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ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン

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ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
ジャンル RPG
プレイ可能人数 1人 (対戦・交換など: 2〜5人)
開発元 ゲームフリーク
発売元 株式会社ポケモン
販売元 任天堂
発売/配信日
日本 2004年1月29日
アメリカ 2004年9月9日
オーストラリア 2004年9月23日
ヨーロッパ 2004年10月1日
公式サイト

pokemon.co.jp (日本語)
nintendo.co.jp (日本語)

pokemon.com (英語)

ポケットモンスター ファイアレッドリーフグリーンは、2004年1月29日に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフトである。

概要

ファイアレッド・リーフグリーンは、赤・緑GBA用にリメイクし、ナナシマを追加したものである。GBAシリーズとの通信が可能。

殿堂入りまではランニングシューズおしえテレビなどの新道具、ナナシマに関するイベント以外はGB版とのストーリーは変わらない。ただ、出現するポケモンの種類や出現率が若干第一世代と異なっている。

本作で登場した特徴的な道具としては、バトルサーチャーボイスチェッカーなどがある。また、バッグ内の道具のグラフィックが初めて描かれた。わざマシンはわざマシンケース、きのみはきのみぶくろというたいせつなどうぐに収納される。

時間の概念が存在しない。よってイーブイエーフィブラッキーに進化できない。また、ポケモンコンテストの概念もないためコンディションも存在せず、ヒンバスミロカロスに進化できない。ただし、ルビー・サファイアエメラルドで十分に美しさを上げた個体であれば、ファイアレッド・リーフグリーン内であっても進化できる。

バトルタワーは存在しないが、7のしまにトレーナータワーという施設があり、頂上までどのくらいの時間でたどりつけるかを競う。カードeリーダー+にも対応。

また、本作とエメラルドにはワイヤレスアダプタが同梱されている(後にソフトのみの廉価版も発売)。ルビー・サファイアのきのみ問題を修正するプログラムも入っている。

ポケモン図鑑の説明文は以下のとおり。

  • 第一世代から登場のポケモンはファイアレッドが赤・緑と同じ、リーフグリーンが青と同じ。
  • 第二世代から登場のポケモンはファイアレッドがおよびソウルシルバーと同じ、リーフグリーンが金およびハートゴールドと同じ。
  • 第三世代から登場のポケモンはルビー・サファイア・エメラルドとは異なる新しいデータ。ファイアレッド・リーフグリーンともに同じ文である。
  • 第三世代初登場のポケモンは野生で出現しないため、ルビー・サファイア・エメラルドとポケモンコロシアム、ポケモンXDと通信しなければ入手できない(進化後が本作で入手できるルリリソーナノとキャンペーンで入手できるデオキシスは除く)。

「第8回 CESA GAME AWARDS」優秀賞・ベストセールス賞を受賞[1]

日本国内の出荷本数は2022年12月時点で318万本[2]。世界累計出荷本数は2022年12月時点で1172万本[3]

ハードなどのデータ

ファイアレッド
  • 型番:AGB-BPRJ-JPN
  • 発売日:2004年1月29日
  • 対応機種:ゲームボーイアドバンスおよび互換機
  • 新品価格:4,571円+税(ワイヤレスアダプタ同梱版)[4] / 3,619円+税(ワイヤレスアダプタ非同梱版)
  • ROM容量:128Mbit(16MB)
リーフグリーン
  • 型番:AGB-BPGJ-JPN
  • 発売日:2004年1月29日
  • 対応機種:ゲームボーイアドバンスおよび互換機
  • 新品価格:4,571円+税(ワイヤレスアダプタ同梱版) / 3,619円+税(ワイヤレスアダプタ非同梱版)
  • ROM容量:128Mbit(16MB)

世界観

前述のとおり、今作はカントー地方及びナナシマが舞台である。ストーリー前半はカントー本土が中心となるが、殿堂入り後はナナシマが中心となる。

グレンタウンのジム攻略直後、マサキに連れられナナシマの1、2、3の島に赴くのが、ナナシマの初登場である。1、3の島のトレーナーは、ほぼ平均的な強さと言ってよく、グレンジムの段階ではあまり苦戦はしないであろう。なお2の島にはトレーナーはいない。

殿堂入りし、オーキド博士に図鑑を全国版に拡張してもらうと、ナナシマの残り4つの島に行けるようになる。殿堂入り後のためトレーナーも強力。またネットワーク関連、ロケット団関連などのイベントがあり、殿堂入り後のストーリーも、金銀系には及ばないがやや長め。また点字解読が必要な場面もある。

また、タマゴの発見が可能な育て屋トレーナータワーなどの施設も殿堂入り後に使用できる。

オリジナル版との違い

  • 主人公の性別を選べるようになった。
  • ポケモンに特性性格性別が追加され、アイテムを持たせられるようになった。
  • ステータスが第三世代準拠のものに変更されている。そのため、とくしゅが削除され、とくぼうとくこうが追加されている。
  • 技が第三世代仕様のものに変更され、ポケモンの覚える技も変更された。他にもノーマルタイプだった一部のわざが変更されている。例としてかぜおこしひこうタイプに変更されている。
  • わざマシンが第三世代のものに変更された。第一世代のわざマシンで覚えられた技の一部はわざおしえ人から習得できる。
  • バトルサーチャーを使うことでトレーナーと再戦できる。
  • ゲーム開始時の操作説明、ヘルプ機能やおしえテレビ等、初心者に配慮した機能が追加された。増田順一は「自分の母にやって貰えるくらいの感じ」を意識したという。
  • 森や洞窟に入るときに一枚絵が表示される。
  • 第一世代に登場しなかったポケモンを入手するには、一度殿堂入りをしてぜんこくずかんを入手する必要がある。例えば、ゴルバットはぜんこくずかんを入手するまでクロバットに進化できない(条件を満たして進化画面に移行しても強制的にキャンセルされる)。
  • 新たなマップにナナシマが追加された。またナナシマではロケット団に関するストーリーが追加された。
  • ファイヤーの出現場所が変わった。
  • 最初に選んだポケモンによって、ぜんこくずかん入手後にスイクンエンテイライコウのうちの一匹がカントー地方を走り回る。
  • 片方のバージョンにしか出現しないポケモンがオリジナル版と異なる。オリジナル版ではヤドンは両方のバージョンで入手できたが、今作ではリーフグリーンでのみ入手できる、マンキーは赤のみ、ニャースは緑のみ入手できたが、今作では両方のバージョンで入手可能であるなど。
    • 特にヤドン系統は第三世代ではリーフグリーンでしか入手できない。つまり、ぜんこくずかんの完成にはリーフグリーンは必須である(逆にファイアレッドはポケモンXDがあればストライク等が手に入るので必要ない)。
  • 4のしまにある育て屋を利用することでポケモンにタマゴを産ませられる。5ばんどうろの育て屋も残っているが、オリジナル版と同じく一匹しか預けられないのでタマゴは入手できない。
  • ハナダシティにいる男に話しかけることで、拾ったきのみを使ってきのみのこなを作ることができる。きのみのこなはアイテムと交換できる。
  • ナナシマをクリア後、四天王が強化され第二世代のポケモンを使ってくるようになる。
  • BGMはリミックスされ、一部の場所では変更された。
  • ポニータブーバーの出現場所が変更された。
  • コイルレアコイルがでんき・はがねタイプに変更された。
  • 配布限定ポケモンとしてデオキシスが追加された。

旧作から変更されたシステム

  • ボックスに関してはSELECTキーを押すことでポケモンをワンタッチでつかむことができるようになり、Aボタンを押したまま十字キーを動かすことで複数匹を一度につかんで別のボックスに移動できるようになった(プラチナまで)。
  • ゲームスタートすると、タイトル画面に映っているポケモンの鳴き声が聞こえる要素が原作の第一世代以来に復活した。この仕様はダイヤモンド・パールとX・Yを除いて、ウルトラサン・ウルトラムーンまで続く。

スタッフ

ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーンのスタッフクレジットを参照。

音楽

GBA ポケモン ファイアレッド&リーフグリーン ミュージック・スーパーコンプリートを参照。

備考

  • ルビー・サファイア・エメラルドとまったく同じBGM(たとえば、戦闘勝利やジムのフィールド)や効果音が流用されている。ほかのソフトとの関係でこのようなことがあるのは、ブラック・ホワイトまでのソフトでは唯一である(ハートゴールド・ソウルシルバーのGBプレイヤーは別)。
  • ダイヤモンド・パールプラチナには、このソフトの捕獲成功時のBGMをアレンジした、通常の捕獲成功時のBGMとは別バージョンの未使用BGMが存在する[5]
  • 『ファミ通』のクロスレビューは40点満点中33点だった。

各言語版での名前

言語 名前
日本語 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
ドイツ語 Pokémon Feuerrote Edition und Blattgrüne Edition
英語 Pokémon FireRed Version and LeafGreen Version
スペイン語 Pokémon Edición Rojo Fuego y Edición Verde Hoja
フランス語 Pokémon Version Rouge Feu et Version Vert Feuille
イタリア語 Pokémon Versione Rosso Fuoco e Versione Verde Foglia
韓国語 포켓몬스터 파이어레드・리프그린 (Pocket Monsters FireRed ・ LeafGreen)

脚注

  1. CESA GAME AWARDS ==受賞作品詳細==、2022年9月16日閲覧。
  2. 一般財団法人コンピュータエンターテインメント協会『2023 CESAゲーム白書』、187頁。
  3. 一般財団法人コンピュータエンターテインメント協会『2023 CESAゲーム白書』、194頁。
  4. 発売当初は4,800円+税(税込5,040円)だった。
  5. ポケットモンスターダイヤモンドパールプラチナ 未使用曲集 Pokémon Diamond/Pearl/Platinum Unused Music leon yammar 2016/02/01 (YouTube、2021年3月22日閲覧)

関連項目

ポケットモンスターシリーズのゲーム一覧
本編 第一世代 赤・緑ピカチュウ
第二世代 金・銀クリスタル
第三世代 ルビー・サファイアエメラルド - ファイアレッド・リーフグリーン
第四世代 ダイヤモンド・パール (体験版)プラチナ - ハートゴールド・ソウルシルバー
第五世代 ブラック・ホワイト - ブラック2・ホワイト2
第六世代 X・Y - オメガルビー・アルファサファイア (体験版)
第七世代 サン・ムーン (体験版) - ウルトラサン・ウルトラムーン - Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ (体験版)
第八世代 ソード・シールド (鎧の孤島 - 冠の雪原) - ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール - LEGENDS アルセウス
第九世代 スカーレット・バイオレット (碧の仮面 - 藍の円盤) - LEGENDS Z-A
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