ホウオウ/対戦
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ホウオウの歴史
第二世代
一見するとふといホネを持ったガラガラのいわなだれに弱いため伝説解禁戦を考えると底辺の使い勝手に見えるが、実はせいなるほのおで火傷状態にして対処できるため運とレベル差次第では十分対抗できる。因みに共に理想個体で努力値MAXという前提なら、レベル50ガラガラのいわなだれはレベル55ホウオウに当てると確定2発。
せいなるほのおで相手にやけどを撒いてからじこさいせいを連打するのがこの世代における一つの戦法で、みず対策としてのにほんばれ、せいなるほのおのPP消費をまぬがれるためのねむる+ねごと、ほのお対策のじしんも考慮された。しかしながら、当時はせいなるほのおを覚えたホウオウは金でしか入手できず、銀とクリスタルではこの技を忘れた状態で出現していたため、思い出すにはポケモンスタジアム金銀のソフトが必須だった。
第三世代
マシン技でめいそう、つばめがえしを獲得。FRLGでみがわり、でんじはを獲得したが、でんじはに関してはせいなるほのおとアンチシナジーなので強化とは言い難い。
伝説戦で最悪の相性となるカイオーガが登場し、冬の時代に。そもそもこの世代の通信対戦ではレベル50に補正する機能がないため、当時の入手最低レベルが70であったホウオウは事実上出場禁止状態であった。
第四世代
せいなるほのおが物理化し、プラチナでサブウエポンのしねんのずつきを獲得。さらにHGSSでレベルアップ技にブレイブバードが追加され、物理型として一定の完成を見た。同じくHGSSでダブルバトルに役立つおいかぜを獲得しており、ダブルバトルのサポーターとしての一歩を踏み出した。
この世代にせいなるほのお、ブレイブバード、おいかぜ、まもるorじこさいせいというGSダブルでの主流技構成が固まり、これは現在でも変わらない。
WCS2010期のGSダブルではほのおを半減するドラゴンやカイオーガに弱いこと、彼らへの対抗策が皆無に等しかった(HGSSまでブレイブバードは覚えられなかった)ことから下馬評が底辺のレベルであったが、ブレイブバードを習得して以降霰パやドクロッグ、メタグロス、ルンパッパに強いことが判明したほか、高い特防が特殊アタッカーに有利なダブルバトルで受けを行うのに役立ち、ブレイブバードの一貫性がドラゴンやカイオーガに対して活かされた。5割の確率でせいなるほのおのやけどを引けばユキノオーにテンプレで持たされていたきあいのタスキも貫通した。苦手なカイオーガやバンギラスもドクロッグやルンパッパで対策できたので、隙がなかった。
下馬評を覆す強みからWCS2010ジュニアリーグ優勝の実績を残した。この時のパーティもルンパッパとの組み合わせであった。
第五世代
ミュウツーのサイコブレイク獲得やゼクロムの登場もあったが、依然として霰パがGSダブルでは使用されていたため、需要は保たれていた。
隠れ特性としてさいせいりょくを獲得。 引っ込めることでHPを約33%ほど回復できるので、ブレイブバードの反動を実質なくすことができるように。しかし、当時この特性の個体はポケモンARサーチャーでのみしか手に入れることができない上に、強制的にレポートを書かれるため、性格厳選が非常に困難であった。
第六世代
ゼルネアスの登場によって禁止級伝説では数少ないフェアリー耐性持ちとして注目された。ただ、同複合タイプのファイアローがテンプレ厨パへの採用必須に近い状況となったため、枠を取れないことが多くなり、実際の環境では失墜した。ゲンシカイキ勢の登場によって霰パが環境から姿を消したのも大きい。
JCS2016オンライン予選各カテゴリベスト30選外、WCS2016各カテゴリベスト8進出者が誰も手持ちに入れずと、かつての栄光は見る影もなかった。
これまで専用技だったせいなるほのおがエンテイも使用可能になった。禁止伝説専用技が降格する初の例である。
第七世代
目の上のタンコブであったファイアローがはやてのつばさの弱体化によって環境から姿を消し、GSダブルで需要が戻った。
Zワザ、メガシンカ、ゲンシカイキなしのGSダブルサンシリーズとして行われたレーティングバトルUSUMリーグWCS2019ルールシーズン12では使用率22位を同ルールのシーズン13では使用率26位を記録。ウルトラネクロZ以外のZワザを解禁したムーンシリーズとして行われたシーズン14でも使用率24位を記録し、ホウオウの特殊耐久の程が分かる結果となった。
ウルトラホール経由で手に入れるホウオウのみ、もえつきるを覚えている。任意でほのおタイプを消すことができるためカイオーガには強くなるが、ゼルネアスには弱くなる。
第八世代
ステルスロックに強気に出られるあつぞこブーツを獲得。さいせいりょく耐久型としてはかなりの進歩。なお、せいなるほのおを上回る威力のフレアドライブをわざレコードで覚えられるようになったものの、こちらは反動技であり、これまで同様にデメリットが無いせいなるほのおを採用されることがほとんど。
シリーズ8の竜王戦ルールではTOD用のポケモンとして一定数活躍。ザシアンを選出すると途端にホウオウ入りのパーティに苦慮することになるため、対策必須と言える。ドヒドイデと共にひたすら交代を繰り返してさいせいりょくの発動を繰り返すコンビも強い。ホウオウとナットレイの相性補完を活かし、2体の苦手なポケモンをバンギラスで処理する「ホウオウナットバンギ」もメジャー構築の1つ。シーズン15は使用率32位を記録。
シリーズ8では物理耐久特化に近いわんぱく型として育成して物理技による出落ちを防げるようにした型が主流。持ち物はあつぞこブーツが大半。技はせいなるほのお、じこさいせい、ブレイブバード、じしんがテンプレ。
シーズン15最終6位構築には、いじっぱりで攻撃と素早さに努力値を各252振りして余りを防御に4振りした個体にもかかわらず、途中でヌオー、ガマゲロゲ、ラグラージへの打点と回復ソースになるギガドレインを元々覚えていたじしんと入れ替えて採用した型がエントリーされてた[1]。
シーズン17の最終5位構築には、その対策となるワイルドボルトを搭載した型のザシアンがエントリーされており、如何に上位帯でホウオウが警戒されていたかが窺える[2]。
一般的な育成論
ほのおとひこうの複合タイプの伝説のポケモンであり、ほのおポケモンでありながらじめん攻撃には強いが、その反面でいわ攻撃が4倍弱点となっている。 非常に高い特防と高い攻撃・特攻・HPを持つ。性格をいじっぱりやしんちょう、おだやかにして、物理アタッカーや特殊耐久型に育成すると良いだろう。自身がほのおポケモンであり、やけどを気にせず高い攻撃力を活かすことができる。防御は低めだが、せいなるほのおでやけど状態にできれば受けるダメージも軽減できる。 ライバルと言えるリザードン、ファイヤー、ファイアローと比べれば禁止伝説なので種族値が高いことと技がそれなりに豊富などから差別化は充分可能。
通常特性はプレッシャーであり、PP削りに役立つ。隠し特性はさいせいりょくであり、交換するとHPが回復するため耐久型はもちろんアタッカーも活用できる特性である。
前述の通り第5世代まで専用技としてせいなるほのおを保有していた(現在はエンテイも習得)。威力100命中率95で5割の確率でやけどを負わせられるという強力な技で、第4世代から物理技に変更となったため高いこうげきを活かすことができるようになった。ただしPPは5しかないため乱発はできない。
物理技の候補としては、タイプ一致のせいなるほのお・ニトロチャージ・ブレイブバード、それ以外ではじしん・しねんのずつき・アイアンヘッド等が挙げられる。 特攻も高いため特殊技の採用も難しくはない。候補としては、タイプ一致のだいもんじ・もえつきる・エアカッター、それ以外ではだいちのちから・ギガドレイン・10まんボルト・サイコキネシス・シャドーボール・ソーラービーム・めざめるパワー氷等が挙げられる。変化技の候補としては、でんじは・ふきとばし・じこさいせい・おいかぜ・めいそう等が挙げられる。
持ち物は、ラムのみやオボンのみ等が候補となる。とつげきチョッキならばさいせいりょくと相性が良い。じゃくてんほけんならば高い耐久から全抜きを狙える。じゃくてんほけん採用の場合はニトロチャージも欲しい所。
他の伝説ポケモンと比較すると、控えめな素早さ、パルキア、ゼクロム、カイオーガなど相性の悪い伝説ポケモンが多い点が弱点となる。特にカイオーガは特性あめふらし、ゲンシカイオーガになるとはじまりのうみを持ち、かつこんげんのはどうを持つため非常に相性が悪い。これは後ろにルンパッパ、ドクロッグ等を置く事である程度カバーできる。