道路・水道
道路(どうろ)及び水道(すいどう)とはポケットモンスターシリーズにおいて、街と街、または街とダンジョンを結ぶ道である。
概要
道路は、長かったり狭かったり曲がりくねっていたり、また岩や木、段差などの障害物があり、必ずしも通りやすいというわけではない。大抵深い森か、崖などで仕切られた空間となっており、接続方向以外へ抜けることはできない。水道の場合は、水上に突き出た岩によって分けられる。
道路には草むらがある場合が多く、大半の場合がよけることができない。また、ポケモンを持ってない状態で最初の道路に入ろうとすると、必ず誰かに呼び止められて先へ進めない。ホウエン地方とシンオウ地方には背の高い草むらがある道路もあり、じてんしゃで通行することはできない(ORASではじてんしゃ通行可)。
また、道路には目が合うと(主人公がトレーナーの向いている方向の直線上で、ある程度近さの範囲にいる場合)主人公に勝負を仕掛けてくるポケモントレーナーもいる場合が多い。第一世代では同じ姿勢で勝負をまっているが、第二世代からはトレーナーが回ってほかのトレーナーを探して勝負を仕掛け、第三世代からは走り回って探すことが加わり、第四世代からは走っては1周回転して探すことが加わる。だが、トレーナーからかかってくる電話によれば、彼らもまた主人公同様に、草むらのポケモンと戦ったり、他のトレーナーと戦ってポケモンを鍛えているようである。ただし、全ての道路にいる人物が勝負を仕掛けてくるトレーナーということではなく、単に会話をしたりアドバイスをくれるだけのキャラクターもいる。また、ストーリーの一番最初の道路では、どのシリーズでもお馴染みでトレーナーが1人もいない。水道では、水上にはかいパンやろうやビキニのおねえさんといったみずポケモンを使用するトレーナーが多い。浮島にはつりびとが多い。
道路にはトレーナーが落とした物と思われるアイテムが落ちていることが多く、主人公はこれらのアイテムを拾って自分のものにすることができる。(持ち主に届ける落し物も一部ある)アイテムは、「アイテムボール」と呼ばれるモンスターボールのような見た目をして落ちており、どのようなアイテムか拾うまで判別できない。(場合によってはアイテムボールに扮したビリリダマ、マルマイン、タマゲタケやモロバレルであったりもする)アイテムボールは単純に見つかる場合も多いが、木の影や、建物の後ろなどに隠れて見えないものも多い。また、アイテムボールとしても見えず、完全に隠れたアイテムも存在し、ダウジングマシンというどうぐ(あるいはアプリ)を用いることで見つけることができる。
道路は、各地方で数字によって命名されているが、一部数字のつかない道路もある(ナナシマは全て固有の名前が付けられている)。
パルデア地方には道路や水道が存在しない。
道路の体系
数字のつく道路
第九世代までで、数字のつく道路(-ばんどうろ)は、184存在する。
- カントー地方:1ばんどうろ - 28ばんどうろ
- ジョウト地方:29ばんどうろ - 48ばんどうろ
- ホウエン地方:101ばんどうろ - 134ばんすいどう
- シンオウ地方:201ばんどうろ - 230ばんすいどう
- イッシュ地方:1ばんどうろ - 23ばんどうろ
- カロス地方:1ばんどうろ - 22ばんどうろ
- アローラ地方:1ばんどうろ - 17ばんどうろ
- ガラル地方:1ばんどうろ - 10ばんどうろ
見ての通り、カントー地方からシンオウ地方までの道路番号は続きとなっており、日本の国道などの名付け方が近い。また、イッシュ地方以降の道路番号はカントー地方の道路番号と被っており、他の地方と隔絶されたようである。
固有名のつく道路
ちかつうろなど、固有の名称が付けられている道路も存在する。あるいは、デコボコさんどうやトキワのもりやトウカのもりなど、草むらがあり通行できるすべてのエリアがエンカウントするわけではないため、ダンジョンとの区別がしづらい道路も存在する。また、ナナシマの道路は全て固有名が付けられている。カロス地方の道路は全て別名が設定されている。
道路と水道
道路
道路は陸地に存在する道のことであり、殆どが道路に属する。森であったり、砂漠であったり、平原であったり、山がちであったり、沼地であったり、海岸であったりとその地形は様々である。いくつかの道路はてんきが変わるものもある。ほとんどの道路は普通に晴れている(てんきの変化なし)であることが多いが、大雨の降っている道路や、砂嵐の発生している道路、霧がかかっている道路や雪(霰)が降っている道路もある。天候の変化はバトルに影響を及ぼすだけでなく、視界の悪化を招く。
上述の通り、草むらが存在する道路が多い。トレーナーはその土地柄によって様々であり、たとえば序盤であればたんパンこぞう、むしポケモンの生息している道路にはむしとりしょうねん、終盤の険しい道ではエリートトレーナーなど多種多様なトレーナーが主人公に勝負を仕掛けてくる。
水道
水場(主に海)が大部分を占める道路は、水道と呼ばれる。なみのりなど、水上専用の移動手段によってしか通行する手段がないと言っていい。(一部水道は船で移動することも可能だが、その操作はできない)かいパンやろうやビキニのおねえさんといったトレーナーが多く存在する。ジョウト地方ではうずしおで消せる(ハートゴールド・ソウルシルバーは渡れる)渦が、ホウエン地方、イッシュ地方には、ダイビングをすることができるスポットが存在する。水上では、草むら同様に野生のポケモン(その水辺に棲んでいるポケモン)が飛び出してくる。カントー地方やジョウト地方、ホウエン地方の海辺ではメノクラゲが出現することが多い。なみのりを使うには特定のジムバッジが必要となるので、水道はそのバッジを獲得してから攻略が可能となる。ただ、ブラック・ホワイトは唯一、特定のバッジがなくてもなみのりを覚えたポケモンの交換によって、即座に使用できる。