成り行きで2人でシロガネ山で修行することが決まる。
事件からしばらく経ち、ラジオ番組の出演の支度を寝坊によりせわしく行うオーキド博士。そのせいで少し遅刻してラジオ番組が行われる。しばらくすると、図鑑が欲しくてオーキド博士に会いたいと申し出る子供が現れ、オーキド博士はその子供の名前を尋ねる[3]。
重要なイベント
- イエローの性別がブルー以外の図鑑所有者にばれる。
- ヤナギの過去と野望が明らかになる。
- ピチューがイエローによりピチュと命名される。
- クリスタルがゴールドにイエローの年齢を伝える。
- 後に四天王となるカリン、イツキ、キョウ、シバが同盟を組む。
- セキエイ高原ポケモンリーグが中止となる。
- ジムリーダー対抗戦はカントー側が勝利したと記録される。
- マサキがヤナギの「時間移動」の手段を平和に利用しようと研究し始める。
- ライコウ、エンテイ、スイクンがトレーナーの手持ちから離脱する。
- クリスタルのポケモン図鑑が完成する。
初登場
人物
ポケモン
なし
登場キャラクター
人物
- ゴールド
- シルバー
- クリスタル
- レッド
- グリーン
- ブルー
- イエロー
- ヤナギ
- 育て屋のおばあさん
- 育て屋のおじいさん
- ヒデノリ
- オーキド博士
- キクコ
- ガンテツ
- カリン
- イツキ
- キョウ
- シバ
- カスミ
- クルミ
- コガネラジオディレクター
- カントーポケモン協会理事
- イブキ
- シジマ
- ツクシ
- マツバ
- ハヤト
- アカネ
- ミカン
- エリカ
- カツラ
- ナツメ
- マチス
- アンズ
- タケシ
- マサキ
- マユミ
- ジョバンニ
- ウツギ博士
- ワタル
ポケモン
- ピチュー(トレーナー: ゴールド)
- セレビィ
- ラプラス(トレーナー: ヤナギ)
- リザードン(トレーナー: グリーン)
- カメックス(トレーナー: ブルー)
- オーダイル(トレーナー: シルバー)
- メガニウム(トレーナー: クリスタル)
- バクフーン(トレーナー: ゴールド)
- フシギバナ(トレーナー: レッド)
- ピカチュウ(トレーナー: レッド)
- ピカチュウ(トレーナー: イエロー)
- ウリムー(トレーナー: ヤナギ)
- エンテイ
- ライコウ
- スイクン
- ウソッキー(トレーナー: ゴールド)
- マンタイン(トレーナー: ゴールド)
- エイパム(トレーナー: ゴールド)
- キマワリ(トレーナー: ゴールド)
- ニョロトノ(トレーナー: ゴールド)
- ヤミカラス(トレーナー: カリン)
- オコリザル(トレーナー: シジマ)
- キレイハナ(トレーナー: エリカ)
- ラッキー(トレーナー: オーキド博士)
- ロコン(トレーナー: マサキ)
- ホウオウ(回想)
- ルギア(回想)
- レディバ(トレーナー: オーキド博士)
- ムチュール(トレーナー: クリスタル)
- オドシシ(トレーナー: オーキド博士)
- オタチ
- ウパー
- コダック
- ルリリ
- コダック
- ジグザグマ
- ルージュラ(トレーナー: カントーポケモン協会理事?)
- プテラ(トレーナー: ワタル)
- ファイヤー(回想)
- フリーザー(回想)
- サンダー(回想)