ゴローニャ/対戦
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ゴローニャの歴史
第一世代
この世代では全ポケモン中防御が第3位。 当時の中ではタイプ一致ボーナスの恩恵を受けないポケモンの中では最強の威力を誇るだいばくはつ、タイプ一致のじしんをレベルアップで覚えるという貴重な存在であった。対でんきタイプとしてはダグトリオよりもさらに強く、当時はめざめるパワーなどないのでサンダースに対しては一方的な強さを誇った。ニンテンドウカップ'97でも決勝進出者15人中1人が使用していたことなどから環境では多少なれど活躍できた。ニンテンドウカップ'98では決勝大会にはエントリーされなかったが、中部地方予選ではベスト8進出者中3人が使用し、同予選ではゴローニャ対策のカイリキーが優勝メンバーとなっていた[1]
ちなみにこの世代は物理アタッカー不遇の時代であり、全国大会クラスの物理アタッカーはダグトリオ、ケンタロス、ゴローニャ程度なものであった。
ただ、くさ、みずが4倍弱点であるため、強い弱いがはっきりしていた。展開期の環境ではサブウエポンとしてくさ、みずが蔓延しているわけではなかった、どころか一致のみず、くさの火力技を切る構築も珍しくなかったため、プレイングや環境読みによってカバーすれば弱点の問題はどうにかなかった。
第二世代
特殊分割で特防が上がり苦手なこおりタイプも弱体化したが、めざめるパワーの登場、ふといホネの獲得によりトップメタの一角に進出したガラガラを攻め切るためのみず、くさポケモンの需要増加、かくとうタイプの見直しなどから耐久面での脆さが目立ち始めた。いわ・じめんタイプとしても、はがねタイプと桁外れの防御が売りのハガネール、優秀な物理能力を持つドンファン、 能力は低めながらタイプに優れたヌオーなど、対抗馬に押されがちであった。カビゴンを攻め切れるガラガラやサイドンなど、同タイプの重火力系の陰に隠れることが多くなったが、のろいおよびすなあらしの追加、だいばくはつの仕様変更による強化などもあってスペック自体は決して弱くはなかった。この世代になってもじめん、いわで全ポケモンに等倍以上を取れるなど、一致技の範囲は広かった。
第三世代
ダブルバトルの成立によりだいばくはつの需要が増加し、特にルビー・サファイア期にはだいばくはつの火力1位のポケモンとしての個性があった。だが、ファイアレッド・リーフグリーンでだいばくはつがおしえわざ化したことによってタイプ不一致のだいばくはつ最高火力の地位はメタグロスに譲ることに。
第四世代
ドサイドンの登場によって同タイプの重火力系としては下位互換に感じられることも多くなったが、プラチナ以降はふいうちで差別化可能。それでも4倍弱点や鈍足がネックとなり、環境では目立った活躍はしていない。
第五世代
がんじょうの仕様変更によって、総合的に見ればだいばくはつの弱体化を補って有り余る強化を得た。パワーインフレの影響で一線級にはなり得なかったが、脂の乗った時期に差し掛かった。新技はボディパージ、ヘビーボンバー。隠れ特性としてすながくれを獲得したが、素早さの種族値45では上からみがわりを張って回避の試行回数を稼ぐことなど期待できなかった。
ゴローニャの場合一致で4倍弱点を突かれるとまずがんじょうが発動するだけのダメージを受けるため、耐久に努力値を振るだけ無駄という考えもあった。対面パが主体であったこともあって、この世代では攻撃と素早さに努力値を252振りした型がメインであった。
第六世代
攻撃の数値が10上がったこと、じゃくてんほけんの登場などから火力面では大幅な強化を受けたと言える。しかし、特性がんじょうを除けば特性ハードロックのドサイドンには火力も耐久力も技の範囲も勝てないので、差別化が大きな課題となった。メガガルーラによってがんじょうが貫通されるのも痛かった。2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の『カントークラシック』ジュニアカテゴリで21位、マスターカテゴリで17位の使用率を記録し、登場当初と比べると第一世代のポケモンの中での立場は比較的良くなったと言える。レート戦統計データを見るとじしん、だいばくはつ、ステルスロック、ストーンエッジorロックブラストというテンプレ構築が確立したことがうかがえ、シングルバトルではふいうちが好まれた。
一見するとワイドガードがあるがんじょう持ちであるためトリプルバトルに向いているが、雨パ、波乗りパが主流でれいじゅうランドロスを除くじめんがほぼ環境から全滅しているORASリーグトリプルバトルにおいて、みず4倍弱点というのは明らかに噛み合わなかった。
第七世代
リージョンフォームが追加された。そのフォルムではじめんタイプの代わりにでんきタイプとなり、隠れ特性エレキスキンを持つため、でんきタイプとしての火力は高い。こだわりハチマキを持たせたいじっぱりアローラゴローニャのエレキスキン込みのだいばくはつは、HPに努力値を全振りして防御に4振ったいじっぱりメガボスゴドラに最低乱数で107.3%のダメージとなり、確定1発。しかし、素早さが鈍足という割には中途半端なため、やる前にやられるかトリックルーム下でも抜かれる傾向があり厚遇されているとは言えない。アローラゴローニャの場合、受け出しされたポリゴン2を抜いて一方的にすてみタックルで殴り切るように調整するなど、仮想敵を定めて相手の意表を突くことが大切。例えば、4振り60族であるポリゴン2の素早さの実数値は81であるが、アローラゴローニャは準速にすると実数値が97になり、上を取れる。
ライバロリが紹介したリージョンフォーム統一パでは、ギルガルドをジメンZで処理する役割のポケモンとしてエントリーされた[2]。この世代におけるリージョンフォーム統一パはキュウコン、サンドパン、ナッシーと全体的にはがねで止まりやすいポケモンが多いため、確かにジメンZ型は合理的である。
JCS2018(全国ダブル)ライブ大会マスターカテゴリでは出場者中1人が使用し、じしゃく型のアローラゴローニャが使用されていることが報告された。それを使用したプレイヤーはいかりのつぼ+ぶんまわす型のワルビアルも使用していたが、スイスドロー4勝3敗に終わっている。
USUMリーグシーズン15のスペシャルレートはメガシンカなしでわざがゆびをふる限定の1匹選出シングルバトルとして行われたが、ゆびをふるから低威力の技が出がちなことを逆にじゃくてんほけんを安全に発動することに生かすことができる点からそこそこ需要を集め、使用率14位を記録。
一般的な育成論
第八世代のVer.1.2.0時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。
種族値としては攻撃・防御に優れるものの、同じタイプ構成のドサイドンと比べステータス面では素早さ以外負けているのが難点(とくぼうもこちらの方が上回るが、微々たる差である)。じたばたがドサイドンとの差別化点になると言えばなるが、その場合は最大ダメージを出せるように特殊耐久最小の個体を使うなど工夫が必要。同じがんじょう持ちのいわポケモンであるイワパレスとはだいもんじを覚える点などで差別化しよう。
攻撃技はじしん、ストーンエッジ、ほのおのパンチ、かみなりパンチ、アイアンヘッド、アームハンマーが候補となる。
補助技はロックカット、みがわりが候補となる。先手を取れるようにしたり交代読みの負担を減らすことができる。
性格はいじっぱりがお勧めである。ただしトリックルーム下であればゆうかんにしてもよい。
特性はがんじょうほぼ一択。相手の攻撃を耐えてロックカットからのロックブラストのコンボが強力。これにより、ライバルのドサイドンと、同じぐらいの強さになったといえる。逆にいしあたまは特性を活かせる技が無いに等しいので、非推奨。
アローラのすがた
初のいわ、でんきの複合タイプとなる。能力の育成方法はあまり変わらないが、かみなりパンチなどが技候補として挙がる。みずタイプに対して反撃の武器を持ったものの自身も弱点であることは注意。ほかの弱点はくさ、かくとう、じめんと減ったものの、じめんタイプが4倍弱点になる点は注意。じめんタイプのわざ、特にじしんを持たせているポケモンは結構多い。
新たに得た特性のじりょくは、はがねタイプが逃げられなくなっても自身にそこまで有効でもないので(じしんを覚えさせれば対抗はできる)、やはりがんじょうの方が安定する。その場合、ワイルドボルトはアンチシナジー。かみなりパンチがでんきの主力技になるが、やや威力不足は否めない。
隠れ特性はエレキスキン。これによりノーマルタイプの技がでんきタイプとなり火力も上がるため、この特性であればからげんきなどがメインとなり、だいばくはつも大幅に強化される。ただし、だいばくはつでさえも無効化されてしまうじめんタイプには非常に弱いことには変わりない。
じめんを呼ぶのでボルトチェンジの使い勝手が悪くなりがち。起点型にするならボルトチェンジを切って、ステルスロック、ほえる、なげつける(でんきだま)、じしんという技構成にするのが無難。
脚注
- ↑ ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)
- ↑ 【寄稿記事】ライバロリバトル講座 第11回「リージョンフォームのポケモンだけで対戦!」 ポケモンだいすきクラブ 2018.05.28(2018年11月26日閲覧)